チエノワデザイン(シュンビン株式会社)

私たちは「中小企業の企画部を代行する」をミッションに掲げ、お客様のビジネス全体をデザイ…

チエノワデザイン(シュンビン株式会社)

私たちは「中小企業の企画部を代行する」をミッションに掲げ、お客様のビジネス全体をデザインするデザイン会社です。ビジネスの舵取りをする人が抱える課題解決のヒントを提供する場として、noteを公開しています。

最近の記事

  • 固定された記事

note、はじめました

はじめまして、チエノワnote編集部です。私たちは、シュンビン(株)が運営するオウンドメディアチームです。 この度、チエノワnoteというオウンドメディアを立ち上げました。はじめましての今回はご挨拶の代わりに、私たちがどんな会社で、noteでどんなことをしていきたいのかについてお届けします。 シュンビンとは、こんな会社です 京都に拠点を置く デザイン × コンサル の会社です。 元々は洗瓶業(瓶を回収、洗浄しリユースする事業)をしていましたが、瓶の需要減少に伴い廃業の危機

    • オリジナルボトルでブランディング ~規格外・オリジナルデザイン瓶の作り方~

      私たちは長らく洗瓶や瓶販売の仕事をしていました。瓶の需要減少で苦境に立たされた際、「自分たちでオリジナルデザインの瓶をつくろう!」というアイデアがきっかけで、現在のデザイン会社へと変貌を遂げました。(詳しくは 自己紹介記事 をご覧ください。) そんな会社を救った、オリジナルデザインの瓶。今では飲料・食品メーカー様向けに、企画・デザイン・販売を手掛けています。「ウィスキーなどの高級酒のブランディングに」「オリジナルデザインで統一感をもたせたい」。オリジナルボトルの製造を検討さ

      • 今こそ見直したい ブランド価値を高める実店舗の魅力

        社会が豊かになり、モノの所有から「体験」を重視した時間の消費へ消費スタイルが変化しています。それに伴い、ブランド体験を重視したフラグシップショップの運営に力を入れる企業が増えています。なかには自社のこだわりや伝統を発信するため、歴史的建造物特有の設えや趣を活かして事業価値を高める空間づくりを実現している店舗も増えています。一方で、古い建物は修繕や改築、耐震補強も必要となり、管理・維持には大きなコストがかかるもの。収益性の観点で捉えると費用対効果のある空間でなくてはいけません。

        • 時代に合わせて新市場を開拓!小さな酒蔵が挑戦する「伝統と革新 」

          「家業の酒造りを次の世代に受け継ぎたい」。三重県で江戸時代から代々酒造りをされている河武醸造株式会社様。従業員数8名の小さな酒蔵です。河武醸造様が造られているお酒は、地元酒販店を中心に流通。晩酌アイテムとして愛されてきたお酒です。 しかし飲酒習慣の変化と選択肢の多様化によって、20年間売上は下降傾向に。このままでは事業が立ち行かなくなる。家業である酒造りを次世代に受け継ぐため、何か手を打たなければ。家業再興に向けた活路を求めてご相談をいただきました。 事業再興を支える「活

        • 固定された記事

          映え×パッケージでお客様を呼ぶテイクアウトスイーツの仕掛けとは

          京都嵐山で「まるにあん」という店舗を開業、食べ歩きスイーツ「ぱふぇどら」の販売をスタートさせた老舗和菓子メーカー 都食品様の例を参考に、成功の鍵となるポイントを解説します。 観光地 京都・嵐山でスタートする新事業 年間5,000万人の観光客が集まる京都。一号店の出店は観光客の1/4が訪れる嵐山に決定しました。嵐山は修学旅行生~30代までの若年層に人気のスポット。店舗は、最寄駅から人気の名所「渡月橋」に続くメインストリートを脇道に入った3軒目。飲食店や土産物店が集まる賑わい

