30時間でHSK3級に最短で合格する方法〜勉強法〜リスニングを攻略せよ!

0.はじめに


私は中国語を勉強しよう!と思い、はじめに週に一回のグループレッスンに通い始めました。そして8ヶ月が経った頃、目に見えた成果が欲しい!と感じたためHSK3級の受験を決めました。

そして本記事で公開している勉強方法を元に30h勉強した結果、無事に合格となりました。

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週に1回のグループレッスンは、1年間の授業を受けてHSKでいうと1級を取れるレベルです。2級は頑張れば取れるかな?というスピード感で進んでいきます。

グループレッスンは大手語学スクールで習っています。週に1度80分の授業があり、主に会話や発音が中心になっています。先生はネイティヴですが、日本語もとても上手で、授業の前半は中国文化について話してくれたりと、とても楽しい内容になっています。しかし、語学力の向上においてスピード感は遅く、あくまで趣味や基礎会話程度の内容となっております。

塾の紹介については、また別の記事で紹介しようと思います。皆さんに前提として、「8ヶ月間は週に1回の中国語教室で少なからず中国語を耳にしている機会があった」ということはお伝えしておきます。

しかし塾の先生にHSK3級を受けようと思う!と伝えた時には、毎年みんな受からないし、塾の内容は1級レベルだからせめて2級が良いのでは?と提案されました。

でも皆さん安心してください。お金をかければ30hで合格できます。しかも机に向かって勉強した時間は0時間です!!

更に、HSKに関してはお金をかけると行っても3万円以下で取得できます。3万円で取得できるのであれば非常に安いですよね。特に会話の練習は、成果を実感するのに時間がかかるため、なかなか続かない、、ということがあると思います。

HSKなら1ヶ月で成績照会も出るので、すぐに成果を感じることができます。

1.使用する教科書と総額


⑴単語

使用する教材ですが、まずは単語。初めて中国語を勉強しようとした時にネットでは"HSK基本語彙1級‐4級 CD付"という本がよくオススメされていたので購入してみました。

正直私は全く使いませんでした笑

テストの当日にパラパラみたり、本記事の「4」でお話しする“書写”の勉強に使えますが2200円する割に使用率は低いので購入しなくても大丈夫です。確かにCDもついていますし、4級まで長く使えますが費用対効果は低いと思いました。

(いや、お金使って勉強するんじゃ?と思った方もいるかと思いますが、お金に見合った効果が出ないものは使わない方針です。)

では、単語は何で勉強するかというとYouTubeです。YouTubeには3級の単語に効果的な動画が沢山あります。3級までの単語は600単語と少なく、日本人であれば元から知っている単語も沢山あるので、すぐに覚えられると思います。私のオススメ動画はこちらです。

私は半身浴をしながら流し見をしていました。平日はバスタイムをゆっくり過ごしたい!という方は休日に繰り返し見ても良いと思います。

ここでは、完全に覚える必要はありません。なんとなく聞いただけで意味がわかる単語が増えたり、見れば意味をなんとなく思い出すことができる単語がある程度増えた!というレベルまできたら終わりです。

私はだいたい4回の週末バスタイムで終了しました。

⑵文法

文法はHSKの公式動画を購入して勉強しました。正直、これだけで合格できます!!始めは、YouTubeにサンプル動画が載っていたのを見つけ、勉強になったので購入をしました。皆さんも一度サンプル動画を見てみると良いかもしれません。

この動画をHSKの公式サイトで購入すると、HSKのテキスト無料でもらえます。私はテキストをみるのが好きではなかったので、ベットの上で寝ながら動画を見ていました。総計30時間で全て見終えることができます。

この時点で、HSKの3級の過去問を全て解いて見ましたが合格点でした。中国語をネイティヴの発音とともに色々な例文を聞いていたので文法はもちろん、自然と単語や発音を覚えていました。

2.実践編の流れ


ここで、実践編として私のライフスタイルと合わせてご紹介します。ここまできて、HSKの3級を受験する気になった方は下のステップに沿って今から始めて見ましょう!

①『HSK3級を取るぞ!』と思った今、30〜50hを確保できる日時を逆算してHSKの試験を申し込みます。試験日の約1ヶ月前が締切日となっているので気をつけてください。※3級の値段は6160円です。

②続いて公式動画サイトでHSK3級の動画を購入します。テキストが家に届く間はまだ動画は見始めなくて大丈夫です。ついでにHSK3級の過去問も購入しましょう。これで事前準備は終了です!

③では早速勉強開始です!基本的な単語をなんとなく覚えることから始めます。YouTubeを活用しながらなんとなく、「あっ知ってるな」という単語数を増やすことがポイントです。オススメは半身浴中に声を出しながら繰り返し聞くことです。

④単語をなんとなく覚えたら公式動画を見ていきましょう!テキストを見ながら進めても良いと思いますが、私はベッドの上で動画を見ているだけでした。

⑤全ての動画が見終わったら過去問を解いて見ましょう!あら不思議!!いつのまにか合格点が取れています。過去問については、公式テキストを購入しましたが3級であれば、ほとんど解説がなくても解けると思うので節約したい!という方にはアプリがオススメです。無料で4回過去問が解けます。

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⑥ラストスパートは単語の復習です。試験当日までは、HSK単語の公式アプリでひたすら単語を暗記します。特に「単語を聞いて意味がわかる」という段階に来るとリスニングが格段に点数アップします。

