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探鳥会レポート<A滝編>1/3話 2023年5月 置きオオルリ

を    先日、ニコ支部M分会主催の探鳥会に参加しました。
 探鳥場所はA滝周辺です。

 集合場所には早めに着くようにしたのですが、すでにたくさんの人が集まっていました。
 急いで受付を済ませました。

 さっそく鳥の鳴き声がしました。

 キョッ キョッ

 集まった参加者は声のした方向を指して
 「アカゲラだ」
 と、言いました。

 さらに、詳しい人が耳をそばだて
 「アカゲラもアオゲラも鳴いている」
 と、付け足しました。

 アカゲラとアオゲラを聞き分けた人に尊敬のまなざしを送る参加者でした。

 この人はM分会の役員Iさんで、人柄をわかりやすく言うとお調子者、憎めないキャラの人です。

 急にザワザワしました。
 ある一角に人が集まっています。

 その人たちの指す先にいるのはオオルリで、きれいな声で歌っていました。

 オオルリに枝がかぶってしまっていたのですが、少しでもよく見える場所を探して、スコープ隊がスコープ担いであちこち移動しました。

 そんなのはかまわずに歌っているオオルリです。

 ピーリーージッ

 まぁまぁ見える位置を見つけて、みんなでスコープを覗いて観察しました。

オオルリ

 そこへやってきたIさん
 「みんなに喜んでもらおうと思って、朝早く来て、あそこに置いといた」

 置けるかーい!
 と、思ったけど、誰もツッコミを入れませんでした。

 そのほかにも
 キョロン キョロン
 特徴のあるクロツグミの鳴き声が聞こえたりしました。

 時間になって、集まるように声がかかりました。

 本日はアスファルトの道を進んで、途中から山道を歩くそうです。
 本格的に山道を歩くコースと、山道の手前で戻るかんたんコースの2種類を用意したそうです。

 どちらのコースを選んでも役員が付きます、とのこと。

 トイレの位置、水場を渡ること、足下が悪い場面もありえるのでケガの無いように、など、普段はしないような注意事項がずらずらと並びました。

 分会長は
 「ケガをしたら、救急車は山に入れないので、Iさんがお姫様抱っこです」

 Iさんは驚いていましたが
    「まかせとけ」

 せっかくIさんが請け負ったのに、分会長はそれにはかまわず、
 「嫌な人はケガをしないよう気をつけてください」
 という事でした。

 Iさんのリュックには長靴とロープがくくりつけられていました。
 「なにこれ?」
 そう聞いた人に
 「使わないで済むといいんですけどね」
 と答えたので、参加者は少し青ざめたのでした。

 先頭が出発しました。
 最初はアスファルトの道を進みました。

2につづく。


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