人間を中心に据える観光企画(実存主義的・現象学的観点を活かした実例)
観光振興を進めるにあたり、実存主義および現象学的態度が有意義だと思われる点は、国や地方行政が作る「基本計画」や「グランドデザイン」といった観光振興の戦略の根幹が、現場にブレイクダウンしていく過程において、往々として希薄し、失われがちな「観光客の立場になって考え抜く」という姿勢を一貫したり、新たに加味するなどして、現場で具体的に力強く反映できることです。
現象学や、その中心概念となる相互主観性、現象学的還元については過去にこちらのブログ(リンク先)で論じてきました。
「知覚」力