2024年第三回鍵ドラ

初めまして。珍ギスハンです。今回、僕が主催した仮想ドラフト(以下鍵ドラ)の結果をこちらで公表したいと思います。

これまでは指名結果をX(旧Twitter)上で公表していましたが、それが選手本人やその関係者の方々等の目に触れ、良い思いをしない場合もありますので今回はnote上で、見たい人だけが見ることができる形にて公開させていただくことにいたしました。

主催した僕の考えとしては、プロ野球を構成する大きな1つの柱であるドラフトにさらに興味を持ったり、好きな選手を紹介したり、アマチュア野球について語ったり、、、そんなきっかけになればと思っています。



鍵ドラ

基本的に鍵アカ同士のつながりのあるメンバーで、担当者非公表でやっている仮想ドラフトです。

ルール

開催日:8月17日
球団:NPB12球団
指名:ドラフト1位指名のみ競合した場合のみくじ引き、残りは完全ウェーバー制(8月12日試合後の順位を参照)
指名人数:支配下・育成共に無制限


指名結果

それぞれ右投手(橙)・左投手(赤)・捕手(青)・内野手(黄)・外野手(緑)に色わけしてあります。

支配下指名


育成指名

以下、各球団担当者からの指名理由・感想などなどを掲載しますのでご覧ください。(書式などは統一されていませんがご了承ください。)


西武

指名構想
❶大前提として、「数年後に優勝を目指す長期的な視点で見たドラフト」をテーマに指名
❷スケール感のある野手を多めに指名する事を目指した。その中で、源田・外崎が健在とはいいつつ、年齢的にも早く後継を見出さないとまた所沢遊撃隊が発足する可能性も。
❸昨年投手を大量に指名し、現有戦力もいるのでそこまで投手の指名は優先度高くないと考えるも、高校生投手でかなり好素材が多いことやメジャーを目指す選手も考慮し指名したい。

1位指名 石塚裕惺 内野手 花咲徳栄高

高校生野手No.1の呼び声の高い地元の石塚選手を指名。二遊間を中心に様々なポジションも視野に入るが、その打撃力で次世代の中心選手になることは間違えないだろう。

2位指名 麦谷祐介 外野手 富士大

昨年1位指名された青学大の2人の投手から全国の舞台でHRを打った事でも有名。その高い身体能力で打撃・守備を高いレベルでこなす選手。1つ1つのプレーで空気を変えることができる選手。富士大ー西武のルートにも注目。

3位指名 岩井天史 内野手 滋賀学園高

二遊間の選手は2人は指名しようと考えていたので、甲子園でも活躍し大柄な西武にいないタイプの彼を指名。ただその後、大学でナンバーワン遊撃手になってドラフトへというコメントが出された。4年後が楽しみである。

4位指名 清水大暉 投手 前橋商業

ここで、今年の高校生投手の中でもかなりのスケール感を持つ清水投手を指名。順調に成長すればメジャーも目指せる好素材か。

5位指名 正林輝大 外野手 神村学園高

今年のセンバツでHRを放った大砲。夏の甲子園ではあまり奮わずも、若い左打ちの外野手がいない西武でそのスケール感を遺憾なく発揮してほしい。

6位指名 樋口新 投手 愛工大

監督もこの春急成長したと評する左腕。同チームの中村に次ぐ先発投手で春リーグでは中村に次ぐ奪三振数を記録した。多様な変化球と引き出し、終盤でも刺せるストレートが魅力。

7位指名 下山悠介 内野手 東芝

今年の都市対抗で補強選手として優勝した三菱重工Eastに加入し、打撃賞を受賞し大活躍した選手。慶大の主将として活躍した後、社会人でも1年目から大活躍。1年目からコーナーやセカンドで持ち味を発揮してほしい。

8位指名 寺岡丈翔 外野手 徳島IS

徳島ISと西武のつながりはご存じの通りだろう。昨年も数名指名されており、今年も指名があると予想。その中でも、2024シーズン前期終了時で34試合 打率.378 6本塁打 43打点 と異次元の数字をたたき出し強力徳島打線を引っ張る彼を指名。盗塁数もリーグトップクラスで、内外野を守る右打ちの貴重な存在。昨年横浜に指名された井上に続けるか。

