不機嫌の原因とその伝え方を考える

息子が小さい時、すねたり急に機嫌が悪くなったことがよくありました。
でもちゃんと理由があるときもあったんです。
それを知ることができたときのことを思い出しました。

でもこれ、大人にもある気がしますね。自分の不機嫌と夫とのやり取りを考えてみました。

温泉で不機嫌が直った時

息子が4，5歳の時に家族3人で温泉に行きました。
子どもにも優しい宿で、楽しい滞在。

浴場からの帰り道に水飲み場がありました。
美味しい水を飲めるようになっています。

お風呂上りに毎回水を飲みたがる息子。
「こんなに飲んで、ごはん前におなかがふくれないかな？」
なんて思っていました。
「お母さんは？」と聞くので、
「今はいいかな」と答えたら、急に機嫌が悪くなりました。

ムッとして座り込みます。
「どうしたの？」と聞いても黙ったままです。
しばらく待っても変わらないので、困ってしまいました。

立っていた私は息子の隣にしゃがんで
「どうしたの？」と顔を覗き込んで聞いてみました。
すると私の顔をちらっと見上げて、
「・・・あのね、お母さんにね、お水をあげたかったの」

「そうだったんだ！　ありがとう。じゃあ、ちょうだい！」というと、急に笑顔になって水を汲んで、
「はい！」と出してくれました。

はっきりと覚えているのは、珍しいことだったからです。
普段はわからないまま、時間がなかったり、叱ったりして過ぎちゃいます。
だからこの時はとてもうれしかったです。

着替えたくない理由がわかった時

さかのぼりますが、もっと小さいとき、2，3歳の時にもそんなことがありました。

朝の支度の忙しい時でした。
着替えなくてはいけないのに、逃げ回って着替えようとしません。
追いかけたら、廊下に座り込んじゃいました。

「着替えたくないの？」
「うん」
「でもパジャマでは保育園に行けないよ」
「・・・・・」

ため息をつきながら息子を見ると、着ているパジャマを大事そうに触っています。もしかしたら、と思って
「このパジャマ、好きなの？」と聞くと
「うん！」
「脱ぎたくないの？」
「うん！」

それは小さな車の絵がいっぱい描かれた水色のかわいいパジャマでした。
息子はその頃、ミニカーが大好きでした。

「そっかあ。大好きなんだね。だったら洗って、また着ようね」というと、
「うん！」と笑顔になって、着替えを始めました。

この時もたまたまわかったから、鮮明に覚えています。

子どもの気持ちをわかることができたら、対応もできるし、うれしいし、つながった気持ちになります。
でもなかなか難しいですよね。

大きくなって、言葉で説明できるようになったからといっても、そうそう話してくれるわけでもありません。

夫とのやり取り

大人でもそうじゃありませんか？

私もしょっちゅう「どうしてわかってくれないんだろう」って思っています。
夫は「いわないとわからないよ」といいます。

でもいうのがいやな時も多いんですよね。
いうと命令しているみたい、と思ったり。
「こんなことまでいわなきゃいけないの？」と思ったり。

ただそのままだと機嫌が悪くなって、片付ける音が大きくなったり、ブツブツいったり、ムッとしていたりして、大変よろしくない。
よろしくないことは自分でもわかっています。
でも説明するのもいや、みたいな。以下繰り返し。

私の夫はやさしいですし(逆切れしないのが素晴らしい)、私の機嫌が悪いのには割合と敏感です。
でも、家のことには気がつかないことが多いんです。しまわないとか、戸が開けっぱなしとか、物を落としたまま拾わないとか(以下略)。

さて、どうしたらいいんでしょう？

いうとしたら、
１．見つけたその場で、冷静にいう。
２．自分の機嫌が悪くない時に、まとめていう。

怒らないでいうことが大事です。
怒っていうと、怒りを収める方向にいってしまって、解決するべきことを忘れやすいんです。

ちなみに、上記の2点を試してもあまり改善するわけではありません😅
すぐ忘れちゃうんですよね～💦
私もですけど。
でも冷静に伝えられたことに満足できる気がします。

まとめ🙌

１・まずは不機嫌原因を考える。
２．自分が不機嫌な時は冷静に理由を伝える。
３・原因を作らないように、お互いに努力する。

３．はまだ遠いんですけど、少しずつ。

夫もいいたいことをがまんしているようです・・・これから少しずつお互いにいうようにしないとね。
難しいけど。

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