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小規模事業人脈作りのコツ②ビジネス成功の「浅はかな営業戦略」

もし、貴方が独立したばかり、
もしくはフリーランスで働いていてお仕事に繋がる人脈を広げたいと思っていたら、参考になさってください。

私は28歳の時に、独立し、キヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)やキヤノングループ企業を中心に人材ビジネスの営業で、
一人で営業売上1億円近くまでに伸ばしました。

もちろん私は一零細企業として産声をあげたばかり。
大手企業のようにブランド力もないし、資本力もありません。

そんな私が営業で成功していったのにはもちろん自分なりの「浅はかな戦略が有りました。

人は会社にいるあいだ在職中は、
「キヤノン販売の田中です」
「IBMの佐藤です」
「JR東日本の斉藤です」

当然ながら、離職してしまうと、紹介のこの冒頭の会社部分が抜けます。

田中です。佐藤です。
といったところで「以前○○に勤務していた」など説明をつけなくてはいけなくなります。

つまり
個人はノーブランドであることから始まります。
ノーブランドは何も売る物がなくなります。

何を売るか?
個人を売るのです。個人の信用と人脈で物を売る。
このことを自覚できる方は、成功のスタートを切っていると思います。

個人の信用と人脈作り、そのために何をすればいいのか?

私は、大手派遣会社から派遣社員としてキヤノンの子会社に派遣されていました。これも、もちろん偶然ではなく、派遣社員になる前はキヤノン販売の代理店に勤務していたのです。

結果
キヤノン販売という組織、製品、キヤノン販売の営業マンを

よく知っていたのです。

これが私の大きなアドバンテージになりました。
人はターゲットとなる会社や個人をよく知っていること

この人脈の中に自分の人脈を形成していくと、人が人を紹介してくれます。

夕方は皆さんが出没するであろう本社近くの居酒屋をうろうろ、スタッフとともにビールを飲みます。
するとほどなくして、知り合いの営業マンに合い挨拶をします。
そして一緒に来ている同僚を紹介していただけます。
週に2回は近所の居酒屋に張り込みました(笑)

請求書も郵送せずお届けします。
できるだけ接触の機会を増やし、動向を聞きます。

すると
「大和さんに仕事お願いすると、うちの会社の就業時間や製品を言わなくてもみんなわかっているから、他の派遣会社にお願いするより、ずっとスムーズにことが運ぶよ」

キヤノンの社内で皆さんが私を紹介してくださるようになりました。
大手派遣会社にない優位性です。

仕事をしていると情報も手に入ります。新製品情報や
「新規事業の部署に人が足りないから挨拶に行くといいよ」
と言う情報までくださいます。

現場が大切なのです。
立派なHPを作るより、広告宣伝費にお金をかけるより、
個人は接触の機会をどんどん増やし、自分がどうやってこの方の役に立つかを考えるのです。

勿論それに応える誠実な仕事をしていました。
派遣スタッフだけでなく、請け負う仕事も品質の高い物であったために継続してお仕事をいただけるようになったのです。

結果、一人で独立し自由が丘のワンルームでスタートした零細企業は、1円も広告費をかけることなく、大きく売上を伸ばす結果になりやがて恵比寿の家賃120万円の事務所に引っ越せるまでになりました。

個人事業だからできる信頼
ターゲットをよく知っているという優位性

この人脈獲得のためには「浅はかな営業戦略」があり、それが当たったと言うことなんですね。

次回へ続きます。


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