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私たちのひとり時間の作り方

「最近なんか物足りないんだよね」
「あーわかる。家のことも仕事も結構頑張ってるんだけどね」

予備校時代の戦友Mとランチをしたときのこと。

最近お互い結婚して、仕事もプライベートもぼちぼち頑張ってるけど、なぜか満足感がないという話になった。
なんでだろね、何が足りていないんだろう、あーでもないこーでもない、と自分たちを分析した。
メインのごろごろビーフシチューも、思いの外大きくてうれしかったチーズケーキもぺろっと平げ、話すこと3時間。

私たちは自分のためにやりたいことをやる時間をとってあげられていないのかもしれない、という結論になった。
やらないといけないことを終わらせることに必死で、やりたいことができていないのだ。

そこで、わたしたちは次会うときに“二人のひとり時間”を過ごすことにした。

「お疲れ〜」
「お疲れ!お腹すいた〜。行こ!」

仕事終わりに待ち合わせをして、まず初めに“私たちが今1番食べたいもの”を食べる。

前回は、アツアツの石焼ビビンバ

おこげが最高


今回は、コシのある冷たいうどん(天ぷら追加)


コシが強くてもはや餅



サクッとご飯を食べた後に、二人でカフェやファミレスに移動して、

“今自分が1番やりたいこと”

にそれぞれが向き合う。

やらねばならぬことでも、
やっておいた方がよいことでもなく、
心からやりたいと思うこと。

今日は私はnoteを書き、Mは英語の勉強をした。

黙々と、お互いのやりたいことに向き合っていると、
予備校の授業後に二人で自習室にこもっていたことを思い出す。
懐かしいこの感じ。

1時間半くらい経ったら、頑張ったことを報告し合って解散。
「私たちって、なんやかんや頑張るのが好きなんだよねえ〜」と言いながら、満足して家に帰る。この過ごし方が最高に気持ちがよいのだ。

ひとりの時間を確保しようと思ったことは、今までに何度もあった。
でも、今日は疲れているからいいや〜。
洗い物溜まってたし、そっちを先片付けるか……と、つい後回しにしてしまう。
1番大切にしたい自分との約束なのに。

でも“二人のひとり時間”は違う。
自分との約束でもあり、Mとの約束でもあるから。

日々忙しくても、今週はMとの約束があると思うと心にゆとりが生まれる。
「今週の木曜日は、私のために時間をとってあげるからね」と自分に言い聞かせる。まるで自分を保つペースメーカーのよう。



Mと一緒のコミュニティにいたのは、予備校の1年間だけなのに、10年以上経った今も、私の人生になくてはならない存在。
予備校生、大学生、就職、結婚と何段もライフステージが変わった。
その中で、価値観や考えが変わっても、同じ時間を共有できることが幸せ。
幸せな時も、そうじゃない時も。
頑張っている時も、頑張れない時も、いつも横並びで歩いてくれるM。


うどんをすすって、ファミレスで一緒に机に向かう友達がいるって、
もしかしたら私はサイコーに幸せな大人なのかもしれないと思った。

いつもありがとう。

激太りした大学時代に、「二人なら続けられるんじゃない?」と始めた“ウォーキング会”のことを思い出した。
3回くらい決行した後、どちらからともなくふんわりと消えていったのだ。
頑張るのが好きだけど、楽な方へ流れるのも私たち。
でも今回は好きなものが食べれられる、というご褒美付きなので
ゆるりと続けていけそう、と思っている😊

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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