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#2 男女平等とサステナビリティはどう関係しているのか。

ご覧いただきありがとうございます。


記念すべき本稿第1弾では、友人Zからいただいた「そもそも男女平等とサステナビリティはどう関係しているのか。」という疑問に答えていきたいと思います。
いきなりなかなかの難しさ…。うまく答えられるか怪しいですが、とりあえず考えてみましょう。

なお、この文章を書いている最中は自分の知っていることの確認程度しか調べ物をしないため、「正しい答え」にはなり得ないことをあらかじめ了承いただければと思います。

以下の流れで考えていきます。なお、今回は日本においての男女不平等の問題に絞らせていただきます。
■社会問題としての男女不平等の概略
■どこで男女不平等は起きているのか。
■男女が不平等だと、サステナビリティにどんな悪影響があるのか。(肝となる部分)
■まとめ・新たに生じた疑問(宿題)

では、始めていきましょう。


■社会問題としての男女不平等の概略

男女平等の問題はGoal 5 (gender inequality)としてSDGsの1つとして存在しており、このことから日本だけでなく世界的な社会課題です。

さらに日本は男女平等実現に関しては後進国と言わざるを得ないでしょう。

WEF(世界経済フォーラム)が2019年に発表した「ジェンダー・ギャップ指数」において日本の総合順位は対象の153カ国中121位。
(https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/121700969/ より)

男女不平等が良くないこと、は感覚的にも明らかなような気がします。
しかし、友人Zの疑問を呈したように、男女平等とサステナビリティにはどんな関連があるのかはよく考えてみるほど、確かに明らかとは言えない気がしてきます。以下で詳しくみていきましょう。

■どこで男女不平等は起きているのか。


まずはこの疑問を考えることから始めたいと思います。この答えはずばり「働く場」ではないでしょうか。女性の方が昇進が遅い、給料が安いといったことはよく叫ばれている話ですよね。

■男女が不平等だと、サステナビリティにどんな悪影響があるのか。(肝となる部分)


では、働く場で男女不平等の問題があると、どうサステナビリティへ悪影響があるのか。ずばりその答えは「労働力の不足による日本経済のサステナビリティ低下」ではないでしょうか(日本においての話です)。もう少し言うと、「優秀な人材の不足による日本経済のサステナビリティ低下」とも言えるでしょう。

以下で説明をする上で、前提を共有させていただきます。
・働く場での男女不平等は、女性に機会を与えないことにより、女性人材が「優秀な人材」となることを阻害していると考える。
・日本企業が国際競争力を維持するには、少なくとも現在と同数の「優秀な人材」が求められると仮定する。
・人口中の労働人口割合は、男90%、女60%と仮定する。
・労働人口中の優秀な人材割合は、男10%、女5%と仮定する(ここに前提の1つ目が響いている)。

少し仮定が多い気もしますが、大きくずれた数字でもないと思うので許していただければ幸いです。

男女不平等の場合

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では、次に男女平等が実現した場合、すなわち最後の前提が「労働人口中の優秀な人材割合が、男10%、(5%=>)10%」の場合を考えてみましょう。

男女平等の場合

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以上のように、女性の優秀な人材が増えたことで国際競争力を維持することができます。

少し無理矢理な例だったかもしれませんが、男女不平等が人口減少と絡むと日本の国際競争力の低下、それによる日本経済の低迷、サステナビリティ低下につながりうることは示せたのではないでしょうか。

経済が低迷すると、その他の社会課題にも大きな悪影響を及ぼしうることは言うまでもないでしょう。

■まとめ・新たに生じた疑問(宿題)

まとめますと、「男女不平等は経済の低迷につながり、経済の低迷がサステナビリティを阻害する」といった形で、男女平等はサステナビリティと関連していると言えるのではないでしょうか。あくまでたくさんあるうちの1つの見方に過ぎないと思われますが。

友人Zの疑問に少しでも答えられていたら幸いです。(答えてない!!などの批判、待ってます笑)

ここで新たに生じる疑問としては、
男女平等はどう実現させれば良いのか。
でしょうけど、いささか難しすぎるので、関連する新たな疑問を考えること自体を次回の宿題にしたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。


p.s.
・めちゃくちゃ時間かかった。投稿スパンを見直そう。


・SDGsになんで男女平等が掲げられているのか、に対してはSDGsが


"Leave no one behind"

を掲げているから、という簡単な説明もできるかもしれませんね。