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【伝わる言葉】占いの知識より、占い以外の知識と言葉を【咄嗟に出る言葉】

占い師を目指す方たちとお話ししていると感じるのは、占いの技術や知識を沢山お勉強して占い師になろうとしてる方が多いことです。
でも、占いに物凄く詳しくなることって、お客様からすると、ちょっとだけ求めてる事とズレてるのかも。

お客様の求めていることは「正しい占い」と「多くの知識」ではなく、シンプルに「心が楽になること」ではないでしょうか。


占い以外の知識も、かなり大切

占いの知識が物凄くて、すごく的確に鑑定できる人がいたとします。
もし、その人の話し方や伝え方がとても下手だったり、相手が嫌な気持ちになる言動をする人だったらどうでしょう。
その人に占われて、幸せな気持ちになるでしょうか。

物凄く的確に鑑定結果が出たとして、お客様に「それってつまりどういうこと?」ときかれたときに「さあ…とりあえず頑張れってことじゃないですか?」としか答えられなかったら、納得できるでしょうか。

占い師に必要なのは、占いの知識だけでなく「伝える技術」「話す技術」「頭の中のことを文章化する力」「問題解決能力」「心理学」など、たくさんの知識だと、私は思っています。

その人なりの沢山の幅広い知識=生き様・人生経験があって初めて、咄嗟に伝わる言葉が出たり、最適なキーワードに気付けたりするものです。

言葉の重さの違い

世の中を眺めていて「言葉の重みの違い」を感じることってありますよね。
同じようなことを言っていても、全く違って聞こえることはあります。

言葉の重みはきっと、その後ろにどれくらいの言葉が隠れてるかで変わってくるんだと思います。

例えば、誰かが
「人生にはいろいろあるよね」
と言ったとして、「それってどういう意味?」と言われたときにその差が出てくる。
すぐに最適な例とか、自分なりの考えとか、独自の経験談がスラスラと出てくるのか、口ごもって歯切れ悪く「だってほら、なんかさ、色々あるじゃん」ていうのかの違いです。

つまり、お客様に「それって」ときかれたときに、どれだけの言葉が出せるかが「言葉に重みがある占い師」か「言葉が薄っぺらい占い師」かの違いになるのだと思うんです。

本は凄い専門家の凄い知識を知るためのもの

一度の人生で自分が経験出来ることは限られてます。
専門知識を深く身に着けるのは、どんなに多くても一桁がせいぜいですよね。

本屋に無数に並ぶ本の中には、色んな人がそれぞれの人生の中で学んだ特殊な知識や経験が書かれています。
話す技術も、書く技術も、伝える技術も、色んな問題を解決する方法も、全て本に書かれています。

ただ本を読むだけでは借り物の知識ですし、それだけで偉くなるものではありませんが、色々読んで知った上で考えるのと、何もないのとでは大きな違いがあると思います。
毎日少しだけでもなにか読むことは、占い師としても、人としても大切ではないでしょうか。

自分の経験をまとめると、価値のある知識に変わる

自分自身の人生経験にちゃんと価値を見出すのは、とても大切だと思います。
過去の辛いことと向き合うのは苦しくて、避けたいのはわかります。
昔の嫌なことに対してずっと文句を言い続けることも出来るでしょう。
でも、文句を言う出来事はもう終わっていて、今は無いのです。
無いものに怒ったり悲しんだり苦しんだりするのはもうやめて、ちゃんと「あれはつまり何だったんだ」と見詰めてみることは、自分を癒すことにもつながります。

あの経験は、どんな意味があったんだろう。
あの苦労から何を得られて、何が出来るようになったっけ。

そういうことを考えてるうちに、そこに自分なりの答えが出たり、理論や哲学が生まれます。
それは、あなたの言葉の重みになり、人としての厚みになり、魅力になります。
そして、そういう言葉を持つことが、人として占い師として最も役立つ武器や価値になるはずです。

私もまだまだ修行中ですが、皆さんと一緒に言葉や人間性の厚みを着けていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

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また遊びに来てくださいね。おまちしてます。


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