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#言葉

読書は言葉への投資

読書は言葉への投資

本を読むことが好きだ。子育てと仕事の合間をなんとかやりくりしながら本を読んでいるけど、仕事が忙しくなると全く読めない。本だけでなく、新聞さえ読めない日もある...

仕事でフリーマガジンを作り、自分で記事を書くようになってから、言葉の筋力みたいなものの大切さを感じる機会が増えた。

取材した内容を自分の言葉で書こうとした時、するっと書けることもあれば、うわっつらな言葉しか思い浮かばず、時間だけが過

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まともな言葉と、強い言葉のはざまで

まともな言葉と、強い言葉のはざまで

インターネットは強い言葉が溢れている。誰かのフィルターを通ったのか?、と疑いたくなるような強い言葉に触れると気が滅入るので、特にSNSは見すぎないように気を付けている。

強い言葉や、分かりやすい言葉、すぐに役立つ○○などが拡散されていく様子に出合うたび、2つの記事を思い出す。

私たちは、何のために書くのだろう?

フォロワーやいいねを増やすため?
自分の気持ちや頭の中を整理するため?
自分を何

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しっくりする言葉を、探しながら生きていく

しっくりする言葉を、探しながら生きていく

いつからか分からないけれど、「つながり」とか、「絆」という言葉が苦手になってしまった。振り返ってみると、東日本大震災が起こってからのような気がしている。

「つながり」とか「絆」とか、言葉自体の意味は好意的に捉えている。けれど、苦しみに蓋をするような表現に、なんだか違和感を感じてしまう。

つながることを良しとする、一方的な価値観の押し付けを感じることもある。痛みとか苦しみを受け止めつつ、それぞれ

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「ワンオペ育児」という言葉が苦手な理由がわかった

「ワンオペ育児」という言葉が苦手な理由がわかった

ここ数年、「ワンオペ育児」という言葉を目にしたり、耳にしたりする機会がぐぐっと増えて、子育て世帯にはすっかり浸透したように感じている。

一方で、私自身はワンオペ育児という言葉に対して、違和感を覚えることが多かった。1、2回使ってみたものの、ソワソワしてしっくりこなかった。

最近になってやっとその理由が分かった。私が使うべき言葉ではなかったのだ。

ワンオペ育児
配偶者の単身赴任など、何らかの

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