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「管理ゼロで成果はあがる」 倉貫義人著


「管理ゼロで成果はあがる」倉貫義人著を読ませていただきました。

今まで何冊か業務ハック的な本を読んだ中でも、
線を引くところが多くて読み応えのある高級で内容の濃いと感じた本でした。

 管理しなくても、個人がモチベーションを保てるのはなぜか
 管理しないながらも、意識的に共有することは何か
 リモートワークにするための手順
 会議というコミュニケーションをどう変化させていくかなどのやり方

など、具体的なポイントがはっきりしました。

以下ネタバレありの読書感想文ですが、
備忘録としてまとめてみましたが、興味をお持ちの方、ぜひ読んでみてください。

■チームで働く
チームワークを大切にしている
給与一律 賞与山分け
ざっそう 雑談 相談できるのがチーム
日中の同じ時間に働いて、安定した毎月給与体制
時間と報酬を気にしないでいることができればチームとして成立する

音声で社長の思いを伝える 社長ラジオ
音声メッセージは文化などを伝えやすい
社長の価値観を伝える 社長ブログ

■管理をせずにモチベーションを
管理がなくてもモチベーションを保てる
生産性を高めて得た時間は自由にできるというモチベーション
自分の成長をモチベーションにする
人に役立つことをモチベーションにする
ビジョン合宿の最後に宣言する
業務分掌ありきではなく、同じチームだから助け合うという文化

■仕事のさせかた 任せ方
仕事を依頼するのではなく、問題の相談をする
判断も任せる
やる気に頼らない仕組み
人間として見て信頼する
振り返りができれば失敗しても良い
少しずつ連絡取り合い信頼を深める
自分たちの価値観やビジョンを言語化する
情報格差をなくしてオープンに伝えることで駆け引きをなくす
プライベートを優先できるような職場
ほうれんそう から ざっそう 雑談相談
職場での雑談は、仕事に関係する話になっていく
自分も雑談して良いんだという雰囲気づくり
やってみる やらせてみる フィードバック
期待をつたえながらやらせてみる
人に頼る前にコンピューターに頼る

プロジェクトマネジメントのスキル重要
 どんな仕事をすると大きな成果になるか
 どんな順番にすると待ちが減るか
 進んでいるか確認するのはいつか

■セルフマネジメント
これからの仕事は、単純労働が減り、新しいものを生み出すような創造性が求められる
セルフマネジメントして自分で成果が上げられるから自由でいられる
残業をし過ぎているのはセルフマネジメントができていないということ
自分なりのストレス解消法を知るのもセルフマネジメント
どの戦場で戦うのか?もしくは戦わないのか
任されていると信じて応える
考える部分と、決める部分

セルフマネジメントができる人の特徴
 こちらが期待していそうなことを答えようとできる
 会社側の立場も併せて、一緒に考えられる

■有給休暇に許可がいらないフラットな組織
有給休暇をとる時も、迷惑をかけすぎないか、連絡がつくようにしておくなどして、良識に基づいてセルフマネジメントする
経費を自分で判断できる
経費の使い方も全てオープンにすれば悪いことはしない

■ふりかえり(フィードバック)のやり方
週に一度振り返るところから始める
頻度をこなすことで、チームに改善の意識が定着する
KPTというツールで整理する  keep probrem try
アーティストの師匠は、基本的な技能があればやらせてみて、作品をレビューしながら、良い悪いの価値判断を伝えていく。
ふりかえり すりあわせ
YWTというツールで整理する  やったこと わかったこと 次にやること
数字をつかってコントロールしない
ミッションがスタート ゴールがビジョンを伝えておく
なぜという信念を考える
そもそも思考で考える
 そもそも本当にやりたかったことは何か
 そもそも何が実現できたら成功だったのか

■今までの常識的な会社の特徴
決裁にたくさんのハンコがいる会社から変わる
階層の伝言ゲームでは途中でそれぞれの思惑が入る
低めの目標設定や、古い目標、減点方式の評価がうまく機能しない

■会議を変える
議論をしっかりする
会議というよりワークショップ
持ち帰って検討はしない

いろいろなコミュニケーション形態:
 オフサイトミーティング:気楽に真面目な話をする場をつくる
 ハッカソン:みんなで仕事っぽくないハックを考え作り上げながら懇親を深める
 読書会:書籍をネタに、4、5人で自分たちの考えや経験を共有する
「最近どう?ランチ」

■リモートワークの9つのステップ
 ペーペーレス
 クラウド化
 メールからチャットへ
 テレビ会議
 音声つなぎっぱなし
 バーチャルオフィス
 全員リモートワーク推奨
 物理オフィス撤廃
 オンラインファースト

■生産性をあげる
時間対効果を高める
生産的にし、楽に成果をあげる
気合や根性で頑張るのはよくないこと
時間をかけて成果を出せば良いという考え方はよくない
楽にでき得るような仕組み化や自動化
楽をするための苦労は厭わない
そもそもなんのためにするのか
誰かに管理されなくても、自律的に働く
常識にとらわれず、独創的にはたらく
成果を出すからこそ豊かに暮らしていくことができる
非効率を見逃したままでは効果など出せない
人は弱いものだという前提での仕組みづくりをする
樹を伐るのに忙しくて斧を研ぐ暇がない
やったほうがいいことはしない  例:誤字脱字でも伝わる
80%の完成度のためには2割の時間で良い
巧遅より拙速
電話応答サービスなどによるアウトソーシング
アウトソーシングしながら、ノウハウを蓄積したいことは自分たちでやる
タスクばらしで小口化すると無駄が省ける
重要な仕事だけに集中するために重要でない仕事を捨てることができるか
手を動かす前に頭を動かす
優先順位をつけるポイントは、一列に並べるということ
仕事をすることは仕事を終えること
メールをチャットにするという小口化
フィードバックを毎週するという小口化
小口化すると、億劫にならずに気軽に取り組める
大袈裟な業務改善から、ちょっとした業務ハック
ドリルを買う人が欲しいのは穴
自分たちは何者だと認識して欲しいか
お客さまになる前に好きになってもらう
生産性を高めたことでできた余裕で、部活動のように自分のやりたいことができる
自分たちでつくった賄い活動から生まれるサービス
規模を追求することをやめる
少子高齢化の時代に雇用創出は必要か
長く付き合うために、採用にはコストをかけている
納品のない受託契約からサブスクリプションへ
マーケティングの理想は販売を不要にすること
お客が本当に欲しいものを想像する


以上読書感想文でした。
何度も読み返したい良い本でしたので、ぜひ皆様もお読みになってください!

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