世界一にこだわる理由

「なんで自分がこんなにも世界一にこだわるようになったんかなあって」

─ ほうほう。

「やっぱり教育なんですよね。
考えれば、振り返れば振り返るほど、自分が小さい頃、親、親戚、先生、サッカー指導者、この辺から基本的に何かを教わってきた。
いわゆる子供として、大人から学んだ大体の枠組みになってくるんですけど、当然ながら親から学んだこと、父親から学んだもの、祖母・祖父から学んだものが一番大きいですね。すごく影響を受けてきた。

で、その父親の言葉を思い出すと「2番はベッタと一緒や」と。
鮮明に覚えてるわけですよ、そんなことばっかり言われたから」

─ それは幼稚園の頃からとか?

「いつから言われたかも覚えてないわけですよね。
負けてヘラヘラするだとか、誰か先輩のことを「あの人すごい」って褒めてたら、めっちゃ怒られたりとか。
「誰のことそんな褒めてんねん、かっこ悪い。」と。
「お前がやったらええ話やろ。人のこと『すごいすごい』言うな」と、みたいな。
はっきり覚えているわけです、そんな言葉ばっかり。

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