育成1位指名 昆野太晴 投手 白鴎大足利高
育成2位指名 川口冬弥 投手 徳島IS
育成3位指名 井上剣也 投手 鹿児島実業
育成4位指名 中村奈一輝 内野手 宮崎商業

育成指名では、前述の指名構想に基づき、運良く全員支配下指名が有り得る選手を指名できた。

ヤクルト


【現状と方針】
・投手
高校生はここ数年上位で取ってない。スケールの大きい高校生を上位に割いてもいいかなというところ。
大学生や社会人は毎年(上位で)取っていて数はいるが結局足りなくなる印象はあるので下位で拾えたら。

・捕手
足りなくなって補強したりしているが、内山や鈴木と次世代も多く控えているので優先度は低め。

・内野手
コーナーが外国人のオスナと近いうちのMLB挑戦が有力な村上が占めている中、次世代も西村や北村くらい。近未来の主軸を担えるコーナー選手を取りたい。
二遊間は長岡がしばらくはいけそうで武岡がいたり、宮本がバックアップもいける。去年伊藤を取っていて小森も順調そうではあるので大学生社会人からは取らなくてもいいのかなと。あとは山田の後釜を考えたい頃。

・外野手
シンプルに数が少ないのと全体的に高齢化が進んでいる。2軍のCFを山崎が守っていたり、両翼も内野手の北村や西村が守っていたりしている。CFを睨める外野手でスケールのある選手を狙いたい。

【支配下指名】
上位はとにかくスケール重視で(球場の関係で投手がどうしても厳しくなってしまうので)近未来の主軸野手と高校生投手を獲っていく方針をとった。

・1位 西川史礁 (外・青山学院大)
神宮でCFを問題なく守っていてスケールも間違いない西川に入札。当たってくれて良かった。

・2位 宇野真仁朗 (内・早稲田実業学校)
次世代の3Bとして西川を外したときの候補だった佐々木泰を狙っていたがそんなに甘くはなかった。ということで残っていたスラッガーから宇野を選んだ。桐光学園の森も候補だったが、左打者の西村の存在や二遊間に残れた場合山田哲人の後釜にもなれるという点から宇野にした。

・3位 山口廉王 (右投・仙台育英高)
残っていた高校生投手から例によってスケール重視で山口を選択。(「ヤクルトで成功している投手はグラウンドの構造上比較的低身長である」というポストを今見てそっちの路線の方が良かったかな?ってなってますが…)

4位 宮原駿介 (左投・東海大静岡キャンパス)
神宮という環境においてこの奪三振能力の高さは刺さるかなと思いピック。

5位 荒巻悠 (内・上武大)
内野手(コーナー/スラッガー)の層を厚くする意味でピック。坂口渉(城西大)も候補だったが、右の宇野を取っていたので左打者の荒巻にした。

6位 佐藤亜蓮 (右投・TDK)
上述の下位での中継ぎ候補。先発やりながら150出して三振も取っているのはスカウトの評価上がるんじゃないかなと邪推してます。

【育成指名】
近年のヤクルトの育成指名傾向として、「野手はパワーツールや走力など一芸重視」「投手は身長180中盤以上」「独立は概ねBC、特に信濃GS」というのがあったので1、2位はそれに沿ってみた。

・育成1位 馬場愛己 (外・信濃GS)
8/24現在でOPS.999と信濃GSで打ちに打ちまくっている。10本塁打を放っているパワー面からもヤクルトの指名あるかも?というところでピックした。

・育成2位 岡本駿 (右投・甲南大)
長身投手の枠で185cmの岡本をピック。複数球団が視察しておりこの春から投げ出したツーシームなが効いているそう。あえて岡本にした理由は関西在住の自分が秋見てみたいという気持ちを込めて。

