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人生における「貯金」の壁

お金以外の目に見えない「貯金」

人生における貯金と聞いて大半の人が「お金」を連想したと思います。
実際、貯金額もかなり大切です。
1億円持ってる人を、貯金0円の人が逆転しようとすると至難の業すぎますもんね。

コツコツ貯めてきたという概念としては同じですが、
今回扱うのは「努力」の貯金です。
お金と同じくらいひっくり返すのが難しいのがこの努力貯金です。

幼いころから貯めれる「努力貯金」

怖いところが、努力貯金は0歳から既に差が付き始めること。
お金の貯金は実際、早くても高校生くらい、大体の人が大学生くらいから開始しますよね。

努力貯金は生まれたときから少しずつ貯金の差が開いていきます。
これは「生まれた環境」も大きく関わります。

脳科学の先生のお話によると、6歳までに神経系である脳は9割方完成してしまうと言われております。

スキャモンの発育曲線によると、骨格や身長などの一般系は12歳頃が伸び盛りながらも、20歳まで伸び続けます。それに比べて、脳が含まれる神経系は幼児期にぐんと伸び、6歳で90%まで伸びるのです。そこから先は100%になる12歳まで緩やかに成長していきます。つまり、脳を発達させるには6歳までがベストタイミングということです。もちろん6歳以降も緩やかには伸びますが、それ以前の比ではありません。

これは踏み込むとかなりマニアックな内容になるのでざっくり説明にしますが、「読み聞かせをたくさんしてもらった子」「適度な運動を定期的にしていた子」「早寝・早起き・朝ごはんを規則正しくしていた子」
この3つの要素だけでもかなり脳のベース作りに差が出ると言われいております。
※詳細は「脳科学」で検索お願いしますw書ききれなくて。。

また私は田舎で育ったのでお受験戦争等もなかったのですが、最近の東京の子は幼稚園のときから、英語や思考力を鍛える塾、体操など習い事もたくさんしています。
私は当時、虫を追いかけたり、そこらの草を食べてみたりするのに必死でした。もちろんのびのびと育ててくれた親には本当に感謝しています。

少し長くなりましたが、6歳まで、つまりは自分に自主的行動力が芽生える以前に、大きい意味で脳のスペックに差が開いてしまっているのです。
これは親御さん、周囲の環境が多いので本人のコントロール下にないので、見方によってはとても切ないお話です。

お医者さんの息子さんがお医者さんになるパターンをよく見かけます。政治家の息子が政治家になるパターンも見かけます。もちろん多少のコネもあるかもしれませんが、代々そういう家系であることが多いですよね?
ラーメン屋さんの息子さんがいきなりお医者さんになるって話はあまり聞かないですよね?そういうことなんです。
これは「家庭環境」で7-8割程度は、実は将来が決まってしまうんです。

学生時代は基本的に勉強量で差がつく

小学校〜高校に関しては基本的に勉強量です。
ここでも家庭環境は大いに効いてきます。
小学校1年生から東大や早稲田を目指して勉強してる子と、僕みたいに田舎でのほほんと過ごした子や、アニメやゲームに没頭してた子では、学力は勿論ですが、目標達成能力、挫折から這い上がる力、継続力、忍耐力、成功体験の数が計り知れないほど違ってきます。
一部の人はこれをスポーツを通して得ることができます。
スポーツは努力だけではどうにもならない生まれ持ったフィジカル等の壁があるのに対し、学力に関しては小さい頃からの積み重ねやテクニックで才能がなくてもトップとの差を十分に縮めることが可能です。

あくまでも傾向の話ではありますが、蓋を開けてみれば、東大や早慶を出た人って、年収高くないですか?偏差値高い大学からお医者さんになる確率高いですよね?
基本的には良い大学を出た人が年収高い職業につき、逆に誰でも簡単に就職できる職業は年収が低い傾向にあります。

年収高い職業ランキング2022年版
1位:医師
2位:航空機操縦士
3位:大学教授

年収の低い職業ランキング
1位:家電量販店
2位:旅行会社
3位:警備業界

皆様も知ってるようなヤンキーから凄腕経営者になるようなパターンも勿論存在しますが、基本的には子供の頃から努力貯金の差を埋められずに人生を終えていくケースが多いです。

近くにいる人にも大きな差が生じる

上述した努力貯金に加えて、更に人生の差を広げていくのが「近くにいる人」の差です。

当たり前ですが、東大卒業をした人の周りには、東大や親しいレベルの大学を出てきた人が多いです。つまり相談に乗ってくれる人、ライバルになる人、背中を見せてくれる人の質が格段に違ってきます。日常的に目に入ってくるもの、耳に入ってくるものの質が大きく違うんです。

努力貯金をひっくり返すには

長々と書いてきましたが、この目に見えない努力をひっくり返すには
「リスクを追うこと」≒「犠牲を差し出すこと」
しかないと思ってます。勿論僕自身も感じてます。

何の痛みも伴わずに20年30年の努力の積み重ねを埋められるわけがないんです。
では、何を犠牲にするか。
「時間」です。

努力貯金たっぷりある人が休んでる間、遊んでる間にたっくさん勉強をして、たっくさん仕事して、たっくさん自己投資もして、少しずつ差を埋めていくしかないと思います。

今どき根性論かと笑われるかもしれませんが、本当に人生逆転したいならこれが一番の近道であると、個人的には確信しています。

リスクの中には金銭リスクも含みます。
お金を支払わないと得られない有益な講義やセミナーってあるんですよね。本もそうです。無料で得られることなんかたかが知れてます。
またお金をかけることで一生懸命学ぶ姿勢にも繋がります。

そう考えると結局、同じくらいの年収を得るためには、人生で費やしたお金も時間も同じくらい必要になるのかもしれませんね。それを学生時代にかけるのか、大人になってからかけるのかの違いだけなのかもしれません。


あくまでも自分の主観での話ですが、自分に改めて言い聞かせるためにも書かせて頂きました。また今日この瞬間から気合い入れていきます!

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