チャレンジフィールド北海道

“北海道をもっと元気にしたい!“ 課題解決プロジェクトの創出やスタートアップ創出支援、…

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“北海道をもっと元気にしたい!“ 課題解決プロジェクトの創出やスタートアップ創出支援、共創支援プラットフォーム形成を実施しています。このnoteでは主に読み物を投稿。最新情報はhttps://challenge-field-hokkaido.jp/かFBページをご覧ください!

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記事一覧

過疎地を、安心して暮らせる地域にする研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#5】

チャレンジフィールド北海道イチオシの先生を紹介する【研究者プレス】。研究はもちろんのこと、研究者ご自身の魅力もわかりやすく伝え、さまざまな人や組織との橋渡しをし…

ウシもヒトも地球も幸せにする、循環型酪農のための研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#4】

チャレンジフィールド北海道イチオシの先生を紹介する【研究者プレス】。研究はもちろんのこと、研究者ご自身の魅力もわかりやすく伝え、さまざまな人や組織との橋渡しをし…

パネルディスカッション「地域×知×共創のリアル ~北海道の課題解決、それぞれの立場から~」質問への回答

12月20日、チャレンジフィールド北海道シンポジウム⑥「地域×知×共創」がANAクラウンプラザホテルにて実施されました。 プログラムのひとつ、パネルディスカッションで…

【対談#7】project tokachi ×チャレンジフィールド北海道「北海道を変えていく方法」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい」 そのために私たちができることとは、どんな…

【開催レポート:チャレンジフィールド北海道シンポジウム#4】気候変動が道内の第一次産業や道民の日常生活に与える影響と適応の…

チャレンジフィールド北海道では、「チャレンジフィールド北海道シンポジウム」と題し、北海道内のさまざまな課題に対して関係者同士をつなぎ、イノベーションを創発するた…

【ご案内】東川町の“適疎”なまちづくり 交通・地域通貨・住まいのイマとミライ (一部ハイブリッド開催)

毎回ゲストから地域の取り組みを紹介いただき、ディスカッションを行う地域課題・ニーズ検討会。 第2回目は東川町に訪問し、「交通」「地域通貨」「住まい」をテーマにディ…

【対談#6】 北海道大学大学職員×チャレンジフィールド北海道 「変わる大学」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、どん…

経営学で地域を元気にする研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#3】

チャレンジフィールド北海道の活動の主軸のひとつが「地域活性化支援」です。みなさんは、地域活性化と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。それは三者三様かもしれません。…

【対談#5】スタートアップ×チャレンジフィールド北海道 「スタートアップ、トライしてみてどう?」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、どん…

【開催レポート:チャレンジフィールド北海道シンポジウム#2】「北海道における災害関連研究(1) 〜避難を考える〜」

 チャレンジフィールド北海道では、「チャレンジフィールド北海道シンポジウム」と題し、北海道内のさまざまな課題に対して関係者同士をつなぎ、イノベーションを創発する…

【対談#4後編】NPO×チャレンジフィールド北海道 「社会をより良くするために、私たちにできること」

前編では、久保さんの生い立ちや経験、思いをお聞きし、チャレンジフィールド北海道のめざす姿や取り組むべきこととの共通点が多く浮き上がってきました。後編では、もう少…

温度で性質が変わる物質から地球にやさしい建材をつくりだす研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#2】

この世界はまだまだ謎に満ち、「常識」を超えたおもしろいものが存在しています。例えば、温めれば温めるほど水に溶けなくなり、冷やすと水によく溶ける物質。その正体は、…

【対談#4前編】NPO×チャレンジフィールド北海道 「社会をより良くするために、私たちにできること」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、ど…

もったいない!を減らしておいしい!を長持ちさせる研究 【チャレンジフィールド北海道研究者プレス】

北見工業大学では、いま、日本の食卓を変えるかもしれない研究が行われています。それが、助教FENG CHAOHUI(フォン チャオフイ)先生が手がける「廃棄されているミカン果…

YouTube動画公開中:誇れる一次産業へ!白糠町を舞台に広がる新しい「食」の価値づくり

チャレンジフィールド北海道の推進計画「北海道天然資源の利活用による新産業の構築」では、 アルツハイマー病の発症予防に効果が見込まれる成分を含む白糠町産チリメンア…

【対談#3】クロスボーダーな人×チャレンジフィールド北海道 「VUCA時代の新しい価値とは?」~後編~

ソニー知的財産サービス(株)矢藤さんと山田総括の対談記事の後編です。 前編はこちら。 -----社内スタートアップやイノベーションのイメージのあるソニーですが、現在は…

過疎地を、安心して暮らせる地域にする研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#5】

チャレンジフィールド北海道イチオシの先生を紹介する【研究者プレス】。研究はもちろんのこと、研究者ご自身の魅力もわかりやすく伝え、さまざまな人や組織との橋渡しをしていきたいと思います。第5弾は、旭川市立大学の大野 剛志(おおの たけし)先生です。 日本全国津々浦々、人の営みのあるところには課題が付きものです。少子高齢化、青壮年労働力の流出、農林漁業の後継者不足の問題にあえぐ「過疎地」、来街者の減少にみられる求心力の低下だけではなく、町内会などのコミュニティ活動が停滞しがちな「