予定ではここで終了だったが、追加で4人自分の推しや秋見てみたい選手の名前をヤクルトやドラフトとかは考えず挙げた。

堀陸人 (左投・関西国際大)
阪神大学野球連盟の岡本を指名したので同連盟の春投手B9を挙げた。わかさスタジアムでの5LASで見たときに点こそ取られていたが直球のキレに惹かれた。

長野健大 (右投・天理大)
去年の大阪市長杯決勝で関西大相手に6回1失点に抑えてチームを神宮に導いた。その時かなり効いていたフォークに加え縦スライダーも抜群で、今年の選手権でも好投を見せた右腕。

牟田稔啓 (右投・神戸医療未来大)
最速154km/h回転数2700rpmの直球を誇る(とされる)右腕。大学では通算5登板のみでこの春も登板はなかったので、秋はどうにか見てみたい…!

宮島拓斗 (右投・中部学院大)
中部学院大の大エース。春のOP戦ではNTT西日本相手に先発して無失点、春リーグ戦は防御率0.94、選手権でも東海大九州相手に9回2失点で完投するなど安定感抜群の投手です。まだ見たことないので秋は是非是非岐阜に出向きたい。

楽天


◎指名ポイント
①レギュラー格のSS/2B(村林/小深田を食えるのが理想)
②SP補強(現状も将来も不足、内以降の若手補充)
③SSをきちんと"守れる"IF
④パワー型P(昨年の日當/坂井/大内の路線継続)
⑤安田に続くC(支配下5枚継続はきつい)
⑥次世代のパワーバット(打力でプラス出したいが、二軍育成は詰まり気味なのでOFの優先度は低め)

・市場の全体観として、即戦力Pが少なめな一方で高校生、特に高身長Pが豊作。豊作なこの枠を多く指名したい。野手も高校生優位な市場で、狙いのSSは少なめなのできちんと狙って確保するプラン。ポイントは抑えつつ、市場を鑑みて無理に即戦力性に拘らないことを優先。投手野手共にフレームが大きいシーリング型を狙っていきたい。

〜実際の指名〜(敬称略)
初回入札→宗山塁(SS/明治大)×
・①筆頭格。市場的にもオンリーワンで一択。攻守共にレギュラー格、最高級のSS。

再入札→藤田琉生(LHP/東海大相模高)
・②と④に合致。市場に即戦力Pが不足と判断してスケール優先して高校生をチョイス。近年の高身長路線の継続。時間はかかるかもだが天井は市場中トップクラス。

2位指名→森駿太(SS/桐光学園高)
・⑥+①。スラッガー系に的を絞り森をチョイス。まずはSSでじっくり育成しつつ、ポジションは柔軟に。

3位指名→浦田俊輔(SS/九産大)
・③ドンピシャ。打撃はともかく早期に一軍SS/2B任せるなら彼か宗山。傾向も鑑みて3位決め打ち可能と判断。

4位指名→長島幸佑(RHP/富士大)
・②+④。大学生だがフレームと天井の高さを買った。SP候補として見る。あわよくば荘司みたくポテンシャルで早期に一軍ローテ来れたら。

5位指名→冨士大和(LHP/大宮東高)
・④。藤田とともに高身長パワー系育成路線に乗せたい。細身長身パワー不足は近年の成長実績もあるし。

6位指名→石橋昂樹(SS/北九州市立大)
・⑥+①。本職SSもフィジカル系で、打力活かせればOF転向とかも見据えられると考えて。九州方面のリクも実績あるので。

7位指名→井上和輝(C/駿台甲府高)
・⑤+⑥。安田が一軍想定なので高校生でも問題なしと判断。選手タイプも安田に近い感じ。

8位指名→小松伯(CF/星城高)
・個人的好み枠。スケールの大きいスラッガーで、頭抜けたパワーは要注目。今年はCFだったが去年は1B。

育成指名
堀江・吹田・内山→残っていた高校生Pでフレーム大の選手をピック。いずれも支配下指名があっても驚かないクラス。
三好→打低の日本海リーグでダントツの打撃を見せているOF。デカくてロマンも大きい。
バックソン→NCAAでプレーするSS/2B。母親が日本人とのことで指名可能と思われる。海外勢指名枠。

◎指名後感想
・当初指名予定の選手は数名外れたものの、想定通りスケールに振った指名ができた。支配下で一枚即戦力Pも考えたが、無理に枠を増やすほどでもないと判断。

ロッテ

ロッテのデプス表

◎デプス表から現在の状況を分析すると以下の通り

・1位は先発,上位で先発できそうな即戦力二枚確保+次世代のショート候補が一番良いか?

