山本千尋(やまもとちひろ)

ハードルが見当たらない郷土ZINE『佐世保の自由研究』を作って販売しています(vol.…

山本千尋(やまもとちひろ)

ハードルが見当たらない郷土ZINE『佐世保の自由研究』を作って販売しています(vol.1とNo.2)。日記も書きます。長崎県佐世保市から愛を込めて。

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わたしのこと

初めましての方も、そうでない方もこんにちは。 山本千尋と申します。 1986年佐世保生まれ&在住です。地元フリーペーパーの編集記者を2年ほど経験し、2018年からフリーライターをしております。 現在は夫と2人の子どもと慎ましく暮らしながら、させぼライフのなかで気になったさまざまな人、こと、物を取材しています。 執筆した記事は「デイリーポータルZ 」「TAP99(タップナインティナイン)」などにて公開されています。 これまで執筆した記事についてもまとめていますのでぜひご

    • 連休の空気がおわる

      2019.5.7 連休最後の日は、これといってなにかするということのない1日だった。最終日はたぶんワタワタとお出かけするよりも、ゆったり休んで連休の思い出に浸るのがおそらく吉というものだろう。そうやって自分に言い聞かせているのであるが。 やろうと思えばずっとベッドに沈むこともできたが、それはさすがにあんまりなので、先日ゲットした図書館の公式キャラクターのペーパークラフトを作ることにした。 ザクザクと紙を切って、のりしろを接着していく。ちゃんと折り目に加工がされていた。な

      • BBQののち銀机上で平沢進

        2019.5.6 朝から網戸を張り替えた。初めてだったけど、わりとピンと張れて気持ちが良かった。 佐世保市立図書館の「図書館まつり」へお邪魔した。ちょうど、ビブリオバトルの開催中だった。 いつもお世話になっている、グッドなルッキングの図書館員さんにご挨拶をして、図書館をまわった。この「図書館まつり」もそうだが、より多くの人に親しんでもらうため、佐世保市立図書館では数年前からさまざまな取り組みが行われている。昨年誕生した公式キャラクター「SABONちゃん」もその1つなのだ

        • マキタの現場用スピーカーはかわいい

          2019.5.5 木々は時間とともに、もくもくと空と海を覆い隠してしまう。 ふつうは、これをどうにかしてやろうなんて大それたことは、なかなか思いつかないことなのだが。 ✳︎ 夫がまた、あごだしイタリアンスープを仕込んでくれていた。彼はこうやって定期的にわたしに好物を与えてくれる。本当に心からテンションが上がる。ただし、けっこう量が多い。今回もざっとみた感じ、6リットルぐらいだろうか。麺を投入すれば、ラーメンが軽く10杯は食べられそうだ。 こんなときわが家では、韓国の

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        • 日記(2019-2023はてなから移行)
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          親子三代で佐世保玉屋へ【2019年5月24日執筆】

          まえがきみなさんは百貨店好きですか? 佐世保にお住いの方、または住んでらっしゃった方、佐世保玉屋は好きですか? わたしは好きでしたし、今でも好きです。きっと人それぞれに思い出の百貨店があるのではないでしょうか。 この記事は2019年5月に取材させていただき執筆したものです。 「佐世保玉屋が大好きなので、その歴史や今の姿を伝える取材記事を書きたい」。当時、ライターとして在籍していたとあるメディアにその企画を出していたのですがなぜかボツになりまして。オイオイなんだよそれ!じゃあ

          親子三代で佐世保玉屋へ【2019年5月24日執筆】

          もう一度食べたいと胸を焦がす

          2019.5.4 昨日引いたおみくじ。チャンスを逃すと転落しちゃうなんて、とってもカイジ的な状況でつらい。 ✳︎ 運動をしようとおもった。チョコミントを食べ過ぎたのか、仕事で佐世保バーガーを食べ過ぎたのか、どうやら太ってしまったようだ。 振り返ってみると、食べた後の身体へのフォローが全くない。動いて摂取したカロリーを消費しようなんて気持ちが微塵もなく、悠々と座り仕事や子との昼寝に興じているのである。一応家事はしているが、もちろんそれは消費の手伝いにはなっていないのであ

          もう一度食べたいと胸を焦がす

          ベビールームがセーブポイントになる

          2019.5.3 ✳︎ 天気も良かったので、ドライブに行くことにした。 目指すは江迎だ。わたしのなかでは、なんとなく寿福寺にいこうということにしたのである。佐世保の古寺で、紅葉の名所としても挙げられる場所である。個人的には300年以上前からあるという梵鐘がアツい。 今の時期は新緑が美しいだろう、というそれっぽい理由でお出かけすることにした。出発前、グーグルナビで行き先を設定したところ、さっそく下道を案内されたのでとりあえずオフにした。 外は快晴、日差しも強く、窓を閉

          ベビールームがセーブポイントになる

          夫婦あわせて2リットルはトムヤムクンスープを飲んでいる

          2019.5.2 だれかが砂浜に書いた「LOVE令和」の文字。夫は「まだ始まったばかりなのにね」と言っていた。 ✳︎ 夫の飛び石的なゴールデンウィーク休みも残り少なくなってきた。しかしどこに行くという宛てもなく、普段どおりの時間を過ごす。 洗濯物を干し、軽く掃除をする。夫にはなるべく子と一緒の時間を過ごしてもらいたいので、できるだけ見ててもらう。 夫は朝からトムヤンクンスープを仕込んだ。といっても、材料は家にあるものを適当に組み合わせたもので、正式なレシピに沿ったも