※HSK日本実施委員会 公認の「単語トレーニング」アプリです。級ごとに単語テスト機能がありますがそちらは課金が必要です。値段は500円くらいだったので惜しみなく課金しましょう!!「音声を聞いて、意味が分かる単語」が増えるとリスニング試験に有利なので、テスト当日までは、このアプリで単語力をしっかりつけると良いと思います。

これにて、試験会場に当日行けば完了となります。

★おまけ:上のステップはあくまでも、面倒臭がり屋の私がゴロゴロしながら合格した6ステップです。時間に余裕がある方は通勤時間に単語を聞いたり、ランチタイムに動画を流し見して復習しても良いと思います。私も一人でランチに行く日にはカフェで単語を流しながらランチタイムを過ごす日もありました。ポイントは、毎日やろう!と意気込むのではなく、気が向いた日にだけやることです。

3.リスニングの攻略法


これだけで合格できるの?と思うと思いますが出来ます。ただ、勉強時間が圧倒的に少ないのでリスニングの攻略法を用いて解く必要があります。

パートに沿って攻略法をシェアしていきたいと思います。

第一部分:放送される会話の内容に一致する写真を選ぶ

基本的にリスニングでは、まず練習問題から始まります。練習問題が流れている時間が勝負です。写真を見ながら流れるであろう単語を予想しておきます。

よく出るワードは「做饭=ご飯を作る」「狗=犬」「不舒服=具合が悪い」「下雨=雨が降っている」などです。これは過去問を解いているとだんだんとわかってきます。写真を見て事前に言われる単語を想定しておくことで簡単に問題を解くことができます。

第二部分:放送される2つの短文の内容が一致するかを答える

ここのパートに関しては、少し確率論になってしまいますが、10問あるうち、○と✖️は半々です(過去数年の過去問において)。もしわからなければ、全部○を記入することで半分の点数をもらうことが出来ます。もし1問わからなければ○の数を5個にすると正解できる可能性が高いです。

第三部分:放送される短い会話の内容に関する問いに答える

ここのパートはABCと選択肢が3つありますが、発音が分かれば簡単です。流れた文章で読まれている単語が正解です。注意点としては、会話だけでどこにいるのかを想像する問題があり、この問題の場合には単語は読み上げられません。例えば、教室の中での会話が流れたとします、その場合「教室」という単語は発せられません。どこで行われた会話でしょう?という問いに対して、A教室・Bタクシー・C家といった回答があるケースです。こちらに関しても、過去問を解いていれば選択肢を見ただけで、会話の場所を聞かれる問題が来るな!と想定できるようになります。


第四部分:放送されるやや長い会話の内容に関する問いに答える

ここのパートは第三部分と一緒です。単語が読まれるので、それが回答のケースが多いです。


いかがですか?リスニング問題は、意外と単語の発音が分かっていれば、答えられる問題が多いのです。HSKの公式動画を見ていると常に中国語の発音を聞いているので、テキストを見ながら勉強するより効率的に発音を身につけることができるのです。

4.最後の“書写”で出来るだけ点数を稼ごう!

書写は10問で100点満点と配点が高いので1問でも多く取りたいパートです。最初の5問は文法の並び替え問題です。そして次の5問はピンインを見て、漢字を書く問題です。私は、ベッドで動画を見ていたので書くという勉強をしておらず一番苦戦しました。

しかし、ピンインが書いてあるので頭の中で発音してみるとなんとなく漢字が思い浮かんできたりします。

もし皆さんが、“書写”を少しでも勉強したいと思うのであれば、「助詞」がポイントです。このパートは漢字が一文字の空欄となっているため、「助詞」が問題になりやすく、3級までの助詞を一通り書いてみると良いと思います。

実際に私は当日の朝、"HSK基本語彙1級‐4級 CD付"の助詞の欄を一度書いて5問中4問正解することができました。1問は、『、』が一個足りず漢字のミスをしてしまいました。

5.HSKのテストの注意点

HSKの注意点ですが、問題用紙は最後に集められますので回答を書いても家に帰って確認できません。また、1つのパート(例えば聞き取りのパート)で時間が余っても、次のパート(読解のパート)の問題を始めることはできません。

聞き取り(35分間):40問で100点満点

読解(30分間):30問で100点満点

書写(15分間):10問で100点満点


日本人の皆さんは、読解が一番簡単だと思うのでこのパートは100点を取りに行きましょう。次にリスニングを先ほど伝えた攻略法で90点を目指しましょう。最後に書写は1問10点と配点がかなり高いので、できれば正解したいですが、この30hの中で対策はあまりしないので「運」になります。しかし、これも発音が分かればピンインから想像できるので全く点が取れないパートではありません。

HSK3級は総得点180点が合格ラインと言われているので、聞き取りと読解のパートだけで合格できます。

つまりHSK3級合格のポイントは、「発音を聞いただけで意味がわかる」という「単語」の量を増やすことです。そのため、音を頭に入れつつ文法の勉強をし、過去問の勉強にもなる公式動画は非常に効率の良い勉強ツールになります。動画ではネイティヴの方が沢山の単語や例題を発音してくれます。

以上が私が30hで合格した方法になります。

余談ですが、当日は併願でHSK2級を受けました。当然2級のテキストなどは見たことがないですが合格できました。

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今後も私が効率よく成果を出した勉強法をシェアできればと思っているので次回の更新をお楽しみに!

では、再见〜!

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