・高校生投手は右が豊作な今年だがあえてスルーし,左腕確保はどこかでありかも

・リリーフの高齢化はやや気になるか

・内野コーナーはこのバランスでいいかも(外人を使う球団,サードは上田池田安田らが控える)

・二遊間は友杉以下が育成しかいないので補強ポイント.

・藤岡も30なので二遊間は小川友杉らの軽減負担で即戦力1枚いたらうれしい

・野手転向1年目の育成松石がファームで出続けてる編成は歪か.上位で高校生をとり育成したい

・キャッチャーは2個差で松川寺地のプロスペクト,主戦の佐藤も若くてバランス良い.補強今年はなしでいい

・左のOFは藤原以下いない.上のセンターで32の岡が守る機会あり.CF可能な高校生はありか

以上から現在のチームにマッチしそうな全52選手をリストアップし,各選手を一位候補,上位,中位,下位候補と育成に残っていれば獲得したい選手の5カテゴリーに分類し,順位感を自分のなかで決定した.

◎鍵ドラでの実際の指名選手と指名理由

1位  中村優斗 愛工大  RHP

左腕の先発不足なので本来は金丸に入札したかったが,ほぼ確実に競合と考えられる金丸に対し中村を公言すれば1本釣りできるのではないか?と考え公言.
その後中日陣営も中村入札を公言し競合となったが見事くじを引き当て獲得に成功した.
もはや中村に関してはわざわざ説明するまでもないが,ロッテにはもう一人球界を代表する速球派投手がいるので,彼との相乗効果に期待したい.

2位  徳山一翔  環太平洋大  LHP

中村の指名に成功したのでプラン的には高校生SSの指名を予定していた.
ロッテの2巡目指名は今回全体の19番目で,個人的に上位評価していた高校生SSは5人いたので確実に一人は余っているだろうと油断していた.
しかし16番目17番目18番目で渾身の3連続高校生SS指名があり,直前で指名予定の選手が全員姿を消す緊急事態に.
高校生SSの確保を中位帯に変更し,先発型の大社卒左腕獲得に切り替えた.
西濃運輸の吉田と徳山のどちらをピックするか迷ったが,秋の完全復活に期待し,徳山を獲得.

3位  相羽寛太  ヤマハ  SS

ロッテは現在二遊間の層が薄く,どうしても1年目から上で勝負できてしっかり守れるSSの獲得が必須だった.九州産業大の浦田と彼の2択だったが,相羽が今年長打を増やしている点や,右打ちのSSのほうが希少性が高いことを考慮して彼を指名した.

4位  今坂幸暉  大阪学院大高  SS

2位で想定外の事態が起こったが,この順位で今坂をピックできて結果的にいい全体の仕上がりになったと思う.夏は予想外の早期敗退となってしまったが,身体能力の高さも春にしっかり現地で確認できたし上位候補と遜色ないと個人的には思っている.
その身体のバネを活かしながらまずは2軍で打席と守備機会を確保して将来の正ショート候補にしたい.

5位  高橋幸佑  北照  LHP

会心の指名をあえて選ぶならここだと思う.上で先発のできる左腕が不足しているがそもそも若手左腕が秋山くらいしかいないロッテは即戦力だけでなくファームに有望な左腕を供給することも急務.しかし今年の市場に左腕がやや不作なイメージがあり,高橋はその能力の高さから個人的に中位で消えると予想
しかし5位まで残っていたので迷わず指名した.

