1989年生まれの君に恋をした。
やっぱり僕は、ドライブをしながらお気に入りの音楽を聴くのが好きです。
適応障害で休職したばかりのころは、好きな音楽を聴くことさえも辛く、
車を走らせても静寂とエンジン音を感じながら、ひたすら自分の内側の世界に入っているという状況でした。
体が絞めつけられたように痺れ、アクセルを踏む足がガタガタ震え・・・
とにかく刺激というものに自分の体が敏感になりすぎるという症状でした。
そんな僕が毎晩違和感なくできたことがディズニーチャンネルでミュージカル映画を見ること。美女と野獣やシンデレラ、なつかしいムーランルージュやグレイテストショーマン、とにかく毎晩ミュージカル映画を見ることを日課としました。
ディズニーチャンネルの中に、どうしても気になる映画が・・・・
テイラースイフトの『THE ERAS TOUR』という3時間にも及ぶロスでの世界ツアーファイナルのコンサートフィルム。
正直僕の音楽的嗜好はロックやジャズだし、USAの女性ポップスシンガーは僕のテリトリーではないと思っていたんですがね・・・
彼女のことを知らなかったわけではないのですが・・・妙にそのコンサートフィルムが気になりサブスクリプションで再生してみる僕・・・
派手なステージングにミュージカルのように展開するコンサート、
女性ファンが多い・・・
彼女の生歌を聞いて涙する若い女の子・・・
派手なステージとは裏腹にキャッチーでシンプルでPOPな心をうつメロディー、
生ギター1本やピアノだけのアコースティックセッションでも七色に光る彼女の楽曲、
素晴らしいステージでした。
カントリーミュージック仕込みのシンプルなコード進行や、
恋愛を題材にした歌詞は男に媚びることなく、感傷に浸ることもなく、
攻撃的な表現。
セクシーでスタイリッシュなステージパフォーマンス。
彼女に恋をしました。
『1989』テイラースィフトの代表作的なアルバムですね。
ドライブには必ず僕は助手席に乗せる
キャッチーでポップで、
ちょっと気の強い片思い中の大切な恋人です。
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