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「不安へのお作法」非正規公務員を飛び出した54歳の冒険#34

朝、起きるか起きないかのまどろみの中で、
ここ2ヶ月近く、不穏な動きがあった。
もうダメだ、絶望だ、どうせ上手くいく訳がない、お終いだ。
自然に湧き上がってくる思考を、どうにも止めることができなかった。

意識があるときは、
「そうとばかりは言えないさ」などと、
自分の暴走を落ち着かせることもワンチャンできたが、
薄ぼんやりと漂う意識の中で、
そんな理性的な判断はできなかった。

私のネガティブキャンペーンは、毎朝自動的に、
自らの手で行われていたのだ。
オソロシイ。😨

この世に深層心理とやらがあるのであれば、
きっと私の深層は暗黒世界だったに違いない。
 
漏れ出て、タダヨイクル、私の暗黒に
ただただ無力に打ちのめされるばかりであった。

しかーし、
私はついにその暗黒に、待ったをかけることに成功した(ようだ)。

あ、来たぞ!来た来た。
私のネガティヴキャンペーンが。
そのまどろみの中で、とうとう来るのを待ちかまえている、
新たな自分が出現した。

ネガティヴキャンペーンを待ち構え、先回りし、
「ダイジョーブ」
「ついてるついてる」(最近よく見かけるパワーワード)
とついに先手を打ってやった。

加えて、ネガティヴキャンペーンが立ちあがろうとしたその瞬間に、
正気を取り戻すチカラが芽生えたのだ。

意識を無意識が超えた、瞬間だった。

そんなことありますかね?😮

あ、今朝は大丈夫だ。
ヤツが来ていない、と気がつく朝も増えてきた。

何よりまさかの、自分のネガティヴキャンペーンに打ち勝てそうだ。
何の朗報も自信も、信じるエビデンスもないのに。

現象だけを止められそうな域に達して来た。
これはもしや、
自己免疫疾患により、
己の正常な細胞を攻撃している、暴走した自分の免疫細胞に、
正気を取り戻させた、勝利宣言とでも言えるだろうか。

やったぜ!
自分で自分を攻撃するなんて、ナンセンス。

それでなくても、敵は多いのだ。
自分が自分の味方でなくて、誰が味方になるんだよー!!!




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