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ブックサンタのこれまでとこれから。7年目で業界最大級の取組に。

*2023年11月に追加編集を加えています。

2017年にスタートしたブックサンタ。今年で7年目を迎えました。

ブックサンタとは要約すると…


・賛同する書店で本を選び、寄付してそのまま預けてくる
・オンラインからも様々な形で参加できる

・本は大変な境遇にいる子どもへ贈られる
・クリスマスや誕生日のプレゼントとして通年で届ける

※実施している書店や期間は限られます

というもの。

初年度は、12都道府県の58書店(1法人)でスタート。前代未聞の初めての取り組みにもかかわらず、沢山の店舗で実施できて本当にありがたい・・・と感じていました。

しかし、取組を知った人からの一番多い反応は・・・

「近隣で参加できる書店がない」という不満の声でした。

翌年以降、書店への営業活動に力を入れていきました。
私達の働きかけだけではなく、寄付者の方が書店に問い合わせたことで実施が決まったり、たった一人の書店員さんが店長に掛け合ってくれたことで、エリアマネージャー→本社へと話が進み、結果100以上のグループ店舗が参加することになったり、様々な協力者の尽力がありました。

その結果、ブックサンタを実施する書店は、200店舗→300店舗→400店舗→700店舗と年々広がって行きます。

しかし今度は・・・

「良い取り組みなのに全然知られていない。広報活動を頑張ったほうがいい」 という声が目立つようになります。

法人としては毎年収支がギリギリで、赤字の年もあるような時でしたし、実際ブックサンタのプロジェクト単体でみると最初の3年間は赤字の状態。
それでもブックサンタの広報活動に初めて予算をつけることを決意。小さなNPOとしては清水の舞台から飛び降りる気持ちで、明確にお金・時間・人手を投入しました。

効果は目に見えて現れ、新聞掲載は明らかに増え、新聞の一面に何度も掲載。それらを見てテレビからの取材も入り、NHK全国放送をはじめいくつかの番組で紹介。また、その影響もあってラジオでのリスナー投稿での紹介、Twitterでの盛り上がりなど様々な形で露出が拡大していきました。

多くの方の目に触れた結果、2017年には848冊だった寄付冊数が、2022年には約90倍の7万5千冊(※)を超えて集まるようになりました。
※リアル書店、オンライン書店、クラウドファンディングの合計数

しかし、現実はまだ大半の方には知られておらず、知る人はまだまだ少数派。できることは沢山あると感じています。

また、規模が拡大したことで、専用の倉庫が必要になってきました。
これまでは、自宅の一部を倉庫代わりにしたり、シェアオフィスの一部を一時的に間借りしたり、倉庫の一角を借りていましたが、とてもそのようなやり方では運営できなくなりました。数十倍の規模拡大というのは恐ろしい変化でした。。。

そこで、2021年、専用の倉庫(兼作業スペース)を借りました。固定費をかけるという、2度目の清水の舞台。
大切な場として育てていくためにも「ブックサンタ ライブラリー(書庫)」と名付けました。

以前は窓もないような極寒の共有倉庫での作業だったところから、専用倉庫の開設により天と地ほど環境が良くなりました。それでも取組の成長に追いつかず、翌2022年にも倉庫スペースを増やし、現在は2箇所(計290㎡)で運営しています。

それに加えて、専任スタッフも新たに雇用。
現在、ブックサンタは10名弱のスタッフで運営しています(パート・アルバイト・インターン含む ※他業務と掛け持ちしている状態です)

スタッフの増員により、以前に比べて劇的にできることが増えました。書店を増やすことに加え、出版社への協力依頼も本格スタートしたり、人気作家さんとの特別企画「作家サンタとブックサンタ」も立ち上げました。

子ども達へも、クリスマスだけではなく「誕生日プレゼント」として、毎月毎月、家庭のニーズを聞きながら本を選書しプレゼントしています。

ブックサンタの成長に合わせて、我々にとっての清水の舞台はもう何回目になったかわかりません。今年も大きな決断をし、悩み・もがき苦しみながらも毎年毎年、清水の舞台から飛び降りるのが恒例になってきています。
その状態について「なぜだろう?」と考えてみると

