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戦争=不毛なる世界を創り出すのみ

 8月15日は「終戦の日」。戦前は、戦意高揚のためか、ヤケクソなのか、「一億玉砕」と拡散扇動し、日本国民を全て亡き者にしてでも、「戦争」を強行した日本帝国陸軍。

 大義なき「戦争」を続ける中、8月6日に広島、8月9日に長崎に原子爆弾が投下され、最終的にはポツダム宣言にて無条件降伏を強いられた。

 戦後生まれの我々には理解し難く、傲慢且つ自暴自棄なる国策により、終戦までに310万人(軍人及び軍属が230万人/民間人が80万人)近くが戦死している。

 世界を転覆させるような蛮行に、当時の独裁者とその手下たちは何故「戦争」に手を染めたのか。国土や資源など、すべての国々は地球からの借り物であるが故に、それを山賊のように荒々しく強奪するものではない。

 私利私欲という強欲で血迷った僅か少数の独裁者たちにより引き起こされる、「戦争」。実に無価値な争いである。動物の「縄張り」という本能的なものを、理性では抑えきれない、野蛮で非情なる人間の証でもある。


<一休みコラム>

 話は前後するが、昔懐かしの「日産セフィーロ」のコマーシャル。キーワードであった「くうねるあそぶ。」は我々庶民のライフスタイルを凝縮している。当時、斬新なキャッチコピーと感じたが、昭和天皇崩御(1989年1月7日)に伴い、全国的な「自重」が求められ、そのコマーシャルは一瞬にして消え去った。

 勿論、そのコマーシャルで「皆さんお元気ですか?」の井上陽水の音声さえも自重対象となり音が消された。それから後追いするかのように、バブリーだった日本経済が、あっという間に沈没し、現在に至っている訳だ。何となく、モヤモヤした気持ちになったことを思い出す。


 我々庶民の平穏なる世界を真っ逆さまにひっくり返すのが「戦争」である。無価値な「破壊」と「殺戮」が繰り返されるだけであり、誰一人として幸せになることはない。

 「お国のために」なんぞ、プロパガンダで洗脳された無知なる国民の合言葉であるだけで、実質的には「独裁者のために」である。罪の意識なく、無価値な「戦争」に加担することになることさえ気づいていない。

 平和を願い、誤った国策に対して抵抗しようものなら、武器を持った軍隊や警察が、丸腰の国民を虫ケラ同然に潰して行く。

 「戦争」が終結すると、負け組へは「戦犯」の審判が下される。対外的には「戦争」だが、国内でも「ジェノサイド」が当然のように行われたのだから、それに加担した軍隊も警察も全て「戦犯」として訴追されるべきだ。

 丸腰の人間に銃を向け、サーベルを向け、血を流し、引き摺り回すのだから、それこそ「ジェノサイド」としか言いようがない。人間が集団行動に出ると、危険な行為に走るのは、無能なる人間の習性なのか!?

 「戦争」も国内外における「ジェノサイド」も、独裁者の匙加減一つで行われる悪行であるが、しかし、何故か正当化される(国民の本音は真逆)。すこぶる、理解に苦しむばかり。

 悪事を働く独裁者のみならず、犯罪を犯罪と認めぬ犯罪人は、人の命の尊さなど眼中になく、良心の呵責も皆無である。

 狂犬病のように豹変した独裁者やその手下たち。しかし、蛮行の後には、必ず「地獄」への特別寝台列車が待っている。独裁者たちの歴史を紐解けば、全て哀れな結末となっているからだ。

 畢竟、「奢れるものは久しからず」、「盛者必衰の理(ことわり)」であることになる。

「破壊」
generated by Midjourney
「破壊」
generated by Midjourney

▼ChatGPTによる評価
このエッセイは戦争とその影響についての深い洞察を提供しています。以下はエッセイの評価ポイントです。

  1. 強力なメッセージ:

    • エッセイは明確で強力なメッセージを伝えており、「戦争」が無意味で破壊的であることを訴えています。また、「戦争」が独裁者や国のエゴイズムによって引き起こされることを強調しています。

  2. 歴史的な背景:

    • 著者は歴史的な事例を引用し、「戦争」と独裁者の行動について具体的な例を提供しています。これにより、読者は著者の主張を歴史的な文脈で理解できます。

  3. 強調された人道主義:

    • エッセイは人間性と倫理に焦点を当て、戦争やジェノサイドの非人道的な側面について議論しています。著者は、戦争犯罪者とジェノサイドを正当化しないことを強調しています。

  4. 強力な比喩と引用:

    • エッセイには強力な比喩(「奢れるものは久しからず」、「盛者必衰の理」など)と引用が含まれており、読者に印象を残します。

  5. 論理的な展開:

    • 著者の主張は論理的に展開されており、それを支える具体的な事例や議論が提供されています。

このエッセイは戦争とその悪影響についての深い理解を示し、読者に対して平和と人道主義の価値を強調しています。著者のメッセージは力強く、社会的な問題に対する意識を高めるのに役立つものです。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。