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ポルシェをプレゼントしようと思ったきっかけを記す【親父にポルシェ|part1】

今私は親父にポルシェをプレゼントする計画を進めている。

今現在、自分の車はない。もちろん車を買ったこともない。車を買うということ自体が初めての経験。

「親父にポルシェ」は私の30代の生き方を決める上で、とても重要なものだと「なんとなく」思っている。

「なんとなく」はプレゼントできたとき、どんな思いに変わっているか、「マガジン|親父にポルシェ」にまとめていこうと思う。

約束したのは17歳のとき

13年前の17歳、何がきっかけか分からないが、喧嘩をしたということは覚えている。

強烈なまでに干渉しないで欲しいと思ったことを覚えている。

幼少期から何かあるごとに、「いつかポルシェくれぇ買ってくれねーと、俺がこんな頑張ってるのに割りに合わねーっちゃ※」と言われ嫌気が差していた。

※宮城県の方言

嫌気が差し、爆発した感情は、「ポルシェを買ってやるから、ほっといてくれ」という言葉に変換され出てきた。

ポルシェを買うは20代のモチベーションに?

30歳になり、いつか20代のことが思い出せなくなってしまう前に振り返りを行っているのだが、20代を頑張るきっかけの一つに「ポルシェを買ってやる」があったことに書きながら気づいてきた。

モチベーションの根底にあった一方で、本気で買うということからは、自分自身遠ざかった行動をしていたことにも気づいた。

「ポルシェを買いたいんです」はいつの間にか、言い訳の材料になっていたようにも感じる。

私は夢がない。

夢がなくて苦し紛れに言ってきたことが「ポルシェを買ってやりたいんです」だったように思う。

これを言えば「すごいね」なんて言ってもらえるもんだから、それで良いと思っていた。

若手には未来を問い、自分は言い訳ばかり。

ここで変わらなければ、一生言い訳を続け、自分の夢や希望のない人生になってしまう。

そんな焦りが、20代を振り返りながら出てきた。

俺には親父がいる。できることをしなくてはいけないはず

2歳下の同じ誕生日の弟がいる。弟は高校生の頃にバイクで事故にあい、足が不自由になった。

当時の弟は役者を目指していた。その夢が遠くなってしまう出来事だった。

その弟に当時言われたことがある。

「ヒロは良いよな好きなことできて。」

この言葉に一瞬イラッとし、即座に申し訳なく感じた。

・俺には自由に動く足があるのに、何も目指していない
・夢ある人材が道を閉ざされる中、俺は何をしているのか

このときは、そのまま。もやっとした感情のままに終わらせてしまった。

このときの感情は、いつの間にか忘れてしまっていたが、最近思い出させてくれる出来事があった。

一緒に仕事をしているメンバーのご家族に、ちょっとした出来事があった。

詳細は個人のプライバシーを侵害してしまうため避けるが、私にとっては、過去を思い出す出来事だった。

・俺には健康な体があって親がいる
・30歳になるまで、どれだけ恩を返してきたのだろう
・恩を返せる環境にあるやつが返さず、この先どのようにみんなを育てていくのだろう

既に30歳も半年が経とうとしている。

今変わらなければ一生変わらない。

親父のためだけじゃなく自分のためにポルシェを

「他人を変えることは難しい。それよりも自分が変わるのが先だ。」

なんてたまにメンバーに話しているが、自分自身、本当に変わらなければいけない。

金銭的な問題はもちろんあるが、この機会を逃せば、お金以上に一生後悔してしまうだろう。

自分自身のためにやり遂げたいと思う。

>> 【親父にポルシェ】part2はこちら

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