#読書感想文
【誰でも推しを持っている】推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない
Audible読書。
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が面白くて、同じ著者の三宅香帆さんのAudibleを読了(聴了?)。
「推し」というとアイドルとかアニメの事しか思い浮かばなかったですが、本が好きって「立派な推し」。実際に良い推し文章としてジェーン・オースティンの「説得」の書評が出されていましたし。
書き方もさることながら、一番印象に残っていたのは「他人の言葉(考え)に自
【読書から覗く私たちの世界】なぜ働いていると本が読めなくなるのか
Audible読書。
話題になっている本はAudibleになるのが遅い、と思っていたのですが、人気絶頂でAudibleになるなんて。
少し前にYoutubeの「本チャンネル」で著者の三宅香帆さんのお話を聞いてこの本が生まれる背景は理解していたのでざっくりとは知っていたものの、読んでみると「面白い」。
働く人と本(読書)の関わり方が時代の価値観とともに変わってきていてある意味「自己啓発の
【ときめいたり、うふふと笑ったり】夜は短し歩けよ乙女
Audible読書です。
今更書くまでもないですが、(最近この出だしが多い)摩訶不思議、唯一無二、奇想天外。
小説でも映画でも「大ストーリーの王道」がありますが気持ちよく裏切られて止められない。世界観ってどんな感じと聞かれても答えられない。
また声優さんが主人公の「彼女」にぴったりで、声にしたら違和感のあるかもしれない言回しもテンポよく心地よいAudible体験でした。
【一途って素晴らしい】寝ても覚めても アザラシ救助隊
Audible読書
「アザラシが大好き!」この一途な気持ちで紋別にあるアザラシの保護施設の飼育医(獣医さん)に。
幼い頃からの夢を叶えられる人はかなり少ないのではないでしょうか。
著者の岡崎雅子さんは夢を叶えた稀有な方。
ただ飼育員になって楽しいだけじゃない。それはどんなお仕事もそう。
アザラシに限らず動物たちとの愛情に心が温かくなったり、別れに悲しんだり…ですがそこに共通するのは「愛」でし
【本+ご飯=最強】古本食堂
Audible読書。
原田ひ香先生の本を読むときは勇気が必要です。なぜなら…
①食べ物が美味しそうすぎる(ダイエット中は危険)
②心揺さぶられ過ぎて暫くぼーっとしてしまう
③登場する女性に共感しすぎてしまう
これに今回「本」ですよ。しかも舞台は神保町。読んだあとは「おいしいもの食べて頑張ろう」と思えます。
そして…続編が今週金曜日に発売…!?
【飲む人も、飲まなくても】ほろよい読書・ほろよい読書 おかわり
Audible読書です。
タイトル通り、お話はそれぞれ「お酒」に関することです。
ビール・ワイン・果実酒・ノンアルコールカクテルも登場します。
お酒を飲まない私には縁がないな、つまらなかったら読むのをやめようと思っていたのですが、いやいや物語にいろいろな役割で出てくるお酒、素敵な存在感。
休みの日のお昼、人の目を気にせずビールをプシュッと開けて(私はノンアルコールビールで)ごろんと寝
【Audibleで聴いたほうがいい】おらおらでひとりいぐも
Audible読書です。
吉田修一先生の「国宝」もそうだったのですが、この「おらおらでひとりいぐも」もAudibleで耳読書をおすすめします。
年を取ることはどういう事なのか、これまでのしがらみを捨てる事なのか、頑固だと嫌われることなのか、惨めな気持ちにもなるけれど。体は老いていくのかもしれないけど、内面は豊かになっていく、過去の自分やすでに現実にはいない人々と語り合う、現実はそうなのかわ
【次は観光大使だって】成瀬は信じた道をいく
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Audible読書。
成瀬さん、次は観光大使です。
「現実にいたら鬱陶しだろうけど、憎めないやつ」が彼女の印象。けど小説だったら面白い。
クレーマー主婦、観光大使、行方不明…相変わらず周りを巻き込んできるけど、巻き込まれた方もまんざらではないんですよね。読んでるこちらもはらはらしてしまいますが、最後はすっきり。
いろいろなものが邪
【見え方が違う】葬儀を終えて(ポワロシリーズ)
Audible読み放題。
数ヶ月に一度ぐらいの頻度で、アガサ・クリスティーのシリーズはオーディブルに追加されているので、定期的に読んでいる(聴いている)とは思うのですが、今回この「葬儀を終えて」を読んだとき「あれ、こんなに差別的発言あったっけ…」という印象。
それは作者が差別的な意図があったわけではない、というのが分かっているので、おそらく自分が気になるようになったのかもしれません。
【小説の理解をより深めるために】『失われた時を求めて』への招待
岩波書店版の2巻目を読む前に。
自分の感覚だけで読むのも可能かもしれない。だけど理解を深めるにはある程度知識を入れておいた方が楽しめるかもしれないという気持ちから。
主にプルーストの生涯と、小説の内容の関連性の解説が多くを占めています。すでに読んだ1巻の内容も、こういった意味があるのか、こんな背景があるのか、と新しい解釈を発見することもできました。
作者の吉川一義さんは岩波書店版の