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最高裁判決の見方

 トランスジェンダー女性用トイレ使用、性別変更に手術を求めること、今年最高裁がこの2つの問題に判断を示した。

 この判決報道に対し、じゃあ見かけは男性で自称女性の方が女風呂や女性トイレに入ってきたらどうするというのがある。現実に女風呂に入った人が捕まり、最高裁判断に反対の方が、「だから言ったことじゃない。裁判所はおかしい」と述べる。人によっては裁判官を政府側が選ばないからこうなるとまで言う。

 だが冷静に判決を見れば、こういうことを闇雲に認めている訳ではない。逆に女風呂や女トイレの様な例を認めたかの様に書いてしまう記事やそれをそのままネットにあげてしまう方がいる為、それを根拠に行動に移す方が現れる。

 最高裁の判断が下されたからと言っても、そこで詳細が決められた訳ではない。詳細は立法を待たねばならない。

 裁判報道は理解され難い。マスメディアは誤解が生じることを分かっていて報道しているのだろうか?



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