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ローカルルールはだれを幸せにしているのか。と思ったのが原点。

だれがいいとか、だれが悪いとか
そういう話をしたいのではなく
あの日、あの思いを感じてしまったということから
ダイバーシティ・インクルージョンへの興味がでたという話です。

私のダイバーシティ・インクルージョンなどの興味の原点は、幼少期に大阪から富山と新潟へと引っ越した経験にあります。
初めて引っ越しと転校をしたのは、小学校4年生の時です。

詳細は覚えていませんが、家族以外の人間関係のぞいて、自分のすべての人生がリセットされるという不思議な感覚は今でも覚えています。
パラレルワールドがあったとしたらまさにこの感覚なのだろうなと思います。

その時、環境の違いに敏感でもあり興味があった私は、しばしばそのことを口にしてしまいました。

地元の人々は私の発言を快く思わないことが多く、大人からは比較を避けるようにと注意された記憶があります。

教育方法やスポーツの練習方針も異なり、どの意見を信じればいいのかいつも混乱しました。

しかし、部活動の指導教員が非常に理解ある方で、「何を信じ、どう行動すればいいのか」を丁寧に教えてくださいました。
先生が親身に付き合ってくれ、「疑心暗鬼になるのではなく、自分が正しいと思うものを信じることの重要性」を理解することができました。それは私にとって非常に価値のある学びでした。

しかし、この経験から、小学生の私が感じた小さな疎外感や違和感は、古くから大切にされているローカルルールというものがどうあることが重要なのかというこを考えるきっかけになりました。

地方創生などの仕事を通じても、コミュニティに新しく加わる人々への配慮が必要であると実感しています。

ローカルルールに限らず、私たちが守り、引き継いでいくべきルールは、都市や建物だけでなく、人々の関係性にも影響を与えるものです。
寿命も長くなっている関係で、今までとは少し違う関係性が多くの場所で求められています。それはどういうものがベストなのか、そんなことを考え続けていきたいと思っています。

これが、私がダイバーシティとインクルージョンに深い興味を持つ理由です。


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