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産育休中のリスキリング支援は悪いこと?

 国会で自民党の議員から
「産育休中の親にリスキリング支援を行う企業に対して国が支援してはどうか?」
と質問したところ
 首相の回答が
「リスキリングへの支援を抜本的に強化していく中で、育児中等様々な状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかり後押ししていく。」という答えであったとのこと。

 国会での首相の答弁であったことに加えメディア報道の仕方も影響し、育児の現実を知らない、育児中にそんなこと出来るわけがない、育児に苦しむ人に学び直しを強制するのか等々批判が殺到した様だ。

 首相の答弁というのは叩かれる材料になっているので、ある面仕方ない。だが敢えて言います。これはそんなにひどい発言なのかな?確かに産育休中に資格取ったり勉強出来る方はごく少数。でもマスコミの報道を見る限り産育休中に勉強なんて出来る訳ない。一部の勉強する人を優遇したら勉強したくても出来ない人に対する無言の強制もしくはペナルティになるから支援はおかしいと言っている方もいる。

 私の周りの方で産育休中に勉強したり資格を取った方がいた。私はいいことだと思ったのだが、一部には休みを貰って資格取ったとはいい身分だと思う人もいた様だ。うがった見方をすれば、産育休中は子育てに集中していればいい。折角あげた休みに余計なことをするなとも聞こえる。

 産育休中に勉強しようとする意欲がある人もいるのは事実。その方達を支援する方策を選択肢として作ることはとてもいけないことだろうか?勉強したくても出来ない人が気の毒だとか出来る人だけ優遇だという声の方が強いのだろうか?
私自身は父の産育休の制度などない前時代に子育てを終えた世代だが、主体的に学び直しする方を応援する制度があってもいいと思う。お金以外も託児制度等方策はあると思う。首相が言ったことだから否定するというのも違う。批判一辺倒の意見ばかり取り上げるメディアも危うく思えるのだが。

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