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茅原実里さん河口湖20周年ライブ応援記事~開催まであと1ヶ月になりましたので!

…応援している私としては、ここらでひとつご紹介などしておこうかと。

茅原実里さんという方がいます。歌手・声優としてデビューしてから今年で20周年を迎える彼女が、その記念すべきライブを風光明媚な富士河口湖町にある河口湖ステラシアターで8月3日(土)~4日(日)に行ないます。

河口湖ステラシアター

ライブ概要

茅原実里 20th Anniversary Live “Historical Parade”
公式コピー:
一度でも応援してくれたひと、いつも応援してくれるひと、あたらしく応援してくれるひと、すべてのひととのパレードに。
日時:
2024年8月3日(土) 15:30開場/16:30開演
2024年8月4日(日) 15:30開場/16:30開演 
会場:
河口湖ステラシアター
チケット:
現在、一般発売実施中(2024年7月5日更新)
SS席 ¥55,000(Sold Out) / S席 ¥16,500 / A席 ¥5,500 / B席 / 3,300 / 車椅子席 ¥8,250 各席とも応援グッズ(フラッグ)付き

茅原実里さんについてカンタンに紹介

ざっと書きます。栃木県宇都宮市出身(主に育ったのは埼玉県とのこと)。2004年に声優・歌手としてデビューを果たしました。以後、紆余曲折を経て2006年にアニメ作品「涼宮ハルヒの憂鬱」にて長門有希の声を担当したことで知名度が上昇。そのキャラクターソングである「雪、無音、窓辺にて。」を歌った流れから、ハルヒの音楽プロデューサーであった斎藤滋氏によってランティスレーベルでの歌手活動を開始するに至りました(こうして書くと全然カンタンじゃないな…)。

▲再生すると、キョン(CV.杉田智和)と長門有希(CV.茅原実里)のやりとりあたりから聴くことが出来ます。,

デビューこそ2004年となっていますが、彼女の現在に繋がる音楽活動の原点となったのは2007年1月に発売されたシングル「純白サンクチュアリィ」と言って良いでしょう。クリスタルボイスと称された透き通るような声質と、際立った特徴的な発声の仕方はこの時から発現しており、彼女の存在価値を唯一無二のものとしていると思います。

▲「純白サンクチュアリィ」2007年1月24日発売
歌:茅原実里 / 作詞:畑亜貴 /  作曲:菊田大介

興味がある方はこちらのnoteもどうぞ。「純白サンクチュアリィ」が生まれる過程が音楽プロデューサーの視点から語られています。

以降はアニメ声優系の歌手として飛躍的にその知名度を上げていきました。順当にシングル、アルバムのリリースを重ね、二度の武道館ライブ、アニサマへの出場、後述する河口湖サマーライブの毎年開催など、その躍進ぶりは目を見張るものであったと言い伝えられております。

また声優としての活躍も見逃せません。当時大ヒットしたラノベ発「涼宮ハルヒの憂鬱」をはじめ、「らき☆すた」「みなみけ」「境界の彼方」「響け!ユーフォニアム」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」など、多くの著名なアニメ作品に出演されました。近年の著名なゲーム作品では「メメントモリ」に出演。人工的に作られ、心を持たないはずのホムンクルスの少女「A.A.」が初めて自分に生じた感情らしきものと向き合い、戸惑う様を演じています(長門有希といい本当にこういうのハマリ役だこの方…)。

▲「メメントモリ」MV】A.A.(茅原実里)「Ⅶ. THE RUST」(Special Ver.)
近年の茅原実里さんによる演技と歌が味わえる映像となっております。

茅原実里さんと河口湖との繋がり

茅原実里さんは2009年の8月1日~2日にかけて、山梨県富士河口湖町にある河口湖ステラシアターという音楽堂にて初の野外ライブ「SUMMER CAMP」を開催しました。以降、この河口湖ステラシアターでのライブは「SUMMER DREAM」「SUMMER CHAMPION」と開催名を変えつつも、音楽活動を休止する2021年まで13年にも渡って続く恒例行事となっていったのです。

人間だって10年以上も顔を突き合わせていれば、お互いに気心も知れてくるというもの。茅原実里さんと富士河口湖町の関係はどうだったのか。

それは、これらの写真が能弁に語ってくれています。
(すべて筆者撮影)