6位  中津大和  法政大  OF

法政大学のファンの皆様,この場を借りてお詫びさせていただきます.
中津をSSとして指名せず,本当に申し訳ありません.
デプス的には高校生CFが最も好ましかったが,境の進学情報を考慮した場合なかなか高校生で指名したいこの手のタイプの選手がおらず,大学生の指名となった
センターの守備も広大な守備範囲を誇り,打撃面でもしっかり長打を期待できる中津はチームにフィットすると感じた.

7位  林田夢大  西部ガス  RHP

パワー系リリーバーがやや不足している状況を考え,最速155キロを誇る林田を指名した.夏の平塚合宿では大学日本代表相手に圧倒的な剛速球でしっかりねじ伏せていたし,いい時のパフォーマンスができればすぐにでもロッテのブルペンにねじ込めると思う.

育成1位  田中稜真  旭川実  RHP

兄もロッテの育成選手である縁もあり,指名した.北海道大会では負けたものの圧巻の奪三振ショーを披露しており,彼が強豪校のエースで甲子園に出ていれば普通に上位候補として名前が挙がるレベルだと思っていただけに支配下での指名がなかったのは意外だった.

育成2位  有馬恵叶  聖カタリナ学園  RHP

田中が高校生ながらにしてある程度完成された投手なので,2位では素材感あふれる同カテゴリーの選手を指名しようと思い,彼を選んだ.
投手歴の浅さ,甲子園で最速を更新する成長度,恵まれた上背は育成選手としてとても魅力的.

育成3位  清水一眞  中部学院大  RHP

地元の千葉リーグで好成績を残しており,敗れはしたものの選手権でも爪痕を残した選手.1年目からどんどんアピールしていける選手だと思うし,育成らしい育成というよりは,1年目から支配下登録にとどまらずローテ争いのできる投手と期待しての指名.

育成4位  安部優大  八幡商業  SS
八幡商業のショートを守り,強力な肩と力強いバッティングが売りの選手.ドラフト候補として名前が挙がるところをあまり見たことがないが,自分の目でみて魅力的に映った選手だったので最後の1枠を使って指名した.

・感想
事前に順位感をしっかり固めたうえで臨んだので,スムーズかつほぼ予定通りに指名ができました!2位では予想外の事態が起こりましたが,全体でしっかりカバーできたのではないかと思います!
また支配下で指名した選手も半数以上は現地で直接みて良いと思った選手で,その選手をロッテの指名ポイントに重ね合わせながら指名できたので非常に気持ちがよかったです.

最後に,この鍵ドラを主催してくださった珍ギスハンさん,お忙しい中ありがとうございました!

阪神

指名方針:ヤバそうなポジションは既存戦力の起用で耐えてこれまでのドラフトを成功にしよう指名。あと報道ベースかつ阪神ぽさを意識。

入札:金丸夢斗(関西大)
言わずと知れたNo.1投手。地元出身で即ローテーション入りが見込める最速154㌔左腕。
この人にいかずして誰に行くということでまずは入札指名。

1位:佐々木泰(青学大)
大山の後釜のスラッガー候補。直近苦しんではいるが佐藤森下とモノにしていること、コーナー/両翼での既存戦力のコンバートも考慮して指名。

2位:村上泰斗(神戸弘陵)
地元出身で将来のエース候補の右腕。西や森木、茨木の刺激になりつつ才木に続いてくれれば。

3位:吉鶴翔瑛(法政)
手薄な左腕を埋めてくれることを期待。高橋遥や桐敷の存在が良いお手本になりそう。

4位:岩崎峻典(東洋大)
履正社出身の最速154㌔右腕。カットボールが武器。とにかく強いボールが投げれる選手を求めて。

5位:椎木卿五(横浜高)
肩だけでなく打撃にも定評もある高卒捕手。捕手起用がボトルネックではあるが、既存選手が一軍起用増加することを見込んで大物移転後で育成したい。

6位:津嘉山憲志郎(神戸国際)
怪物1年生と謳われた右腕。昨年11月にトミージョン手術を行っているが、阪神タイガースのノウハウを基にしてさらなる成長を期待。

7位:山田拓也(東芝)
森下の同級生で下村の先輩。遠藤高寺の起用増は必須だが、それでも二遊間の枚数として心許ないのでどちらも視野に入れ指名。打撃に期待。

育成1位:柴崎聖人(大経大)
身体能力の高い外野手。センターやライトで守備機会を積みながら打撃で存在感を示して欲しい。左の外野の代打が島田になっているので、そこへの殴り込みを期待。