ウシもヒトも地球も幸せにする、循環型酪農のための研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#4】

チャレンジフィールド北海道イチオシの先生を紹介する【研究者プレス】。研究はもちろんのこと、研究者ご自身の魅力もわかりやすく伝え、さまざまな人や組織との橋渡しをしていきたいと思います。第4弾は酪農学園大学の石川 志保(いしかわ しほ)先生です。 ウシたちが、広い牧草地で草を食み、のんびりとくつろぐ——。北海道ではたびたび目にする長閑な風景も、酪農家にとっては日常のひとこまであり、やはり悩みごとは付きものです。現場の課題解決に、科学の知見とテクノロジーで挑んでいるのが、酪農学園

パネルディスカッション「地域×知×共創のリアル ~北海道の課題解決、それぞれの立場から~」質問への回答

12月20日、チャレンジフィールド北海道シンポジウム⑥「地域×知×共創」がANAクラウンプラザホテルにて実施されました。 プログラムのひとつ、パネルディスカッションでは、さまざまな課題に対し、それぞれの立場の最前線で取り組みを続ける実践者の方々に登壇いただき、「北海道の課題解決」についてリアルなクロストークを繰り広げていただきました。 HILO株式会社 代表取締役 天野麻穂氏 project tokachi 井村 圭氏 旭川市 総合政策部 政策調整課 主査 大島透氏

【対談#7】project tokachi ×チャレンジフィールド北海道「北海道を変えていく方法」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい」 そのために私たちができることとは、どんなことでしょうか? 第7回の対談相手の井村さんは、都内に拠点を置くシンクタンクに勤務しつつ、チャレンジフィールド北海道(以下CFH)の産学融合アドバイザーを務めていただいています。 井村さんとCFHの付き合いは、実は2020年にCFHが始まる以前から。CFHの生みの事業である経済産業省「産学融合拠点創出事業」の立ち上

【開催レポート:チャレンジフィールド北海道シンポジウム#4】気候変動が道内の第一次産業や道民の日常生活に与える影響と適応の取組

チャレンジフィールド北海道では、「チャレンジフィールド北海道シンポジウム」と題し、北海道内のさまざまな課題に対して関係者同士をつなぎ、イノベーションを創発するための場づくりを令和4年度から開始しました。 第4回目はテーマを「気候変動と道内の第一次産業や生活に与える影響」として、10月18日にオンライン配信にて開催し、196人の皆様にご参加いただきました。たくさんの方に視聴いただき、ありがとうございました。 1.開催の経緯近年、道内においても、台風の接近や上陸、連続する真夏

【ご案内】東川町の“適疎”なまちづくり 交通・地域通貨・住まいのイマとミライ (一部ハイブリッド開催)

毎回ゲストから地域の取り組みを紹介いただき、ディスカッションを行う地域課題・ニーズ検討会。 第2回目は東川町に訪問し、「交通」「地域通貨」「住まい」をテーマにディスカッションを行い、参加者の皆さんが東川町の取り組みや課題にどのような協力ができるかを探っていきます。 そんな躍進を遂げる東川町ですが、町民増加に伴い新たな課題も顕在化しつつあるとのこと。町民の暮らしやすさに直結する「交通」「住まい」や、町民保有率8割を超える地域通貨「HUC」をテーマに、今後の新たな取り組みにつな

【対談#6】 北海道大学大学職員×チャレンジフィールド北海道 「変わる大学」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、どんなことでしょうか? 第6回の対談相手は、北海道大学 学務部学務企画課 大学院教育改革推進室の内藤さんです。内藤さんは大学職員として大学院生と社会とをつなぐ仕事をしていますが、実は「大学職員っぽくない職員」として界隈では有名な方。北海道大学の「えぞ財団」加入の立役者でもあります。対談の最中もキレキレの発言が相次ぎま

経営学で地域を元気にする研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#3】

チャレンジフィールド北海道の活動の主軸のひとつが「地域活性化支援」です。みなさんは、地域活性化と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。それは三者三様かもしれません。なぜなら、地域活性化は担い手や取り組みが多様なこともあり、その定義は意外にも明確ではないのです。とはいえ、おおまかには「地域を元気にしつづける仕組みをつくること」といえるでしょう。そのためには、新事業の創出や地域課題の解決が欠かせないと考え、チャレンジフィールド北海道では、地域ごとの課題の発掘から、さまざまな研究開発の