河口湖駅。SUMMER CHAMPION 2021の時
SUMMER CHAMPION 2021開催にあたり
富士急行が用意した特別列車
河口湖ステラシアター支援者プレート
左上の場所はは茅原実里さんの特等席
河口湖ステラシアターの傍に佇むハナミズキ
町の皆様が寄贈してくださったというもので
なんと茅原実里さん自らが植樹されました
ステラシアターのすぐ近くにあるコンビニ
ファミリーマート船津登山道店
SUMMER CHAMPION 2021のとき
店内に置かれたメッセージボード
店内も茅原実里さんのポスターでいっぱい
ファみのりんマートと呼んでいます(笑)
店長の鈴木さんは人呼んで「河口湖の母」
茅原実里さんのことを大切に思っています
富士河口湖町制20周年記念ライブのとき
この手作り感が何とも愛おしいですね
河口湖のショッピングセンターBELL
こんな大きな商業施設の中にも…
2023年末に行なわれた一人芝居「ヘルプミー」
壮観なまでに並ぶポスターの列よ
ショッピングセンターBELLに茅原実里さんご本人が訪れ
運営会社の社長とご対面されたこともありました
富士河口湖町広報誌の表紙を飾った茅原実里さん
町制20周年記念ライブではなんと
当時の町長がステージでご挨拶されました

茅原実里さんがどれほど富士河口湖町の中に溶け込み、触れ合い、愛されてきたか。これらの写真やコメントからそれが伝わりますでしょうか。

「あの方が連れてくるお客様なら大丈夫」

この言葉は河口湖ステラシアターのふるさと納税トークショーだったか、もしくは音楽熱想だったかで語られたものだったと思います。どこで聞いたかは失念してしまったのですが、富士河口湖町における茅原実里さんの信用を良く表したものとして強く印象に残っています。

そう、茅原実里さんはファンを大切にするのと同じように、自身がライブを行なう富士河口湖町そのものとの繋がりを、そこに住まい、営む人々との絆を大切にしてきたとのこと。河口湖ステラシアターの野沢館長は、茅原実里さんについて次のように語られました。

「実里さんが素敵だったのは、ファンの皆さんに本当に楽しんでいただきたいということで、事前に必ず来られて、お店の方々に自分のコンサートのときにファンの方々に楽しんでもらいたいんで…とご挨拶されていたこと。各店舗の方とも親しくされているということもお聞きしています。実里さんの受け皿として、地域ぐるみでお手伝いをさせていただいています」

2023年8月26日ふるさと納税トークショー、野沢館長のお話
(私のメモより抜粋。文言はおおよその内容です)

そんな茅原実里さんの足跡を示す資料がこちら。

この河口湖周辺ガイドマップのようなドキュメントは、現在も茅原実里さんのマネージャー的な働きをされている黒瀬さんが2017年のライブ(SUMMER DREAM 5)終了後に企画、作成されたものだそうです。これを作成するために現地のお店を訪れた黒瀬さんは、行く先々で「茅原実里さんのファンの皆様は本当にマナーが良くて云々…」という話がそこかしこで出てきて、それに凄く感銘を受けたというエピソードを語っておられました。

実際に私も何度かの河口湖方面で同じような経験をしました。茅原実里さんが来た時の思い出を目を輝かせながら語る富士急行の方。河口湖駅にて私がファンだと知ったお店の方の満面の笑み。飲食店で茅原実里さんの名前を出した時に店員さんが見せた嬉しそうな表情。

私が立ち寄ったイタリアンレストラン「verde」
店員さんと茅原実里さんのお話が弾みました♪

そして皆様が口を揃えて仰います。「茅原実里さんのファンは礼儀正しい」「ちゃんとしてる」「マナーが良い」と。

私は自身がそこまで出来た人間だなんてひとつも思っちゃいませんが、やっぱりそう言われると嬉しいもので。あらためて「みのりん(茅原実里さんの愛称)のファンで良かったな」って思うのと同時に、「みのりんのファンとして恥ずかしくない行動をしなきゃな」って気持ちになります。

「あの方が連れてくるお客様なら大丈夫」

自分の応援する対象がこんな風に言われているなんて、ファンとしてこんな嬉しいことがあるでしょうか。

昨今はいわゆるオーバーツーリズムと呼ばれる状況が観光地を悩ませております。ことに河口湖駅付近で起きたあの件などは、同じく河口湖を訪れる者としてとても痛ましく受け止めております。

このようなご時世であろうとも、茅原実里さんに導かれて河口湖の星の下に集う私たちが、これからも富士河口湖町の皆様と良い関係を築いていけますように。茅原実里さん共々、いつまでも地元の方からこんな風に言ってもらえるような私たちであれたらと、そう願ってやみません。

茅原実里さん歌手活動を休業、そして再開!!

