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弱くたっていい。どろんこになれ。


23:02 こんばんは。

うちの家族(彼・義母)は22時くらいにはお休みなさい💤なので、22時以降は一人のゆっくり時間です。一人暮らしが長かったせいか、一人の時間がないと1日が終われない。2人が寝たらお風呂に入って、紅茶を入れてnoteを書いたり読んだりするこの時間が好き。

今日は、
日本を飛び出して海外で暮らすことについて

■カッコいい
■勝ち組である
■いいなー

と思ってたらとんだ大間違いだよっていう話です。

実際に彼と出会う前の私は、キャリアがバリバリあって、流暢に英語が話せて外国人ともうまく付き合っていけて。そんな人が海外移住するんだっていうキラキラしたイメージがあった。わたしも移住する前は、「かっこいいことするね!」とか、「私にはできないわ」とか、謎に尊敬されたりした。


- だけど実際は天と地の差くらい違う -
海外移住者のキラキラしたように見えるその生活は、あくまでもそのキラキラした表面しか見せていないのであって、裏側はむしろカッコ悪いこと、恥ずかしいことの連続である。

忘れもしない。わたしのガラスのハートがさっくり綺麗に割れたのは、2019年冬、初めてドイツを訪れた時だ。
もう本当に情けない話だけど、3日目には泣きながら母に電話していた。
今思うと、心が折れた原因はこんな感じ。

■伝えたい言葉があるのに話せない
■ドイツ人の顔こわい(これについては諸説あるのでまた語ります)
■いろんな意味で消化不良(言語・文化・雰囲気・人間 すべて。)
※人間って常に〝何それ分からない〟という消化不良な状況に24時間置かれると脳が一気に疲弊する
■怖くて一人で買い物にすら行けない = 引きこもる
■ドイツ人がやたらジロジロ見てくる(ような気がする)

特に現地語が話せない状態で行くとかなりつらい。
「完全自分無価値おつ」状態との戦いが始まる。なぜなら、小さい子でも知ってるような言葉も文化も知らない自分はBaby大人として生きていかなくてはいけないから。
日本ではなんでも当たり前に出来ていたことが、国が変わるだけで「こんなに何もできないのか自分」って思いながら毎日生活しなくちゃいけなくなる。
恥ずかしい思いをしながらそれでも、少しずつ全てのことを1から学んでいかなければいけない。日本人は特に、周りに迷惑をかけてはいけないというマインドがそれを邪魔する。

バリバリのジャパニーズ(留学経験なし)
日本食大好き
HSP(繊細さん)
そこそこの英語(ドイツ語ゼロ)

HSPである人間にとって、海外で暮らすことは簡単ではない。

ある日の夜、泣いてたら義母がやってきてドイツ語でなにか話し始めた。
膝をさすってくれて、励ましてくれていたのだと思う。でも、何を言ってるのかわからないのが悲しくて、また泣けてきた。
そんな日もあった。笑

ストレスで肌もボロボロになった。
彼とケンカしてもう全部限界で、日本に帰る!って言ったら、帰れるもんなら帰ってみろって言われた時の、一人で空港に行くことすらも出来ない自分が死ぬほど情けなかった。

これからもし、海外に出たい人がいるとしたらきっとキラキラした生活を思い描いていると思う。もちろんそんな生活が出来ないわけじゃない。だけど、初めて行く土地で感じる、「なにも出来ない自分」をどうか責めないでほしい。
みんな海外に出て、なんの気なしに暮らしているように見えるかもしれないけど、そんなことはない。つらかったら一度戻ってみてもいい。なんなら、「はいはい、どうせ何にも出来ないんですよ。だから教えてくださいよ」ぐらいの姿勢でいい。それくらいでちょうどいい。

わたしがここにいる理由は、家族。そして半分は意地。

今は、弱くて上等だと思っている。弱くたっていい。転んだっていい。
恥ずかしくたって恥をかいたって昨日より前に進んでやる。
そんな意地。
ケンカして一回日本に逃げたくなったら、サクッと日本に帰れるくらいの自分になれたら、ひとまず自分を褒めたいと思います。

ただ、がむしゃらに生きる。どろんこになって。

この新しい世界を楽しむために。

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