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コミュニティはじめました 〜千里の道も、一歩から。巨大組織も、内輪から〜

こんにちは!和樂webのWebディレクターで、最近は藝大アートプラザの担当もしている鳩です。梅雨が秒で過ぎ去り酷暑の日々が続いてますね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたしは生後7カ月になる赤子を抱えながら、日本文化とアートの世界を反復横跳びする日々を過ごしています。

近頃は対面での打ち合わせや取材が増えてきました。ちょっとずつですが、コロナ前の日常が戻りつつあるのかも? 先日も、和樂webのスタッフ5人で、藝大アートプラザの改修作業のお手伝いをしました(ややこしい)。久しぶりに大人数で集まったような気がします。

お昼にみんなで韓国料理を食べたんですが、宴会に使うような広い座敷のテーブルを囲んで、たわいもない話をして、爆笑して。こういうコミュニケーションって、コロナを経てますます必要に感じるようになりました。

さてタイトルからお察しのとおり、今noteを書いているのは「コミュニティ」の話をしたかったからです。

Slackで全国のライターの方たちとつながり、ZoomやScrapbox、Notionを駆使してオンライン上での「編集部」づくりに邁進してきた和樂web。メディアとしての規模はスタート時の数十倍に拡大しましたが、日本文化を中心としたコミュニティとしての規模は「???」というのが正直なところ。最近よく耳にする「コミュニティ」という言葉だけど、いまいち正解がわかっていません。

4年前、テキストチャットの導入でさえ上手くいくのかドキドキしたのに、メタバースがあたりまえの時代がきちゃったらどうしよう? そんな漠然とした不安のなかで、和樂webなりに、これからの時代のコミュニティのつくりかたを真面目に考えてみました。

コミュニティといえば?

わたし(1988年生まれ)が、「コミュニティ」と聞いてまっさきに想像するのは、2000年代に全盛期を迎えていたmixiのコミュニティ機能。有名人の非公式ファンクラブのようなものから「美術が好き」「運動音痴」「やる気が出ない」のような趣味主張、ネタまで… 掲示板がメインで、交流するもしないも自由。ガチの人もゆるい人も、基本的にはだれでもウェルカムな懐の深い場所です! インターネット上のオアシスのような、居心地良いシステムが、わたしは大好きでした(若い人は、知らないよね…)。

ときは変わって2020年代。殺伐としたインターネット空間で、和樂webが「日本文化」でつながる居心地の良いコミュニティをつくるには、どうしたらよいのか……?

悩むわたしに、突如一言

どんな巨大なコミュニティでも、
最初はひとりよがりの内輪ネタからはじまる……

そう語るのは、スティーブジョブズでも、イーロンマスクでも、どこかのスタートアップの社長でもなく、お察しの通り、われらが和樂webの大編集長・セバスチャン高木です。

今の和樂webは、例えるなら、小さなマグマが渦巻いている状態なんだよね〜。これって、宇宙のはじまりと同じじゃない?

なんだか急に話が大きくなってきました!

渦が大きくなるにつれ、外側の温度は、だんだん下がっていくんだけど、その温度をいかに下げ止まらせられるか。あるいは、中心部の熱の高さをいかにして維持し続けられるか。コミュニティが成立する場合って、そのどちらかなんじゃない?

な、なるほど〜〜。たしかに、mixiのコミュニティも、熱い人が一定数いるか、常に小さく盛り上がっているか、熱狂の「温度」がポイントになっていたかもしれません。

和樂webでいうところの「歌舞伎部」「カレー部」「シニア部」みたいな趣味のslackチャンネルみたいなもの。そういうのがたくさん集まって、いつかメタバースがあたりまえの時代になった時の基礎になっていく、とか。

はじまりは、マニアックなことばかり話してる小さい集まりでよくて、そういう超ロングテールなチームが集まっていくと、いつしか巨大コミュニティ、ひいてはこれまでにないような巨大市場に発展していく……かも。


さすが大編集長!なんだかそれっぽいし、そうなんじゃないかと思いはじめました。ふむふむ。コミュニティをつくるには、まずは小さな活動から始めたらよいのか。

そんな話が聞こえたのか、たまたまなのか。和樂webのslackのすみっこで、小さなマグマがぶくぶくと音を立て始めたのでした……(続く)

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