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ノンジャンル音楽WEBマガジンCheer Up!編集長をしています。 http://www.cheerup777.com/

最近の記事

音源化に向けて~日本を愛した2人の外国人ジャズアーティストの美しい弦楽曲~

日本を拠点に喉頭癌と長く闘いながら名トランぺッターとして生き抜いたニール・スタルネイカー(Neil Stalnaker 1959-2020)をご存知でしょうか?松山千春、小柳ゆきなどのアーティストのサポートや洗足学園音楽大学講師として知られています。また画家としても数多くの精神性の高い作品を描き、現在も多くのファンに愛されています。 一方、ニールの親友、名ジャズ・ピアニストのジョニー・トッド(Johnny Todd 1935-)。 サミー・デイビス・ジュニア、ナンシー・ウィ

    • Cheer Up!にたどり着くまで。その6(最終回)

      そんなわけで、しばらくはマガジンの活動を再開する気持ちにはなれませんでした。 コールセンターの仕事をしながら淡々と過ごしていました。 東京に遊びに行った時、「Cheer Up! vol.1」にグラフィックで参加して下さったデザイナーの点さんご夫妻のお宅にお邪魔しました。 そこでお2人にいろんな思いを打ち明けました。 点さんと知り合ったのは、mixiでとても仲良くなりいつも落ち込んだ時に相談にのってくれていたミュージシャンの渡辺ヨシキさんのご縁です。 渡辺ヨシキさんが亡くなっ

      • Cheer Up!にたどり着くまで。その5

        mixiにハマっていたのは2005年~2008年ごろだったでしょうか。 一時期は毎日のように日記を書いていました。 サンシャイン牧場にもハマりました。 友達作りにも夢中で、ジャンルでいえばインディーポップ、オルタナティブを中心とした音楽を演奏しているミュージシャンとたくさん知り合いました。 現在、Cheer Up!に登場して下さっている人脈の基礎がこの時期にできたと思います。 2006年に大病をして1か月半入院しました。 この時もマイミクさんたちには随分励まされました。 入

        • Cheer Up!にたどり着くまで。その4

          1999年。この年は念願のインターネット関連の仕事に就き(プロバイダのテクニカルサポート)、ITの知識を吸収することが楽しくなっていました。 私にとって運命の出会いがあった年でもあります。 ホフディランのワタナベイビーのインストアライブで、写真撮影会の列で隣り合った女の子。 彼女と何気なく会話を交わし意気投合。それがきっかけでフリーペーパー制作活動に突入したのです。 当時女子高生だった彼女はいろんなライブに通って、気の合いそうな人に声をかけていて、5人の女子で「日常の幸せ」

        音源化に向けて~日本を愛した2人の外国人ジャズアーティストの美しい弦楽曲~

          Cheer Up!にたどり着くまで。その3

          1998年になると、体調もだいぶ良くなり、そろそろ再就職を本格的に!という気持ちで焦ることが増えてきました。 自分が何をやりたいのか分からず試行錯誤していた時期です。 派遣で短期の仕事をしては、少し休んでまた探す、というのを繰り返していました。 ある地方都市の新しい施設に、DTM体験や映像編集体験ができるコーナーが新設されたので、市職員や関係者にデモンストレーションを行ってほしいという仕事はなかなか楽しかったです。 自分で原稿を作り、施設見学に来た人たちにDTMソフトの楽し

          Cheer Up!にたどり着くまで。その3

          Cheer Up!にたどり着くまで。その2

          今思うと、1997年は自分にとって本当にエポックメイキングな年だったと思うんですよね。 インターネットとの出会い、チャット仲間との出会いにより幅広いジャンルの音楽を聴くようになり、様々なカルチャーに興味を持つようになったのは本当に大きかった。 反面、地方に住むハンデも感じていて、チャット仲間がオフ会している様子をうらやましく感じて落ち込んだりもしていました。 あのまま横浜で働いていればみんなと会ったり、いろんなライブに行ったりできるのになぁ…って。 もっとも、あのまま働いて

