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コローメンスコエ フィン・ウゴル族の集落を見てきた

8月に一人で行ったときに、これは、一人では行けない。夫と一緒に行かないとならないと思った。

そして、その後。週末の天気を見て、夫と一緒に行く日を模索していた。

9月10日(日)のモスクワの日は、天気が良かった。
それなのに、その日に限って、夫は、13時まで寝ていた。
我が家からそこまで1時間半くらいかかる。
すぐに出かけても14時半くらいに到着する。
行きたいなあと言いつつ、無理かと思った。
私はもうあきらめていた。

しかし、夫は、14時になったころ、「行くの?」と訊いてきた。
もう無理だと思っていたところで、夫が行く気になっている。それで、お昼を食べている時間はないから、バナナを食べて、慌てて出かけた。
14時35分。
16時くらいに集落の丘のふもとに着いた。

昔からあるこの道をトラクターが登って行った。

集落のふもとに着いた。

水も流れている。

その後、いきなりの急坂の登場に、夫に来てもらったけれども、辞めようと思った。
しかし、夫は行く気満々。寝起きの不機嫌はどこへやら。
私は、一人では無理なので、夫に手を引っ張ってもらって、登った。
それで、えっちらおっちら登っているのに、上から自転車で降りてくる人がいた。
私は、手を引っ張ってもらってやっとこさ登っていて、帰りにこの急坂を下りられる気がしないのに、自転車で来る人がいる?!!!と、とりあえず、道を開けなければと思い、草むらによけたが、よけたことで、崖に近くなるし、私の心臓は、過去最大にびっくりし、止まりそうになった。
自転車の人は、あっという間に下りて行った。
しかし、私の心臓は限界。この先を上れる気がしない。ゼーゼー、ハーハーひどい。坂道の途中で止まったから、ゆっくり休めないし、崖だし、休みたいけれども登らなければならない。
息切れがしながら、登って行った。
少し平らになっているところがあったから、そこでやっと写真を撮った。しかし、冷や汗と汗で、もはや立っていられない。しゃがんで休憩した。呼吸が落ち着いたところで立ち上がったが、立ち眩みがおこり、またしゃがむ。それを繰り返し、落ち着いたところで、また登った。

集落についたようだ。

集落で景色を見ている人たちが何人かいる。マウンテンバイクを置いて休んでいる人もいる。たぶん、この人も、あとで坂を下るのだろう。たしかに、マウンテンバイク愛好家にとっては、自然の急斜面を楽しむ醍醐味があると思う。私には無理だ。(そもそも自転車に乗れなくなっているし)

ホームページには、化石があると書いてあったが、そんなものを探す余裕はなかった。

しかも、イラクサも生えていたし、植物の知識もないと危ないところだった。8月の時に、一人では無理だ、スカートでは無理だと判断したのは正しかった。

さて、「行きはよいよい、帰りは怖い」、あの急斜面の坂道を無事に下りることができるのか心配になった。最悪、ズボンだし、斜面にお尻をついて、滑り台のように滑って降りることも考えた。
しかし、夫がまた手を持ってくれたので、それで、なんとか下りられた。

下りている時の写真は、もちろんない。そんな余裕もなく、夫の足元も時々滑っていた。
ちなみに、人が写っているからわかりやすいと思うが、この丘の上にフィン・ウゴル族の集落が、紀元前8世紀ころにあった。

ズームにしないと、こんな感じの距離感。

敵の侵入を防ぐには、こういう場所を選ぶかもしれないが、それにしても、あんな上によく住んだと思う。冬は雪が積もるし。

もう二度と行かないと思うから、夫と一緒に行ってよかった。

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