          映え×パッケージでお客様を呼ぶテイクアウトスイーツの仕掛けとは

          地域に根差したキッチンカー事業!お客様を呼び込むデザインとは

          地方を中心に地域密着型のビジネス展開として、移動販売が再注目されています。実店舗より手軽に始められる一方で、営業場所・時間が流動的で固定客を掴みにくい等、特有の課題もあります。 今回はキッチンカーで「ぽてとのひみつ」というスナックを販売されているBarong(バロン)様の開業支援の実績をもとに、キッチンカービジネス立ち上げのポイントをご紹介します。 お手伝いのきっかけは、商品パッケージのご相談から。看板商品の「ぽてとのひみつ」は、ボール状の揚げポテトに具材を詰め込んだオリ

          地域に根差したキッチンカー事業!お客様を呼び込むデザインとは

          輸入食品卸が直販ECに挑戦!専門商社ならではのウリで卸と小売を両取り

          コロナ禍による消費ショックの影響で、直販事業やネット販売を始動されるケースが増えています。一方で卸中心に事業展開をされてきた事業者様のなかには、直販やECに参入しづらい背景をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。 今回は、輸入卸売業を営む企業が始められた、直販事業の立ち上げストーリーをご紹介します。スタート当初は、「卸先と競合にならないか」という不安をお持ちでしたが、輸入卸の強みを活かした商品設計で不安を解消。コロナ禍のおうち時間を彩るサービスを展開されています。 自

          輸入食品卸が直販ECに挑戦!専門商社ならではのウリで卸と小売を両取り

          ものづくりの知見を活かして請負仕事から脱却 製品力で顧客から選ばれるメーカーへ

          メーカーが直接製品を販売するD2Cに注目が集まり、オンラインショップの運営が加速しています。販売チャネルの拡大や利益率改善に留まらず、お客様との繋がりに焦点をあて「メーカーブランド」を確立させた企業があります。 良質なモノが溢れ、機能・性能だけで選ばれるのが難しい時代。代々受け継いだ技術を、お客様にどう届けるのか。「ものづくり」に回帰し、製品力で選ばれるメーカへ。老舗メーカーの変革ストーリーをご紹介します。 メーカーブランドの確立に向けて京都で寝具の製造販売業を営む大東寝

          ものづくりの知見を活かして請負仕事から脱却 製品力で顧客から選ばれるメーカーへ

          コロナ禍でも行列に?!スイーツブランド立ち上げの仕掛けとは

          パッケージデザインのお仕事を通して、目新しい商品に出会う機会が多くあります。説明を聞くだけではイメージしにくい、新ジャンルの商品。どんな商品なのだろう…と想像するだけでもワクワクするお仕事です。 お客様からのご要望は「まだ世の中に知られていない新商品。その魅力をデザインの力で、伝わるように表現して欲しい」というもの。そんな新商品の見せ方や認知の作り方に関するお悩みのヒントになりそうな事例を紹介したいと思います。 自慢の商品をたくさんの人に届けたい――。 名古屋で飲食店の

          コロナ禍でも行列に?!スイーツブランド立ち上げの仕掛けとは

          ロングセラー商品の若返りを図るリブランディング成功事例

          事業を継続する過程で「新しい顧客層を開拓したい」「販売チャネルを増やしたい」など既存路線からの戦略変更を検討することがあります。そんな時に気掛かりなのは、既存のお客様が離れてしまわないかということではないでしょうか。 たしかに現状に課題はあるけれども、これまで培ったものをリセットしたいわけではない――。そんな葛藤が、リニューアルやリブランドの足かせとなることもあります。今回ご紹介するのは、そのような葛藤を乗り越え、ロングセラー商品のリブランドを果たされたお客様の事例です。

          ロングセラー商品の若返りを図るリブランディング成功事例

          「統一感を出すデザインリニューアル」から始めるブランディングの一歩

          今回は2017年に、私たちが初めてブランディングを手掛けたお客様をご紹介したいと思います。 お客様は、鳥取県で海洋資源の研究をされている有限会社ルウ研究所様。元々高校で理科教師をされていた先代が設立された企業です。当時はご子息が引き継がれ、2代目社長として長期的な成長戦略をお考えの時期でした。 事業テーマは、廃棄される天然資源の利活用の研究。「自然との調和」をコーポレートメッセージに掲げ、魚のウロコからコラーゲンを抽出する独自技術をお持ちです。研究成果をもとに美容・化粧品

