なぜ市民ランナーは競技に耽溺するのか
2011年の東京マラソンで川内優輝(当時・埼玉県庁)が日本人トップの激走を見せた頃からだろうか。巷で「市民ランナー」というワードが用いられる機会が増えた。周知の通り、非実業団として大会に出場している彼らはフルタイム勤務を基本としている。謂わば''趣味''の見方が客観論である。実業団やプロランナーと比較した時、確実に競技に費やす時間が限定されるのだ。にも関わらず、彼らは早朝や深夜の絶対に休みたい時間帯を利用して自らを鍛えている。第三者からの目線からすると不可解な部分も大きいだ