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野菜の値上げ幅は少ない?

 円安・運賃値上げ・人件費値上げと様々な要因で物価上昇に歯止めがかからない。日頃食べている野菜や果物もじわじわと値上がりしている。だが果物に比べ、野菜の値上がりの浸透は鈍いとのこと。

 日経によると02年比で東京中央卸売市場の卸値で果物は9割高。野菜は3割高という。果物は嗜好品として付加価値を高めたが、野菜は素材としての位置付けが変わらず、輸入品等との競争にさらされるためという。

 消費者の1人として考えると、基礎的な食材が安定した価格で買えることは嬉しいことだが、国内の野菜が価格で負け、輸入品が増えてしまうと有事の際に手に入れることが出来るか不安はある。

 理屈的にはAI等の介入で農業分野での生産改善により低コストで安定的に野菜を供給できるようにしていくべきかとも思うが、簡単ではないと思う。野菜の価格は市場に任せるしかないが、生産や物流に公的機関の介入がないと将来が心配かもしれない。


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