          「統一感を出すデザインリニューアル」から始めるブランディングの一歩

          「若い世代へ日本茶の魅力を伝えたい」老舗が挑んだ新商品企画

          日本茶文化を後世に伝えたい――。そんな相談をくださったのは、京都で宇治茶の加工・卸をされている都茶寮様。茶葉の需要減少に危機感を抱き、若年層向けの新商品を開発されていました。 茶葉の需要減少の理由は、選択肢の多様化とライフスタイルの変化。コーヒー・紅茶が定番化し、ティーバッグ商品も充実。急須でお茶を淹れる習慣が消えようとしています。 都茶寮様が大切にされていたのは、茶葉から淹れた日本茶の美味しさを伝えること。農園を運営する専門商社ならではのこだわりです。「本物」の美味しさ

          「若い世代へ日本茶の魅力を伝えたい」老舗が挑んだ新商品企画

          6次産業化で地域貢献を目指す、丹波篠山の黒豆農園が挑む新規事業立ち上げ

          事業を拡げて、町に働き口をつくりたい――。そんな思いで新規事業の計画を進めておられたのは、兵庫県丹波篠山市で農園を営む和み工房様。ご夫婦で特産品の「丹波篠山黒豆」の栽培をされています。 長い間、行政の就業支援事業に携わってこられたおふたり。その経験から「事業を拡げて働き口を提供することで、町の活性化に貢献したい」と考えられたのが、新規事業のきっかけです。 「農園で採れる特産品の黒豆を活用した加工食品の製造販売」と、漠然とした構想はあるものの、ご夫婦にとってビジネスを立ち上

          6次産業化で地域貢献を目指す、丹波篠山の黒豆農園が挑む新規事業立ち上げ

          地元を代表する企業へ――。ビジョンを体現する事業ブランディング

          佐賀を代表する企業になりたい――。そんなビジョンを叶えるため、新規事業に挑戦されている株式会社シロれもん様。病院や福祉施設向けの給食サービスを展開する企業です。 新規事業の目的は、一般消費者からの認知獲得。そのために既存事業のノウハウを活かした、加工食品の製造販売をすすめておられました。 ご相談いただいたのは、商品リニューアルのタイミング。実店舗とオンラインでの販売を見据えて、オリジナルの資材を揃えたいとお問い合わせいただきました。 お客様のビジネスを捉えブランディング

          地元を代表する企業へ――。ビジョンを体現する事業ブランディング

          このこだわりを届けたい!新商品の魅せ方・売り方をトータルデザイン

          地域経済の活性化に貢献するため、町のパティスリーと協力して商品企画をされていた栗東商工会・企業支援課様。プロジェクトチームでアイデアを出し合い、商品開発を進めておられました。 私たちにご相談をいただいたのは、試作を重ねて商品の輪郭が見えてきた頃。ようやくカタチになったアイデアを、どのように看板商品にしていくか。商品の見せ方や販売戦略のお悩みを伺うなかで、商品化までをトータルプロデュースさせていただくことになりました。 ターゲットや特長は「コンセプト」に集約企画されていた商

          このこだわりを届けたい!新商品の魅せ方・売り方をトータルデザイン

          販路を開拓して卸を脱却!地域に愛されるブランドへ

          独自の販路拡大を目指して、製造メーカーや生産者が商品を消費者に直接販売する、D2Cが広まっています。消費者との接点構築を機に、新しいノウハウが得られ既存事業のヒントになる。そんなメリットもある一方で、採算ベースにのせるには、特有のノウハウが求められます。 ・初めての挑戦で、何からはじめればいいのかわからない。 ・スタートしたものの、売上が伸び悩んでいる。 このようなご相談が多数寄せられます。今回は、そのような事業者様へ何かヒントになればいいな、と思い、プロデュースの一例を

          販路を開拓して卸を脱却!地域に愛されるブランドへ