小学生の書く力を育てる6ステップ【国語の勉強法】
小学生の国語力の中でも、学習しづらいのが「書く力」。
中学入試、高校入試はもちろん、就職試験や仕事でも書く力は欠かせませんが、漢字の書き取りや読解に比べると、継続的なトレーニングをする機会が少ないかもしれません。
どうして書く力って大事なの?
どうやって鍛えればいいの?
今回はそんな疑問にお答えします。
書く力って大事!
初めて平仮名を習うときから、書くことは欠かせません。
小学校の勉強はもちろん、中学・高校・大学入試、社会人でも、書く力が成功の鍵になっています。
というのも、書くという行為には、自分の考えを整理し、他人に伝えるという思考力と表現力が必要だからです。
それでは、書く力の育て方を、一緒に見ていきましょう!
1.単語を書く
まずは、ひらがな・カタカナ、漢字の書き取りといった単語レベルで、正しく書けるようにしましょう。
とめ・はね・はらいなど、細かい部分も大切です。
書くお子様はもちろん、チェックする保護者の方も大変ですので、アプリやタブレットなどを適宜利用しましょう。
2.きれいに書く
言葉を書くときは、同時進行できれいに書く練習もしていきましょう。きれいに書くために注意深く文字を観察すると、正しい文字が書けるようになります。
また、字をきれいに書くように指導されるのは、ほとんど小学生までのことです。中学校では書道の授業でしか注意されませんし、高校では書道は選択科目です。
字の基本は小学校時代に作られます。しっかりと身につけましょう。
3.文章を書き写す
自分で文章を書くためには、文章を知らなくてはなりません。
たとえ暗唱できる文だとしても、書き起こすのは意外と難しいもの。
短い文で構わないので、きちんとした文を書き写してみましょう。語彙が増え、接続語などの使い方が身についていきます。
中学年以上は、要約をする練習もおすすめです。
3.短い文を書く
テスト対策には、自由記入欄がある文章読解にチャレンジするのが良いでしょう。個別指導塾や通信教育を利用すれば、丁寧に添削してもらえます。
文章作成に苦手意識が強いお子様は、一行日記から始めてみてはいかがでしょうか。
一行日記に慣れてきたら、「楽しかった」など、お子様がよく使う言葉を禁止ワードにすると、ゲーム感覚で語彙を増やし、表現力を磨くことができます。
4.説明文を書く
1~2行の文章が書けるようになってきたら、説明文を書いてみましょう。
お題をいくつか用意しておき、身の回りの出来事に連動して取り組むと良いです。
例えば、こんなお題が考えられます。
大好きなお菓子のレシピを書く
学校を休んだお友達に対して、授業の内容を伝える文章を書く
工作の作り方を記録する
5.物語を書く
物語やエッセイ、詩、俳句、短歌などの文章にも挑戦してみましょう。
一番取り組みやすいのは、日記です。今日一番面白かった瞬間に焦点を当ててみると、ドラマチックに書けます。
祖父母にお手紙を書いてみたり、好きなアイドルやスポーツ選手にファンレターを書くのも良いでしょう。
新聞の詩や俳句のコーナーに投稿したり、物語コンテストに応募してみるのも良い経験になります。いろいろチャレンジしてみてください!
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