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25歳、退職してフリー家事代行をする理由~大学時代②~

こんばんは、家事代行のちょうこです。
引き続き家事代行を始めた経緯について書いて参ります。


就活をきっかけに、これからのキャリア形成や
日本の今後について大きく考えていたとき、
何気なく立ち止まった本屋さんで出会った一冊が
私の人生の方向を決めた大きなきっかけになりました。

東大で社会学者をされている古市憲寿さんのこちらの本。
この本の内容を簡単に説明すると

子育て支援こそ、今の日本が力を入れるべきことだよ!!

という事です。
というのも、そもそも私たち日本人は

「母」

というものに対して求めるものが多すぎました。

多くの人々が想像する「母のあるべき理想的な姿」というのは、
それこそサザエさんでいうフネさんのような
専業主婦でいて、子育てと家事に対して
家族の中の誰よりも時間をかけて行っている

そんなイメージを持つ人、そんな母で在りたいと思う人もまだまだ多いようですが(実際に栄養科の友人は、口をそろえて早く専業主婦になりたいと言っていた)

この本では
そもそも男性が働き、女性が家を守るという家族構造は直近数十年の話に過ぎないという事。

昭和の時代は終わったのだという事。
終わったにも関わらず、
・子育てする女性を取り巻く環境、社会は優しくないという事
・地域全体で子育てをする文化がなくなった今、子育てをする世帯は子育ての全てを自己解決せざるを得ない状況へ追い込まれてしまっているという事

を明確に伝えてくれました。

子育て世帯を子育ての負担から解放するためにも
子育て支援というのは充足させる必要が大いにあると分かったのですが

効果はそれだけではなく、

乳幼児期から保育のプロによる子育て支援サービスを実施することによって
その子供の将来の人間性(思考力、行動力など)にも大きく影響する
のだという事が分かりました。

そして何より
直近の日本で子育て支援を充足させるために必要なのが
保育園の受け入れ枠の確保
そして
保育に誇りをもって働き続けてくれる保育士の存在なのだと分かった時、


私は自分の母の事を考えていました。


私の母は、保育士として当時15年以上
私たち3姉妹を育てながら働き続けてくれました。

いつでも忙しく、朝は早く夜は遅い母。
周りの友人の家はいつでもお母さんが自宅にいるのにも関わらず
なぜ自分の母は家にいてくれなくて、他の子と一緒にいるのか。

そんなやきもちから母の仕事を応援してあげられず、
家の中でもサポートしてあげられていなかった自分の小ささが分かりました。

父も家のことは母に任せきりのタイプの人間だったので
今よりも共働き世帯に対する風当たりも強い中

母は仕事と子育てを貫き、私たちを育て上げてくれた

そんな母の頑張る姿を、もっと応援してあげたかった。
母自身が自分を犠牲にすることなく、やりたいことをもっとできるように協力してあげるべきだった。

と、ひどい後悔の気持ちが残りました。

当時母は末っ子である私の就職を機に保育士を引退する予定だったので

母のことは現役で応援してあげられなかったけれど、
母のように誇りをもって働いている保育士さんを応援したい。
働きながら子育てをしているお母さんやそのご家族を応援したい。

働いていたとしても、家族の時間を作れる機会を増やしたい。
家族で食卓を囲み、団らんできるきっかけを作りたい。
そしてもっと多くの子供たちがのびやかに成長できるような社会を作りたい。
日本の家庭の食卓を、もっと豊かにしたい。

そう考えるようになり、
食育活動、保護者の支援、保育士のサポート、子どもの成長

それらすべてに関与できる
子育て支援事業の業種へ進もうと決意したのでした。


続く

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