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なぜ東京から地方都市へ移住?今、東京で暮らす理由とは



もうすぐ東京での生活も10年くらいになる
仕事を求めて都心に出てきて
荒波に揉まれにもまれ
全体的に柔らかくもなりつつ
あっという間の10年間。

10年前の自分が選んだ東京の暮らし
その10年後、私はわざわざ東京を出ることを
選ぼうとしている
そこまでの心境の変化、
暮らしの変化のきっかけはいったい何なのか。

子供も二人授かり都内にマンションも購入
今の仕事も順調に進んでいる
週末は家族でピクニックに出かけたり
それなりに楽しい日々を過ごしている。
にもかかわらず、なぜ10年間の人との繋がりやキャリアをさておいて
0に近い場所からのスタートを選ぶのだろうか

今の暮らし、仕事、環境を維持していく方が間違いなく良い選択なのでは?
そう考えることも幾度とあった。

だがある日、妻の一言で私の心は微かに揺らいだのであった。。


・東京じゃなくてもよくない?


子供が寝静まった夜、
ささやかな夫婦の対話の時間
ノンアルを飲みながら、妻がぼそっと言った

「東京じゃなくてもよくない?。なんで東京にいるの?」


まあ、確かに。
そんなことずっと考えずに過ごしていた

大都会「東京」に憧れや希望を抱いて
目の前の数年後をも想像せずに、
勢いよく飛び出してきた
そうしないとずっと地元で、
安定した仕事に身を任せて働き
それなりに生活して
それなりに死んでいくのだと思ったから。

憧れの世界に身をおき、
同じ志を持った仲間が欲しい、
切磋琢磨したい。
安アパートでの修行の日々も、自分にとっては微かな輝きで悪いものではなかった。

今は修行さ。貧乏も美しいさ。
そう、今は自分との勝負
さて今日は何の映画を見よう、
誰と酒場で語り合おう
そんな日々を過ごしていた


つまりは酔っていた。
東京にのまれていたのだ

ノンアルを飲むシラフの妻の一言は
ゆっくりと私の身体に浸透してゆき
じんわりと心の酔いを覚ましていった。

その日から、なぜ東京にいるのか?
東京じゃなきゃダメなのか?を
考えることが少しづつ増えていった


・この大都会に求めるものは何だ!



「東京にいる理由」
それは、
仕事以外にないかもしれない。。

流行りのカフェ、原宿、表参道。 行きません
六本木、銀座で呑む、遊ぶ。 しません
最新のファッション、青山。 買いません
勤め先は日本橋、新橋。 いえ自宅です

東京に求めるもの
大都会でわざわざ働く理由
それは、仕事の種類、数、金額の違い

つまり生活の全ての軸を
「仕事」一点に置いていたという事
この10年間、
仕事を相棒にして生活してきたのです。

お金も仕事もとっても大切なんだけども
結婚して、子供も生まれて
四人家族で暮らす現在
仕事と同時に大切にすべきことも
まだまだ、たくさんあるのです。


・独り暮らし・二人暮らしには素晴らしき東京



東京に引っ越してきた10年前
その頃は仕事もかなり少なくて
45000円の安アパートで独り暮らし。

隙あらば新宿・渋谷・高円寺のライブハウスや居酒屋に通っていた
妻と同棲したころも、中野、下北沢、吉祥寺でいろんなお店をハシゴしていた。

結婚し、子供が生まれた。
保育園、仕事。
サイゼ、ガスト、公園、ピクニック。
急激に東京じゃなくてもいい。の波が押し寄せてきたのです
ドバ〜〜。

でも、独り暮らしや同棲の間は
本当に本当に
東京っていろんな街があって、色があって
それぞれにキラキラと輝いていた
新宿をまたいで、
西を選ぶ人、東を選ぶ人でも好みが違う
中央線、京王線、小田急線、
田園都市線、東横線を選ぶ人々
その沿線の個性、駅にあるお店の色
まるで小宇宙。

そんなくらい魅力的で
ある意味いろんな人種が集まっている
出会いと別れと、
あらゆるきっかけだらけの東京
すばらしき世界が詰まった東京
それぞれの東京。

・生活の軸が変わり、ぐるりとまわった価値観



東京は私にとって魅力的な街だった。
それは過去になったのかもしれない

喜ばしいことに、私は気の合う友人と結婚し
子供も2人授かり、まわりから見れば
絵に描いたような幸せな家族だろう
しかし、
同じような境遇の方はご察しかもしれないが
その幸せの裏には、
お腹と背中がひっくり返るくらいの
生活の変化があります。
生まれ変わります

自分という生き物が
子供、妻、そして、そして自分。
という順番くらいで生活が進んでゆきます

念の為お伝えしますが、
これは愚痴ではないです。

価値観や優先順位が
本当にぐるりとまわって入れ替わるのです


独り、2人暮らしで過ごしていた日々
自分の時間、自分で使うお金
ゆっくりと考える時間、癒しの時間
仕事の時間。

Iphoneの容量がいっぱいで困ったなあ
そんな具合に、
あらゆる時間がぎゅーっと
急速で「育児・家事」データに
押し寄せられてゆきます
24時間って足りない。。

そうなってくると、
仕事の活動時間は変わらなくとも
人生や生活における「仕事」の重心
バランスは少なからず変化し
子供の時間、家族との時間が
半分以上を占める事になる
そう、ここなのです

これが移住するきっかけであり
自分を微かに動かしたタイミング

「人生における価値観の変化」

これが、東京から離れ地方都市を選ぶことを
選択肢に入れた理由なのかもしれない

次回は、「理想の暮らしって何だろう」
をテーマに投稿したいと思います


東京から地方都市への移住
4人家族での暮らし
フリーランスの仕事やお金事情
日々のあれこれ

少しづつ、つらつらと書いておりますので
時間がある時にさらっと
読んでみてください🖐
ではまた〜

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