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無いモノをあるモノにできる私たち〜人の「認識」について。前編

前回、
人は「思い込み」(フィルター)を通して、
誰かを、物事を、そして自分さえも見てる。

という認識のお話しになりました。

今日は、ちょっとややこし。
と思うかもしれませんが、
そんな人の「認識」について、前編・後編で、
お話ししていきたいのです。

まず、前編にて、
認識が起きるにあたりの前提について、
整理しておきたいことがあるので、
それについて書いていきます。

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私たちは、日々色んな事を見聞きして、触れて、
物理的な手触りのあるモノをリアル。としています。


では、質問です。

あなたは、目に見えないモノを、怪しい!
と思った経験はありませんか?

または、物理的に存在しないモノを、
信じられない…って思った経験ありませんか?

ココ。ちょっと詳しく見ていきたいんです。
あ。オカルト的な話しではありませんw

人のアタマの中は、情報で溢れてる。
いゃ…もっといえば、情報の中で生きている。

当たり前に分かってるコトも、
その情報がアタマの中にあるから、そう認識できる。

【注】ココで言う情報とは、
外部からインプットする文字情報や、
テレビやネットから自分の中に取り込む情報ではなく、
自分のアタマの中にある既に存在する情報のコトです。


例えば…
ミカンを想像してみましょう!
ソレはなんですか?と聞かれたとします。

コレは、ミカンです。🍊
ミカンは、フルーツの1種です。

☝️こんなコトすら、情報です。

この辺りまでは、
多分、大多数の人が共通認識をしてる。

更に…
じゃあ、ミカンは好きですか?
そして、ミカンでの想い出を教えてください。
と、言われたとします。

ミカンは、大好き♡
って人もいれば、
ミカン……無くても生きていける(   ˙-˙   )
って人もいる。


ミカンを見ると、
お正月、実家のおこたでヌクヌク、家族団欒。
って、想い出を語る人もいるだろうし、
駅弁と一緒に買った冷凍ミカン。あの旅は……

ってな具合に、共通認識以降の話し以降は、
十人十色の認識
がある、ということです。

(今までお話ししてきた中で言うなら、
共通認識以降の認識は、
言わば、ジャッジであり、ストーリー展開。
悩みの種になるモノ達。ということです。)


共通認識できるミカンは、
それは、ミカンだ。という情報が、
私たちのアタマの中に存在するから、ミカンだ。
と答えられるわけです。
もちろん、それ以降の答えも、
アナタのアタマの中にある情報。

つまり、情報ありきで世界を見てる。
情報がなければ、
モノを認識することすらできない。ということです。


物理空間に生きている(ような気がしている)
けれど、
それ以前に情報空間で生きている。
もうちょっと言うと、
物理空間で認識していることは、
自分のアタマの中にある情報空間の投影である。
ということ。

更に、オモシロぃもので、
情報の中には、物理的に存在しないモノ、
手触りが無いモノを……あるモノ。
として認識していることがあります。

どういうことか?

「ミカン」は、物理的にあるモノだけれど、
「フルーツ」というものは物理的に存在しませんょね?

フルーツに属するものを総称してフルーツになる。
でも、私たちはフルーツって聞くと、
あれやこれやを想像できるんです。
犬とか、ネコとかも同じこと。
もっと大きくくくれば、動物とかとか…。

なのに、
人は、目に見えて、触れることができる物理空間に存在するモノは、リアル!と思って信じられる、
ことに対して、
目に見えなくて、触れることすらできないもの、
手触りのないモノは、怪しい!とすら思う。


が、先程例にあげたことでいうと、
日常的に、目には見えないモノに対しての情報で、
物理的には存在しないものを、あるモノ。
と認識できている。ということ。



もう少しイメージしやすい例で言うと、
足ツボ。なんてもっと分かりやすいかも…
足ツボマッサージ。
足ツボを刺激すると健康に繋がる。
やった事がある、ない。にせよ。
多くの人が知っている情報です。
実際に、足ツボマッサージ店にいって、
あーー、内蔵が荒れてますね。。
なんて言われたことがある人もいるでは?


でも、足ツボは解剖しても出てきません。w
物理的には存在しないモノです。
でもでも、それはあるモノとして、
コンセンサスがとれている。

目に見えるモノだけが、
リアル、現実の世界なわけではない。
ってコトが、ココからもよく分かる。
つまり、情報があってからの物理。
物理が先、ではない!
情報が先であって、物理が後。

私たちがリアル。と思っているコトは、
アタマの中の情報が元で出来ている。

物理的に存在すらしない。
と言っているワケではないです。いゃ、
物理学的に言ったら、ナイ。
とも言えるかもしれないけれどw …そこはさておき。

物事の認識は、ココが前提で成り立っているのです。

そして、その情報空間は、
まさに十人十色。皆んなが皆んな違った情報空間を持っている。

情報空間の中で生きている、
という事に少し手触りが出てきたでしょうか?

似ているところで言うなら、
世界的にベストセラーになった、
ユヴァル・ハラリさんの「サピエンス全史」
に出てくる、認知革命、フィクションの中で生きている。辺りは、近いところがあると思います。

ここまでの話し、実は、かなーり結構重要だ、
と思っていますw

ココが、腑に落ちると、物事の捉え方が変わる…
きっかけ、になるかもしれない!w

「リアルは物理空間だろー!」パラダイムから、
早めの脱却をw

長くなりすぎるので、
この続きは、また次回に。
次回はこの視点を元に、どんな風に物事を見ているのか?のお話しをしてみようかと思います。

あ。マインドフルネスやヨガ、瞑想と
なんら関係ない話しをしていそうですが、
めちゃめちゃ関係してるんですw 
ゆくゆくそれがちゃんと繋がるようにお話ししていきます故w

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