見出し画像

<特集>自分を俯瞰(ふかん)してみる方法

就活の自己分析や改めて将来を考えるとき、自分は今どんな魅力や強み、課題や弱さがあるのか。机に座って考えても、なかなか自分を俯瞰してみることができない。そんなことはないでしょうか。ここでは、いくつか自分を俯瞰してみる方法をまとめます。


感情が揺れた出来事を書き出して「なぜ?」を3~5回繰り返す。

今の自分は1日にしてならず。

何が嬉しくて、何に悔しがって、何が悲しくて、何が楽しいか。
その価値観はすべて過去の出来事が起因しています。

自分のこれまでの人生を振り返り、幼少期に感情が一番動いたこと、
小学校時に一番感情が動いたこと、中学校・高校・大学と書き出していきます。
人生曲線とか、モチベーショングラフとも言います。

そこから、
①なぜ嬉しかったのか。(母に褒められたから)
②なぜ、母から褒められるとうれしいのか(普段は厳しいと感じていたから)
③なぜ、普段は厳しいと感じていたのか(甘えさせなかった)
④なぜ、甘えさせてくれなかったと思うのか(自立してほしいと普段から何でも自分でやるように言われていた)」

これは、普段厳しい母から褒められたときに「嬉しい」の感情が一番動いた。ということを振り返った内容です。

他、同様のことはないか確認をすると、血のにじむ思いで頑張り、厳しいコーチに褒められたことが忘れられない。など出てくるかもしれません。

厳しい人から褒められると嬉しい感情が高く出るのは、
⑤なぜ嬉しいのか。

普段厳しい人から認められると感じることで、存在意義を強く感じる。
認められたい一心で、厳しい練習も頑張れた。

ということが出てくるかもしれません。
「認められることに喜びややりがいを強く感じる為、人の役に立つことに(過去のエピソード)こんな風に工夫をして頑張れる自分。」の自分の価値観の発見につながったりします。

ひとつ見つけたら、必ず他のエピソードでも当てはまるか確認をしてみて下さいね。

自己分析ツールを活用する

リクナビ診断や16TESTなど無料で使える自己分析ツールが多くあります。

5分程度で診断できるものもあるので、気楽にリラックスして受けてみては?

ただし、会員にならないと受けられないものや、アドレスや個人情報を取得する目的のものも存在するようですので、くれぐれも注意が必要です。
また、その時の環境や気分によっても異なる回答が出ることがある為、あくまで参考程度にとどめておくのがいいと思います。

周りの人に自分のことを聞いてみる

「あなたは、●●でいいね」と言われて、「それって普通じゃないの?」となった経験はありませんか?

人にとって魅力的に映っていることが、自分では当たり前で気づかなかない。という事があります。

人から自分はどう見えているのか。

「私の魅力って何?具体的にどんな時に思った?」と具体的なエピソードも
一緒に聞いて、自分にそんなところがあるのか振り返ってみましょう。

友人や家族など近しい方数人に聞いて共通点が出てきたら、より信ぴょう性がありますね。

また、全く知らない初めましての方に聞いてみるのも一つです。
御自身のこれまでを話ししながら、一緒に深堀をしていって、どんな価値観があるのか確認をしていきます。

大学のキャリアセンターには、アドバイザーさんがいらっしゃるでしょうし、紹介会社(エージェント)でもアドバイザーさんがいらっしゃるので、活用してみても良いでしょう。

他の人のキャリアを聞いてみる。

他の人は、人生においてどんな選択をしているのか。エッセイでもいいですし、身近な人の話を聞いてみるのもいいですし、サイトなんかで見てみるのもいい。色んな方の生き方に触れて自分はどう思うか、自分に置き換えるとどうかを探ってみると、気づかなかった価値観に触れられることも。

私も参加している「京都ではたらくわたしのライフストーリー」では
この町で働く身近でリアルな生き方の選択を、見て頂く事ができます。
ロールモデル探しにも。(順次インタビューを増やしていく予定です)

注意点は、思い込み過ぎず常にアップデート!

思い込みすぎに注意しましょう。
特に適性検査はその時の気分や環境にも左右される場合があります。
私も就活中に実施したものと勤務してから実施したものでは大きく異なる項目もありました。

また、人から意見を聞いても、自分の中で具体的なエピソードとして当てはまるかどうかは確認しましょう。
「あなたはこうだから」と言われて、そうなんだと思い込んでしまうと、
何かうまくいかなかったことに対して、他人のせいにしてしまったりすることの無いよう、あくまで自分を知る、考えるきっかけや参考として聞くようにしましょう。

就活中だけにとらわれず、社会に出てからも、常に自分を見つめる、この感情はなぜ?と癖づけてみることで、自分の今をアップデートしていけるのではないでしょうか。

他にもこんな記事はいかがでしょうか。


この記事が参加している募集

#はじめての仕事

4,041件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?