キンコン西野さんおすすめの書
お笑い芸人キングコング西野さんのビジネス書『夢と金』で紹介があった一冊。「著者の山口周さんの本はどれもおすすめです」と言われていたので、早速ポチる。読みながら、何度も「なるほど」「そうなんだよなぁ」と共感の連続。今回は、特に共感した部分を抜粋して共有したいと思います。
VUCA化する社会が進み経験の無価値化が起こる
「VUCA化する社会がすすみ経験の無価値化が起こる」というフレーズが、この本を読みながら、何度も出てくる。まずは、そもそもVUCA(ブーカ)とは何か。
VUCA(ブーカ)とは
VUCAとは、Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguityの頭文字を取った造語で、社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味する。
この、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)は、時代の特性を表している。
VUCAは、元々アメリカで使われていた軍事用語で、1990年代にアメリカとロシアが対戦していた冷戦が終結し、核兵器ありきだった戦略が不透明な戦略へと変わったことを表している言葉だった。その後、2010年代に変化が激しい世界情勢を表す言葉としてビジネスでも利用されるようになった。
VUCA化進む社会においてのオールドタイプとニュータイプの価値
そんなVUCA化が進む社会において、筆者は「オールドタイプ」と「ニュータイプ」の2つに人間を分け、「オールドタイプ」の無価値、「ニュータイプ」の「価値」を説いていきます。
そんなものchatGPTにまかせておけばいいものを
10年現場から離れている人物のいうことは聞くな
問題解決の三つのアプローチがあるという。
①ランダム(ピンと来る解を求め意思決定する 直観 アート)
②ヒューリスティック(経験則に基づいていい線をいく解を求め意思決定する)
③オプティマル(事実と論理に基づいて最適解を求め意思決定する サイエンス)
しかし、変化の多いVUCA化社会おいて、②と③で問題を解決することは難しくなってきている。
そもそも「年齢」によって使う知性の種類が違う。
言語はとても目の粗いコミュニケーションツール
リベラルアーツを学ぶということは、情報を見極める「選球眼」をもつということ
上流で問題設定、下流で問題解決
短期的にはギバー、中長期的にはテイカー
資源の中で、唯一可変性があるのが「人間」
現代は「量の問題」より「質の問題」
「わがまま」は自分に従うこと
過剰なものと希少なもの
論理は「役に立つ」はつくれるが、「意味がある」はつくれない
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コピーできない「意味」をつくりだす
Appleが一人勝ちしたのは市場調査をしなかったから
問題の不足とはビジョンの欠如である
「問題が希少で、解決策が過剰」という人類史初の経験
「優秀な人材」のものさしは昔と違う
欠落感を抱えながら生きる現代人