・私達の中でブックサンタがそれだけ大切な取組になっていること
・ブックサンタを今後もずっと続ける覚悟が決まっていること
・継続してサポートしてくださる方が現れ始めたこと

そんな心境の変化・環境の変化に気付きました。


そしていよいよ7年目の2023年。
昨年から参加書店は倍増し、900を超える書店が増え、1,683書店が参加するまでになりました。

ブックサンタ書店一覧(2023年度)

これがどのくらいすごいことなのかわからなかったのですが、当初からずっと協力してくださっている書店経営者が教えてくれました。

「1,700書店が参加するということは、つまり書店業界で "日本最大級の取組になった"ということですよ。本当に大きくなりましたね。」

活動開始から7年。
必死に続けてきた結果、主要な書店チェーンはほぼすべてが参加する取組に成長しました。(本当はすべての書店に参加してほしい…!)
このような状態になれたのもこれまで賛同、応援くださった皆様一人一人のおかげです。本当に本当に、ありがとうございます。

・・・しかし「子ども達へ届ける」という意味では、現実はまだまだ足りていません。
今回、改めて「待っている子どもたちの人数」から目標を定めました。

様々な事情で大変な境遇にいる子ども達は、日本国内に推計約200万人。
200万人の25%=50万人にリーチする
・50万人に年2冊(誕生日とクリスマス)を届けるとして100万冊

そこで私達は10年後には、毎年100万冊が集まるプロジェクトにしていきたいと考えています。

前述の通り、昨年時点で7万5千冊の本が寄付されています。
目標の7.5%です。

現実は、まだまだ行き渡っていません。
ぜひ、あなたの力をお貸しいただけたら、うれしいです。

=== ブックサンタのこれからについて ===

(1)認知度のアップ
参加書店が大幅に増え、どなたでも参加しやすい環境は整ってきました。今最も大きな課題は「認知度が低いこと」。これを解消するために、これまでメインで行ってきた「マスメディア向け広報」「SNS広報」は引き続き注力しながら、それに加えて「費用をかけての広告掲載」を開始します。
これまでの寄付者分析から「読書や本、物語が好きな人」をメインターゲットに捉え、そういった方々にまずはブックサンタを知ってもらうための働きかけをしていきます。もちろん限られた予算の中になるため、できる限りコストをかけず頭と足を使い、交渉しながらより良い形を目指していきます。


(2)参加書店の継続的な増加

47都道府県に広がりましたが、1県に数店舗というところもまだ存在しています。これからは地域で昔から愛されている書店や、独立系書店と呼ばれる新しい書店に認知されるよう働きかけ、より身近で参加できるような形にしていきます。

(3)寄付者の声からの継続した改善
昨年、寄付者の皆様が回答してくれたアンケートは約2,000件あり、改善点も多く記されています。毎年それら全てに目を通し、一つ一つ着実に改善していきます。

さらに、数年以内に「認知度の拡大のためのテレビCM」も実施
より多くの人に知ってもらうために、ACジャパンのテレビCMで掲載されることを計画しています。しかし団体の収益などが一定の水準にならなければ、エントリーもできません。少し先の未来になるかもしれませんが、紹介されるときのキャッチコピーは決めています。

国名に「本」がつく国だから。子どもたちに本を贈ろう。

私達はこのような気持ちで、全国の書店とNPOが連携し、様々な困難な中で過ごしている子どもたちに本を届けていきます。

あなたもこの取組に、さらに深く参加してもらえませんか?

今後活動を継続して発展・成長させていくために、ブックサンタの継続サポーターへの参加の検討をお願いします。

一緒にブックサンタの成長を支え、本を読みたくても読めない子どもたちへ本を届けていきませんか?

月1,000円の「ブックサンタサポーター
月3,000円の「ライブラリーサポーター
の2つから選べます。詳細は上記のリンク先ページからご確認下さい。


===1つだけサポーター特典をご紹介===
「あなたの推薦本をオンライン書店に推薦する権利」を作りました。これでブックサンタを支えるだけではなく、一緒に作っていくことができます。

☑ただし、以下を理解した上で申し込んでください⚠
サポーターが推薦した本と推薦文は、審査をした上でオンライン書店に掲載します。毎年11~12月(目標数に達し次第終了)でしか購入はできませんが、随時掲載&確認は可能です。サポーターを退会したら削除となります。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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