春の日ざし

おんなの子の哲学

春の日ざし

おんなの子の哲学

記事一覧

気が晴れると思って散歩に行きましたが、 逆効果なんて、ことは、 聞いていませんよ。 雨上がりのアスファルトを味わいたい欲望に負けて、サンダルを脱いで ペチペチ歩い…

春の日ざし
2週間前
1

空想の、暮らし、夜のあし音

好きなまちの夜 きもちいい風 帰る家は無いのに 家路を急ぐ人ひとにまぎれる ほんの小さな幸せ かりそめの幸せ こんな夜に空想の羽を広げて いつかはここに住んでいるの…

春の日ざし
2週間前
1

何もやることのない日曜日

私は何もやることのない日曜日を恐れているのですが、 それと同時に、同じくらい愛しているのです。 それは、光と闇を同時に見るようなことでは無いでしょうか。 有り余…

春の日ざし
1か月前
5
雨

気が晴れると思って散歩に行きましたが、
逆効果なんて、ことは、
聞いていませんよ。

雨上がりのアスファルトを味わいたい欲望に負けて、サンダルを脱いで
ペチペチ歩いてみました。
冷たくて、棘があって、苦しくて、
優しい
アスファルト

数秒でしたが、私と地面だけの瞬間で、

うそです。

とっても悲しかった、
とっても惨めだった、
とってもとっても幼稚だった、

コントロールできない青い黒い、渦が

もっとみる
空想の、暮らし、夜のあし音

空想の、暮らし、夜のあし音

好きなまちの夜
きもちいい風

帰る家は無いのに
家路を急ぐ人ひとにまぎれる

ほんの小さな幸せ
かりそめの幸せ
こんな夜に空想の羽を広げて
いつかはここに住んでいるのかもって
隣のサラリーマンはいつかのわたしで

今、ここ、かもしれなくて、交錯するもの

甘いひと時。とろけるような
そんな風
かみのけを絡めて、そっと消えた。

頬は、まだほてっていて、

残ったのは夏の微香だけ。

何もやることのない日曜日

何もやることのない日曜日

私は何もやることのない日曜日を恐れているのですが、
それと同時に、同じくらい愛しているのです。

それは、光と闇を同時に見るようなことでは無いでしょうか。

有り余った時間を、自分自身をかえりみることに使うのは、時に毒であります。

何度も変わらない答えに着地して、息がもたなくなってしまうこと。
何度も問いかけているうちに、その問いが刃になって貫くかもしれないこと、