探鳥会レポート<J沼編>2/2話 2023年9月
先日、ニコ支部T分会の探鳥会「タカの渡り」に参加してきました。
集合場所はJ沼です。
鳥についていろんな話が聞きながら猛禽類が飛ぶのを待ちました。
役員のHさんが言うには、
「気温が上がって、上昇気流に乗って飛ぶのは10:00くらい?」
とのことでした。
Hさんは猛禽類がどの方向に現れて、どの方向に飛び去ったかまで記録するのだそうです。
「あそこにトビ!」
そんな声が聞こえました。
J沼の上空をトビが飛びました。
やっと猛禽類が飛んだので、探鳥会ご一行は安堵しました。
曇っているので上昇気流が出ないのではないか心配だったのです。
さらにもう1羽飛びました。
「ミサゴ!」
「今、飛び込まなかった?」
ミサゴは沼に飛び込んで魚を捕らえた様子でした。
Hさんが嬉しそうに
「魚雷♪魚雷♪」
こう言ってカメラの照準を合わせました。
Hさんは撮れた写真をその場でみんなに見せてくれました。
ミサゴが足を前後させて魚をつかんでいる様子はまさに魚雷でした。
ミサゴは南の方へ飛んで行ってしまったのですが、何かあったらしく、またJ沼に戻ってきて、西の方向に飛んで行きました。
残念ながら私はピントが全く合わず……(汗)
最後にもう1羽飛びました。
「オオタカ!」
このオオタカはJ沼近所に住んでいる個体だと思われます。
ちょうど気温が上がってきた様子で、くるくる円を描きながら、高く高く上空にあがって小さくなりました。
高く舞い上がったわりには同じ市内にあるT沼の方へ飛んでいきました。
急に空が賑やかになりました。
近くのサギ山のサギ類がいっせいに飛び立ったのです。
「オオタカが飛んだから、警戒しているんじゃない?」
という事でした。
いっせいに飛んだサギたち、サギ山に戻っても首を長く伸ばして警戒していました。
ここで鳥合わせをすることになりました。
「トビ」
「ミサゴ」
「オオタカ」
「残念ながらタカの渡りではありませんでしたけど、猛禽類が見られて良かったと思います」
「次回の探鳥会も良かったら参加してください」
そんなあいさつがあって、周囲の方にお礼を言って解散となりました。
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