【対談#5】スタートアップ×チャレンジフィールド北海道 「スタートアップ、トライしてみてどう?」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、どんなことでしょうか? 第5回の対談(鼎談)相手であるサジャッド(Sajjad)さんと北村さんは、たんぱく質を豊富に含むウキクサ(ウォルフィア/Wolffia)の栽培技術の開発により、持続可能な生産で、食料安全保障と気候変動に挑むスタートアップ「Floatmeal」を展開しようとしています。スタートアップ創出支援も行

【開催レポート:チャレンジフィールド北海道シンポジウム#2】「北海道における災害関連研究(1) 〜避難を考える〜」

 チャレンジフィールド北海道では、「チャレンジフィールド北海道シンポジウム」と題し、北海道内のさまざまな課題に対して関係者同士をつなぎ、イノベーションを創発するための場づくりを令和4年度から開始しました。    第2回目はテーマを「防災」として、2023年2月15日に京王プラザホテル札幌にて開催しました。  今回は、主として避難者の支援を担当する自治体、災害関連支援団体、災害関連企業、大学・研究機関を対象として、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催。会場とオンライン合わせ

【対談#4後編】NPO×チャレンジフィールド北海道 「社会をより良くするために、私たちにできること」

前編では、久保さんの生い立ちや経験、思いをお聞きし、チャレンジフィールド北海道のめざす姿や取り組むべきこととの共通点が多く浮き上がってきました。後編では、もう少し深掘りした対話について、テーマごとにご紹介します。 ―――――久保さんがチャレンジし続けられる秘訣は?失敗は怖くない? 山田総括(以下山田):久保さんの活動はとてもアクティブでアグレッシブですね。私たちも若い人を中心に皆さんがチャレンジができるような支援をしていきたいと思っていますが、それには失敗した時のセーフ

温度で性質が変わる物質から地球にやさしい建材をつくりだす研究【チャレンジフィールド北海道 研究者プレス#2】

この世界はまだまだ謎に満ち、「常識」を超えたおもしろいものが存在しています。例えば、温めれば温めるほど水に溶けなくなり、冷やすと水によく溶ける物質。その正体は、「下限臨界溶液温度(LCST)」をもつ分子です。温度によって性質を変える物質を研究し、世界を変えるかもしれない材料を開発しているのが、室蘭工業大学の馬渡康輝准教授と学生たち。今回のインタビューは実験から始まり、研究のきっかけから今後の展望までをお聞きしました。 温めれば温めるほど水に溶けない物質、発見!―馬渡先生の研

【対談#4前編】NPO×チャレンジフィールド北海道 「社会をより良くするために、私たちにできること」

「将来世代のために、希望あふれる地域社会を共につくりたい」 「人と組織と地域が『自分ごと』として関わり、共に成長したい。」 そのために私たちができることとは、どんなことでしょうか? 第4回の対談相手である久保匠さんは、現在、北海道NPOサポートセンターで事業執行理事を務めるほか、“ソーシャルセクターパートナー”としてここには書ききれないほど多様な組織や団体の取締役やアドバイザー等を務めています(もちろんチャレンジフィールド北海道の産学融合アドバイザーも)。 北海道の課題

もったいない!を減らしておいしい!を長持ちさせる研究 【チャレンジフィールド北海道研究者プレス】

北見工業大学では、いま、日本の食卓を変えるかもしれない研究が行われています。それが、助教FENG CHAOHUI(フォン チャオフイ)先生が手がける「廃棄されているミカン果皮の再利用と食品の非破壊検査技術の開発・応用」。ミカンの皮を使い、ソーセージの品質と保存性を向上させる研究と、ソーセージの品質を可視化する検査技術の研究です。いったいなぜ、ミカンの皮でソーセージは日持ちするのか。なぜ、ソーセージのおいしさが目で見てわかるのか——。研究アイデアの着想からこれからの展望まで、フ

YouTube動画公開中:誇れる一次産業へ!白糠町を舞台に広がる新しい「食」の価値づくり

チャレンジフィールド北海道の推進計画「北海道天然資源の利活用による新産業の構築」では、 アルツハイマー病の発症予防に効果が見込まれる成分を含む白糠町産チリメンアオジソに着目し、2013年より白糠町の協力を得ながら機能性表示食品の開発を目指してきました。 この取り組みが、令和4年度JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択され、 一次産業を次世代が誇れる産業にすべく、新たなプロジェクトが始まりました。 プロジェクトの拠点名は「アシル-トイタによる心と体に響

【対談#3】クロスボーダーな人×チャレンジフィールド北海道 「VUCA時代の新しい価値とは?」~後編~

ソニー知的財産サービス(株)矢藤さんと山田総括の対談記事の後編です。 前編はこちら。 -----社内スタートアップやイノベーションのイメージのあるソニーですが、現在はどのような動きがあるのでしょうか。 山田:冒頭(前編)で出た、データを活用した将来の技術トレンド予測についてはどうですか?VUCAの時代とも言われ、先行きが不透明ですが。 矢藤:そこはまたやってみたいと思っています。昔はGoogleなどのビッグカンパニーの動きを見ていればある程度予測できることもあったと思