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おいしさ増強ワード辞典

ー普通のオムライスでも"特製オムライス"といわれると食べたくなるから不思議ー

食べ物には言葉のトッピングが不可欠である。

最近では言葉が食べ物をより魅力的に魅せているように思えることもある。

表現方法は無限大で、どんどん新しい言葉が生まれてくる。

食感をあらわす
「もちもち」「ふんわり」

見た目をあらわす
「こんがり」「ぷるぷる」

音をあらわす
「サクサク」「パリパリ」

温度をあらわす
「ひんやり」「あつあつ」

匂いをあらわす


………ん?
なんかあるっけ??

もしかして無い?
…強いて言うなら「ミント香る」とか?
(長い)

まあいいや、

そして

味をあらわす
「ジューシー」「クリーミー」「濃厚」

あとは番外編的ポジションで
「特製」「自家製」「シェフの気まぐれ」「今日のイチオシ」「常連さんに人気」

なんてものもあるんじゃないかな。


近頃はこういう接頭語が世の中にはびこっている。

フードカルチャーと言葉ってまだまだ可能性に満ちているなと感じる。


そして

食はあらゆる分野を横断している、とつくづく思う。

この記事で言ったら、

食の接頭語に「おいしさ増強ワード」をつけることで購買欲を掻き立てる「心理学」だったり、

そういう言葉をつけること自体に「文化」が関係しているし、

言葉を使うってところは「国語」なんかと繋がっているし、

それ以外にも「環境」「宗教」「歴史」「芸術」「経済」「科学」「マスメディア」「観光」なんてものとも繋がっているんだろうな、、、


食という列車に乗ったらどこまでも続く線路の上を、あてもなく進んでいける。

そんな気分にさせてくれる。


食って偉大だ。

まだまだ無限の可能性に満ちている。

これだから食はおもしろい。

なんたって世界一飽きっぽい私が、食に関わることなら永遠にわくわくしていられるくらいなんだから。

食へのリスペクトが増した夜でした🌛




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