銭湯のおじいちゃんから学んだこと
どうしてもサウナに入りたくて銭湯へ向かった。そこには下半身が麻痺しているため、上半身の力だけで移動しているおじいちゃんがいた。おれはいつもそういう人が一生懸命移動しているとき、言葉にするのが難しい何かを考えている。
それは「かわいそうだな」みたいなそういうことでは決してない。手を差し伸べるべきなのかどうか、手を差し伸べれば「そんな扱いするな」と思われるかなとか、そもそもお互い同じ人間だしな、人間の本質は身体ではないから考えすぎかなとか、でも自分には若さと健康があるからそれを