          夫婦あわせて2リットルはトムヤムクンスープを飲んでいる

          所帯じみたまま年号をまたぐ

          2019.5.1 朝からミーティングに行く。 次々と飛び出してくるアイデアにニヤニヤしながら、もっと発想力と経験がほしい、とおもった。帰りは五番街へ寄ろうか、と思っていたら、ミーティング参加者の人から「方向こっちですか」と聞かれたので、「はい、子のおむつ買おうかなと」と答えた。 すごく所帯じみた返事をしてしまったなぁとおもった。 立ち寄ったベビザらスは、ゴールデンウィーク中のファミリーたちであふれかえっていた。そんななか、颯爽とおむつ売り場へ直行し、目当てのものを手に

          所帯じみたまま年号をまたぐ

          子どもらを鼓舞してマックアドベンチャー

          2024.9.26 日差しがむわっと差し込んでくる朝に、グリークヨーグルトを小皿に盛って子どもたちに出した。子1が横目でちらっと見て皿をすす、と自分側に引き寄せる。これはいつも食べているミニカップのヨーグルトではないな、という顔でじっと凝視したあと、スプーンで小さくすくっておそるおそる口に含んだ。 「うん!」と首を縦に振るので「おいしいでしょ」と言うと、「これはバースデーケーキに塗ろう」と一息でつぶやいた。 たしかに生クリームみたいだもんな。わかるよと一緒に首を縦に振ろうと

          子どもらを鼓舞してマックアドベンチャー

          バイアスに鳥肌

          2019.4.30 雨がばんばん降っていたので、子とのお出掛けは遠慮しておくことにした。夫は髪を切りに行くついでに、お義母さんとお買い物に出かけていった。雨はばらばら窓をたたきつける。わたしは子に絵本を読んで、おなかの上に子をうつ伏せで寝かせた。少しも経たないうちに寝息が聞こえ、わたしも案の定つられて眠くなって落ちた。 息苦しくなって目覚めると猫が乗っていた。ちょうどのタイミングで帰ってきた夫に写真を撮られる。きっと微笑ましい絵図になっているんだろうなと思いきや、とんでも

          演劇でとてもお世話になりました

          2019.4.29 高校生のとき、わたしは演劇部に所属していた。 当時は高校の数だけ演劇部があったような時代で、他校同士のつながりも強かった。合宿で大人数ワイワイしたり、演劇部の甲子園ともいうべき「全国高等学校演劇大会」の県北予選でも2〜3日間たっぷりプログラムが組めるほどだった。OBOGたちによる卒業公演は、学校の垣根を超えた演目が組まれ、代々「◯◯ぱんだ公演」という名称で呼ばれていた。◯◯の部分には、笹だとか桜だとか梅ヶ枝だとか、和菓子っぽい名前がなぜか入っていたと思

          演劇でとてもお世話になりました

          良い兄弟、造形美

          2019.4.28 朝は眠くて眠くて仕方がなかった。 この日は夫が午前出勤の日だったので、職場までの送り迎えはしなくてもいいという。では遠慮なく、ということで布団にしがみついていたのだが、気がつくとベッド傍の敷布団で寝ていた子がわたしのすぐ隣にきていた。 セミダブルのベッドは、夫、猫、子、わたしという並びでギュウギュウ詰めになっていた。とっても渋滞していた。 起きたいけど身体がまぶたが勝手に閉じてしまう。 なにか夫と会話をしていた気もするけれど、すごく寝ぼけた返事し

          敬語を忘れておどろく

          2019.4.27 夫を職場まで送り届ける。 ガソリンメーターがギリギリだったので、ちょっぴりドキドキしながらもまずはマツキヨで買い物を済ませる。ここはミルク缶が安い。2缶ケースを一旦カゴに入れ、その後おしりふきのオマケがついた2缶セットを発見したので入れ替える。 小売業のとき痛感したことだが、こういうオマケ付きの商品はレジでおすすめする(もしくは売り場から持ってくる)ことに越したことはない。キャンペーン前から並んでいる商品には当然オマケはついていないわけだが、それをう

          白い食材しばりが生まれる

          2024.9.25 朝早く起きたいという想いを夫に打ち明け、5時半にスマホのアラームをセットしてもらった。こういうのは自分でやると強制力が弱まることを、わたしはここ10年ほど痛感し続けている(けどもう痛覚がない)。 もちろん二度寝もやぶさかではないわたしの甘え気質を知ってるからか、夫は次に6時、6時10分、30分と小刻みにセットしていた。7時台に至っては13分だ。その3分は何なのだ。こちらのバイオリズムを完全に把握されている感じすらする。 おかげで三度寝をかましたものの

          白い食材しばりが生まれる

          365日、彼らは愛宕山に登る:佐世保相浦【2019年12月25日執筆】

          眠い。 朝6時。いつもなら布団でスカスカ惰眠をむさぼっている時間だが、この日は登山の約束をしていたのでなんとか這いずり出なければならなかった。365日、晴れの日も雨の日も風の日も雪の日も山に登る人たちの集まりにちょっと参加することになったのだ。半ば勢いでOKしてしまったことを悔やみつつ、のっそりと外に出た。 連日続いていた攻撃的な真夏日も朝だけは休戦しているようで、山鳩の声が心地いい。穏やかな涼しい風に吹かれ、少し眠気が覚めた。 古びた商店街の脇に車を停める。本当にここ

          365日、彼らは愛宕山に登る:佐世保相浦【2019年12月25日執筆】