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春のはじまりにお店でも家でも食べたくなるタンメン

急に春になって、気持ちと体が追いつかない。

体がざわざわと落ち着かない。

頭はふわふわしている。


こんなときに、なぜかよくタンメンを食べる。
野菜がどっさりのった、塩味のタンメン。

実はこんな時だけじゃなくて。
湯麺タンメンが、好き。

野菜がいっぱいの安心感。
塩味の軽快さ。
程よいボリューム。

少し白濁した、トロッとしたスープ。
シャキシャキ感が少し残ったキャベツ。
歯触りがいいモヤシ。
しっかり噛み応えのお肉。

具をいっぱい食べてから、ようやく麺にたどり着く。

ズズ~ッとすすって、
「ふうっ」とひと息。

普通のラーメンもいいんだけど。
湯麺の方が親しみがわく。

ラーメンはあまりに種類が多すぎて、こだわりとか、○○系とか、わからない。
もはや自分が何系を好きなのかも、わからない。

その点、タンメンは、タンメン。

野菜たっぷり、あっさり目の塩味、安心感。

「ここに行くとタンメンを頼んじゃうなあ」というお店が、会社の近くに2軒くらいある。

どちらも超庶民的。
昔ながらのカウンターがあって。

頼んでから、ジャッジャと炒めてくれる。
その音を聞くのも好き。

「はいおまちっ」
出される器にこぼれそうな、具だくさん。

アツアツ。

いつもと同じ。
ほっとする、味。


家でもよく作る。

息子はしょうゆ味より、塩味が好きなので、家のラーメンは基本塩味を買う。私も塩味が好き。

家で作るのはちょこっと手間がかかる。

麺をゆでて。
お湯は別に、スープ用に沸かして。
ゆでたお湯でもいいんだけど、別にしたほうがスッキリした味になる。

お肉に下味をつけて。
私は山椒とコショウ、余裕があったらお酒をまぶす。
お肉を2,3分炒めてから、にんじん、玉ねぎ。
少ししてキャベツ、大きく炒める。
最後にもやしとニラを入れて、豪快に混ぜる。

スープはついているものを使うことが多いけど、鶏ガラスープ、お酒、塩コショウで作ることも。

スープと麺をどんぶりに盛って、炒めた肉野菜をたっぷりのせる。

仕上げにコショウをパラリ、ごま油をタラリ。
ラー油も合うので、途中で味変に入れたり。

この間は息子が作ってくれた。
これも子どもに引き継ぐ味になる・・・のだろうか。
かんたんなお昼ごはん。

ハフハフッて食べて、すすって。
やっぱり「ふうっ」っていっちゃう。

なんだか体が落ち着く。

野菜のせい?
スープのおかげ?

季節の変わり目の、心身が不安定な時にうれしい。
私にとって、そんなメニューの一つ。


今度は春キャベツで作りたいなあ。
もう出ているかなあ。

年中食べるけれど、私にとってタンメンって春の味なんだな。





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