見出し画像

新年会が春のウォーキングになった

昨日は、久しぶりの歴女のサークル「レキジョークル」の活動でした。

いつも2月ごろに予定する新年会なのですが、今年はコロナの影響で延び延びなって、やっと実現しました。

今回はリンさんが幹事役をしてくれて、梅田にある中華飲茶のお店をセッティングしてくれました。
残念ながらミコさんが急用のため参加できず、今回は6人で楽しみました。



香港海鮮飲茶樓

梅田駅からたった7分と近いのですが、普段歩くことのない私には近くはありません。

せめてもの救いは、ここ数年の間に梅田の開発は急激に進んで、すっかり様変わりした景色に見とれている間に到着できたことでしょうか。

OL時代は、庭のようにスイスイと進んでいた地下街も、まるで田舎から出てきた年寄のように、キョロキョロしながらのレキジョークル一行です。

さて、11時の予約通りの時間に入店したら、完全個室に通されました。

なかなか明るくてしゃれた感じです。

個室は超ラッキーです!
おばちゃんたちにとって個室とは、思いっきりおしゃべりしていいという事ですので、俄然テンションは上がります。

なにせ、昨年11月の「湖西紀行」以来4カ月ぶりの活動なので、メチャメチャ話は積もっています。

席に着くなり、早速、めいめいが喋り始めたり、その辺りを写真に収めたりとしていて、ふと気づくとメニューがどこにもありません。

お茶とおしぼりだけはターンテーブルに置いてくれたのですが、メニューだけがないのです。

席の予約だけでメニューは当日に決めるつもりだったので、
いったいどうやってオーダーすればいいのか?

まさかとは思うが忘れられているのか?

しびれを切らした私は、入り口でボッサリと座っていた店員さんに聞きに行くと、慌てて奥までダッシュして、3セットのメニューを持ってきました。

おいおい。忘れんとってや。

全部の写真は撮れなかったのですが、こんな感じのお料理でした。
全体的には量は少なめで、腹八分目といった程度です。

蒸籠の餃子は2種あったのですが一個ずつだったので、せめて2個ずつは欲しかったと、細かい指摘をしてしまいました。

ランチコース(2,180円)
■前菜■自家製小龍包■海老のチリソース■韮蒸し餃子■フカヒレ入り揚げ餃子■蟹肉入り炒飯 or広東風焼きそば■贅沢☆ふかひれスープ■自家製デザート


湯木美術館

当初の予定では、中之島公園へ向けて電車移動して、お花見がてらちょっとした美術館へと思って企画しました。

それが、ちょうど快晴で気候も良く、歩こうという事になり、私は一瞬青ざめましたが、仕方がありません、様々なビルを眺めながら歩くのも良いかもしれないと、楽観的に考えて同意しました。

確かに昔から馴染みのあるビルが、きれいに建て替えられてデザインが変わっています。
それらをまた田舎から出てきた年寄のように眺めながら、歩いているとさほど苦痛ではありませんでした。

ただし、美術館に着いた時には喉がカラカラで、入場する前に自動販売機で飲み物を買って飲みながら休憩せずにはいられませんでした。

美術館はと言うと…

ぶっちゃけ上記のHPを見ただけで十分です。

信長や利休にゆかりのある大変貴重な茶器を展示されているのですが、ごく小さい一部屋だけのもので、これで700円は強気の入場料だと感じました。

この辺りには本格的な美術館は何件かあり、一番短時間でさらりと見て回れるかと思って選んだのですが、さらりとし過ぎて、物足りないものでした。


御霊ごりょう神社

次に、ティータイムにするために、うつぼ公園界隈を目指しました。

その途中の美術館からすぐ近くにある御霊神社に立ち寄りました。

船場・中之島・京町堀・靱など、旧摂津国津村郷の産土神うぶすなかみ(土地を守護する神)として信仰を集めた神社です。
大阪では商家のおかみさんの事を「ごりょんさん」といいます。それにかけてこの神社も同じ呼び名で親しまれてきました。

この神社は、もともとこの辺りは円江つぶらえと呼ばれた円形に葦の茂る入り江で、その産土神を祀るために建てたつぶら神祠ほこらが始まりだと言われています。

住所にある津村という地名も円江のなまったものだと伝えられています。

文禄3年(1594)、津和野藩の祖である亀井茲矩かめいこれのりから寄進されのがこの地で、秀吉が元々邸内にあった小祠乾八幡宮と源正霊社を合祀し、「御霊神社」となりました。

