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【詩】投げ掛けているんだ

隣にいることがあまりに幸せだった

君を失ったことは 喜ぶべきことだったろうか

去っていく姿に胸がひどく痛んだ

君と出会えたことは 悲しむべきことだったろうか


どんなものより大切な人を失くして

その中で確かに大きくなったこころ

からっぽになったところであの日々は

目が痛くなるような輝きを

けれど淡く優しい光を

当然のように投げ掛けているんだ


ちょびっとの悲劇

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