そんな茅原実里さんですが、2021年末をもって歌手活動を休止されました。

上のリンクは神奈川県民ホールで行なわれた(ラスト)ライブの動画です。音楽活動休止の区切りとして2021年11月18日に発売されたミニアルバム「Re:Contact」は、それまでに茅原実里さんに関わった作詞家・作曲家・編曲家の方々が制作に携わっており、非常にメッセージ性の強いものとなっています。

歌手活動を休止された心境についてはご本人が立ち上げた公式YouTubeチャンネルにて、そしてこれも何と河口湖にて語られています。どんだけ河口湖なのかこのお方。

なぜ茅原実里さんは歌手活動を休止する決断をなさったのか。そこに至った理由については上記リンクの動画を見ていただくか、または私の下記noteにまとめているのでそちらをご参照いただけると幸いです。

歌手活動は休止しても、表現活動を止めてしまったわけではございません。それまで所属していたホリプロインターナショナルを離れてフリーとなり、公式YouTube「ミノリズム」をご自身で立ち上げてから、歌こそ歌わずとも露出自体は逆に増えたんじゃないかっていうくらい、それはそれはアグレッシブに活動しておられました。

そして歌うことを封じて迎えた2022年の年の瀬。彼女はついに新たな表現を世に問うに至りました。「自身にしかできないエンタメ」と称して行なった一人芝居「メリーの不思議な夢」の上演です。この会場として選ばれたのがこれまた何と河口湖円形ホールという…。しかも劇の内容やそこに至るまでのプロフィールが河口湖周辺に絡んでいるという念の入りようです。

なおこの翌年に同じく河口湖円形ホールで開催した一人芝居「ヘルプミー」もまた、河口湖カラーの強い物語となっています。いやむしろ甲府市まで話に出てくるので、やまなし大使としてのお仕事をも果たしたと言えます。

茅原実里さんの一人芝居は、その卓越した演技力で大いに魅せる素晴らしいエンターテインメントでありました。が、それでもやはり、私たちは思ってしまうのです。

(みのりん、このまま役者になってしまうのかな…?)

多くのファンがそんな思いに駆られつつ、年は明けて2023年。およそ1年以上に渡って歌を封印してきた茅原実里さんですが、忘れもしない2023年5月19日、ついにご自身のホームページならびに公式YouTubeチャンネルにて、同年8月4日をもって歌手活動の復帰を宣言なさいました!!

茅原実里、河口湖からの再出発リスタート

それも何と富士河口湖町の町制施行20周年を祝う式典として開催される花火大会とコラボしてのライブという驚くべき企画です。公式YouTubeに公開された動画をこちらに貼りますので、皆様どうかぜひ、花火×ライブというこの大迫力のステージをご覧ください!!

茅原実里さんが紡いできた富士河口湖町とのご縁は、実にこのような形で結実することとなったのです。これまで彼女と河口湖の並々ならぬご縁を聞き及んでいた我々としても、感無量たる思いでこの光景を受け止めました。

河口湖町制20周年の記念式典は大盛況にてその幕を閉じました。

さぁ次は!!
茅原実里さんの20周年を祝うパレードが、私たちを待っています!!

茅原実里 20th Anniversary Live “Historical Parade”

還ってくる!!

あの夏が!!

以上、今回は茅原実里さん河口湖ライブ1ヶ月前ということで、彼女と富士河口湖町との繋がりを中心にまとめてみました。

まだまだ書き足りてないことがたくさんありますし、そもそも私自身が経験不足過ぎて伝聞と想像力でしか言えないことだらけだったりもします。ただ河口湖ステラシアターは私にとって初めて「アーティストのライブ」という体験をさせてくれた場所であり、茅原実里さんは私が生で観た人生で最初の本格的な「歌手」です。それだけに並々ならぬ熱量を注いで書けたんじゃないかなぁと我ながら思っています。

そんなこんなで、あと1ヶ月。これをお読みの皆様、夏は河口湖へ避暑などいかがですか?お昼はめいっぱい遊んで、夜は素敵なライブ。気になる方はまずこのあたり見てみることをオススメしますよっ。

チケットの一般発売が開始されました!(2024年7月5日更新)

あれ?カンタンに書くだけのはずなのに、気付いたら5,000文字超えてるよ?
ということで、お会いできる方は当日河口湖でお会いしましょう。
私は8月4日(日)のみ参加です。現地でお会いできる方はどうか是非っ!!

(了)

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