御祭神は以下の五柱
・天照大神荒魂 - (瀬織津比売神)
・津布良彦神 - (旧摂津国津村郷の産土神)
・津布良媛神 - (旧摂津国津村郷の産土神)
・応神天皇 - (広幡八幡大神)
・源正霊神 - (鎌倉権五郎景政公霊)

出典:Wikipedia

商業の中心地にあり、当時からは船場の商人たちから篤く信仰され、幕末には適塾懐徳堂の塾生たちのお参りの対象にもなりました。

明治から大正15年には、境内で大阪の代表する文化である形浄瑠璃の御霊文楽座の興業が行われ、現在の国立文楽劇場の前身である人見世物小屋や夜店が建ち並び大変な盛況ぶりでした。


ATRIO CAFE 靭公園

靭公園の片隅にある赤土のテニスコートのすぐ横にあるレストラン&カフェです。
赤を基調にしたデザインはとてもかわいらしく、いかにも本職はイタリアンという感じです。

この日は良い気候を通り越して、暑く、少し歩いただけで喉が渇きます。
ケーキセットを食べたいところですが、ビールや炭酸ものを注文しました。

カモミールソーダやメロンソーダなのですが、なかなかに強炭酸だったので、ゆっくり飲んでいると、なんとリンさんは一気に飲み干し、何事もなかったよう涼しい顔をしています。

すごっ!
こんなキツイ炭酸、一気によーのめるなぁ!

次に向かったのは、そのリンさんリクエストによる神社です。


サムハラ神社

ココこそ、ボッサリしていたら見過ごしてしまうほど、オフィスビルに挟まれてひっそりとある小さな神社です。
HPすらありません。

しかし、人気のパワースポットとして有名らしく、この日も狭い敷地に人が絶える事なく、入れ替わり立ち代わり様々な人がお参りしていました。

サムハラとは、御祭神である
天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)、
高皇霊産大神(たかみむすびのおおかみ)、
神皇霊産大神(かみむすびのおおかみ)の3柱の総称

出典:みんなのじもと

なぜカタカナか?
本当の字は神字という、難しすぎて変換できない漢字だそうで、上の御朱印のように書きます。

実はココのお守りのひとつである指輪型の御神環ごしんかんが超有名です。
SNSで人気沸騰したらしく、常に品薄状態なのです。
現にこの日も売っていませんでした。

この指輪にその「サムハラ」の神字四字と神様のお顔が刻まれていて、この効果は絶大なのだそうです。

そもそも、ほとんどいつ来ても品切れ状態らしいので、手に入れる事自体に相当な幸運があるという事ですね。

私は神社めぐりは好きでもお守りには興味はないので、この御神環にも無関心でしたが、買う気満々だったロコさんトーコはとても残念がっていました。

出典:みんなのじもと

なんと「奥の院」は岡山県にあります。
コチラがご本体か?
岡山県だなんて、いかにも神話の世界を感じさせます。


予想外のウォーキング

私は一歩も歩きたくないほどに限界です。

いつもの事ですが、私は事前のスケジュールは綿密に立てる事は出来ますが、当日はまるで足手まといになってしまいます。

すぐに疲れしまって、
お茶行こ~
タクシー乗ろ~
という感じで降参状態になるのです。

”机上の空論”だけは得意で、実践する気持ちはあれど身体がついてゆきません。

目的地までのナビを含む検索は、全て他の人たちが協力し合って進んで行きます。

私はそれどころではありません、各所へ行く事と見学する事に精いっぱいで、とても他の事までできないのです。

これには、すっかり年を感じています。
ですから、みんなに介護されながら、私はとぼとぼついてゆくのです。


この日も気温20度越えの中、5,4Kの道程はきつかったー。
正直、足腰が筋肉痛で、ロボットのような動き方になっています。

冗談抜きにして、身体を鍛えなければなりません。


この記事が参加している募集

探究学習がすき

この街がすき

サポートいただけましたら、歴史探訪並びに本の執筆のための取材費に役立てたいと思います。 どうぞご協力よろしくお願いします。