育成2位:柿本晟弥(東洋大)
地元出身でストレートとスライダーが持ち味の投手。左手の使い方に若干村上頌樹を感じる。まずはリリーバーを期待。

育成3位:森畑侑大(創価大)
角度ある力強いストレートが武器。こちらもまずはリリーフとしての台頭を期待。

育成4位:早川太貴(くふうハヤテ)
異色の経歴を持つ右腕。阪神に対して20回無失点。

育成5位:比嘉廉(九州共立大)
元気してるか?高校の時から𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬―。

感想
ある意味で予想通りの指名。
金丸のクジを引き当てていれば、2位は野手の想定でした。
報道ベースで指名を進めながら、支配下/育成の下位で好みの選手を指名できました。
いずれのポジションも薄いということはなく、起用的な問題で先行き不透明なパターンが多いのでどんな指名でもある程度まとめることはできると思います。

読売

鍵仮想指名方針
読売巨人軍は2024年シーズン、球団創設90周年の記念すべき年を優勝で終えるための補強を行ってきた。これまでの補強とこれからの育成の共生をテーマに浅野翔吾を中心としたチーム作りの土台を固めていく指名を目指す。

今回は主に支配下指名の振り返りをしたいと思います。

まず指名プランの基本となる1位入札
「捕手は試合の中で投手の次にボールに触れるポジションであり、獲得するのであればその年で一番良い選手を獲りにいく(育てる)べきだ」という信念のもと、2位での指名は望めない事も考慮し一本釣り狙いで高校No.1捕手の箱山を指名。単独で交渉権を獲得し山瀬や育成で指名した渡邉らと近い将来正捕手争いをしてほしい。

2位では高卒投手を指名する予定だったが柳舘が残っていたため獲得、戦国東都において率を残せて長打も打てる打撃は言わずもがな守備も良く、衰えが見え始めた坂本との世代交代を狙いたい。

3位と5位ではこのところ支配下であまり獲得していない高校生投手を指名、吉岡は落ち球に加えカットボールも良好、スタミナも抜群で戸郷ばりのタフな投手になってほしい。金渕は球筋のキレイな直球に沈む変化球のコンビネーションが絶妙。吉岡金渕ともに奪三振率が高いのも魅力的で、じっくり育成し左右のエースとしてローテを支えてほしい。

4位で指名したのは石見、直前でロッテ陣営が今坂を指名した事もあり「折り返しでは残らない」と判断し指名。遊撃守備は安定感が出てきて中山・村山・田上らと争わせるのに申し分ない。コンタクト力が高いバッティングも魅力で、外野に再コンバートされても脚力肩力含め余す事なく戦力化できるプレーヤーだ。

6位では中島悠貴、まだ若干制球に難があるもののボールの勢いは社会人でも上位クラス。球持ちの長さに加え、スライダーはスピードもありチェンジアップは手元で少し落ちるため打者からすると厄介だろう。先発リリーフ両睨みで一年目後半辺りから戦力化できれば理想的。

指名一覧
①箱山遥人  捕手  健大高崎高
②柳舘憲吾  内野手 國學院大學
③吉岡暖   投手  阿南光高
④石見颯真  内野手 愛工大名電高
⑤金渕光希  投手  八戸工大一高
⑥中島悠貴  投手  茨城トヨペット
❶坂口渉   内野手 城西大
❷林翔大   投手  大経大
❸渡邉悠斗  捕手  富士大
❹茨木佑太  投手  帝京長岡高
❺小林禅   投手  東北福祉大
❻森厳徳   投手  県岐阜商高
❼玉置健士郎 外野手 青森大
❽八尋大誠  投手  香川OG
❾新川朝耶  投手  びわこ成蹊スポーツ大
➓寺本聖一  外野手 広島経済大

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