          Cheer Up!にたどり着くまで。その2

          Cheer Up!にたどり着くまで。その1

          張り切って始めたnoteなのに、数えるほどしか書いてないなあと思い、なるべくまめに投稿してみよう!と思い立ちました。 ここ最近、仕事のやり方とか今後の方針で迷いが生じてて。 Cheer Up!はおかげ様で順調。 いろいろな方からお声がけいただき、記事を作れています。 が、ライターとしてはどうなのかな。ライターって名乗ってはいるけれど、まだまだ実力が伴っていないことは分かってる。 会社勤めとライターの2本立てで頑張っていこうと思っていたけれど、いろいろと煮詰まっているし、どう

          Cheer Up!にたどり着くまで。その1

          宮嶋みぎわさんインタビュー(完全版)

          ニューヨークを拠点に活躍する音楽家、宮嶋みぎわさん。ビッグバンドリーダーであり、ピアニスト、プロデューサーでもある宮嶋さんは会社員から30歳で音楽家に転身、渡米という異色の経歴の持ち主でもあります。今回、宮嶋さんにはオンラインインタビューさせて頂く機会を得て、お話をたっぷり伺いました。当日はclubhouseでも同時中継、宮嶋さんのエネルギーに圧倒され、素晴らしいお話の数々に私もいちリスナーのような気持ちで夢中になってしまいました。宮嶋さんの現在企画なさっている数々のプロジェ

          宮嶋みぎわさんインタビュー(完全版)

          インタビュー記事を作る その3

          たいていアルバムリリース時期にインタビューの質問項目を作ってアーティストやマネージメントサイドにお送りするのですが、タイミングによっては大手音楽WEBメディアや音楽雑誌のインタビューと重なることがあります。 読みたいけど、ぐっとこらえて自分の感覚で音源を何度も聴いて、質問を考えます。 で、インタビュー記事が完成したら他媒体のインタビューを読みます。 「そういう切り口があったか~」 「そこまで思い及ばなかった」 「下調べ不足・・・」 いろんなことを思うんですよね。 日々勉強で

          インタビュー記事を作る その3

          インタビュー記事を作る その2

          インタビュー音源の文字起こしはライターの悩みどころ。 私の場合、1時間のインタビューで3時間ぐらいかかります。 細かいところまで念入りに音声起こしすると、1日中かかることも。 一時期、iPadで音声を聴きながら、PCにはマイクを繋ぎ、Google Documentの音声入力を使って、聴いたことをそっくりそのまま話して文字起こししてました。・・・が、専門用語が正しく入力できない。数秒巻き戻して聴きたいのにうまくいかない。 PCのフリーソフト「KeyPlayer」を使えば、キー

          インタビュー記事を作る その2

          インタビュー記事を作る その1

          仙台に住んでいると、直接お会いしてのインタビューの機会は少なくて、主にCheer Up!の記事はメールインタビューで作っています。 流れとしては、まずはカフェなどで音源をひたすら聴き込んで、ノートに質問したいことを書き出して、インタビューシートをアーティストもしくはレーベルオーナーに提出します。 私の質問にはあまりとらわれず、なるべく自由にコメント頂くようお願いしています。 返信を頂いたら、私の質問文や流れや順番を調整して、直接お話しているような雰囲気に編集します。それでレ

          インタビュー記事を作る その1

          自己紹介

          私は音楽WEBマガジン「Cheer Up!」を運営しております。 今でこそ、毎月何本もアーティストのインタビュー記事を掲載できるようになりましたが、最初の頃は試行錯誤の連続。 やめようと思ったことも一度や二度ではありません。 いつも支えてくれたのは、アーティストの皆さんでした。 そして、志半ばでこの世からいなくなってしまった友達たち。 とりあえず、やめないままで少し休もう・・・と思っていると、アーティストから新譜が送られてきて、音源を聴いてみると「これは微力ながら宣伝のお