探鳥会レポート<A滝編>3/3話 2023年5月 滝とカワガラス
先日、ニコ支部M分会主催の探鳥会に参加しました。
探鳥場所はA滝周辺です。
かなり高さのある滝を見上げる探鳥会ご一行。
その頭の上を飛んたのは黒い鳥でした。
「あ、カワガラス」
カワガラスは滝のすぐ横の岩の上に張り付くように止まったのでした。
「見やすいねぇ」
でも、カワガラスは滝のずっと上の方へ飛んで行ってしまいました。
周辺をさして
「ミソサザイ!」
という声が聞こえました。
周辺の崖で、黒いピンポン球みたいなものがたまに飛ぶのですが、ちっとも見えませんでした。
役員から
「ここでお昼にしてください」
という声がかかりました。
参加者は思い思いの場所に腰掛けて昼食にしました。
私はひとり参加で、お昼を食べるのもひとり。
でも、参加者のほとんどは同様でした。
私はミソサザイが見えそうな場所を選んで腰掛けました。
チョコレートの箱が回ってきて、おやつを分けていただいたりしました。
ミソサザイはどこかから飛んできて、崖に消えていきました。
きっと岩の隙間に巣があるのだと思います。
キセキレイが2羽、舞うように滝つぼ周辺を飛んでいきました。
お互いに夢中でにんげんなんて目に入らないようでした。
「そろそろ出発しまーす」
そんな声がかかって、参加者は立ち上がりました。
帰りはアスファルトの道を歩いて、集合場所の駐車場を目指しました。
途中、キビタキがきれいな声で鳴いていましたが、まったく見つけることができませんでした。
暑くて同じタイミングで日陰で休んでいた人たちと、おやつとして持参したあめを分けて、みんなで食べました。
感染症が流行していた頃は、おやつを分けるなどは禁止されていました。
山で取る糖分は美味しいです。
梅味なので熱中症予防にもなったはず。
まもなく駐車場に到着しました。
全員が揃ったところで鳥合わせを行いました。
探鳥会で確認できた鳥を照らし合わせる作業です。
「カワガラス」
「キセキレイ」
「キビタキ」
こんな感じで、観察できた鳥を確認し合いました。
人数が多く、列も長かったのですが、ほぼみんな同じ鳥を観察できたようでした。
この日は小学生くらいの女の子が二人参加していました。
どうやら初参加だったようです。
途中で疲れて「もう帰るー」なんて言っているのを見ていましたが、最後まで頑張って歩いたので、みんなでねぎらいの拍手をしました。
その子たちは…ちょっと複雑そうにしていました。
こうして探鳥会は終了しました。