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すべては前向き質問でうまくいく

(・・・あやしい。あやしすぎるタイトル。)

「コーチングについて学びたいんですが、おすすめの本ありませんか?」と、コーチに相談したところ(昨年から、コーチングしてもらってます)

「うさんくさいタイトルだけど、意外と実践的で効果もあるので、個人的にはいちばん好きな本」と教えてもらったのが本書です。

信頼するコーチのススメ。読まないわけにはいきません。(でも、やっぱりタイトルが・・・ねぇ)

主人公は、業績が上がらず、チームのマネジメントに苦戦するベン。上司であるアレクサに辞表を出そうとしていたところ、粋な計らいで”質問好きなコーチ”ジョゼフを紹介される。(なじみのない名前にも、やや抵抗感を感じてしまう。。まけずに読まなきゃ汗)

ベンの信念はこう。

リーダーたるもの、質問をするのではなく、答えを出すべきだ。

対して、コーチであるジョゼフは、アインシュタインの言葉を引用します。

すべてに質問を!Question Everything!

ここまで信念と真逆の言葉をつたえられてしまったら、そうそうベンも受け入れられません。もちろん拒絶。しかし失うものがない窮地に立たされているベンは、懐疑的ながらもジョゼフのかんがえに関心をもちます。

人生のふたつの道

「素晴らしい質問なくして、素晴らしい答えは出せないんだ」
「質問で人生すべてを変えることができる。自分自身や他人への質問の量を増やし、質を高めることが重要だ」
「別のタイプの質も門をすれば、ものの見方がすっかり代わり、新鮮な目で問題点を見つめ、それを解決することができるようになる」

わかるような、わからないようなことを話すジョゼフコーチ。ベンがいくぶん落ち着いてきたタイミングを見計らい、ジョゼフはあるものをみせる。

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これぞ、ジョゼフコーチの真髄!『選択の地図』!!!

(・・・とりみだしました汗)

「われわれは『批判する人』の考え方と、『学ぶ人』の考え方のどちらかを選択している。『批判する人』の考え方をしていると、最後には泥沼にはまり身動きできなくなる。『学ぶ人』の考え方をしていれば、新しい道や可能性を見つけられる。」

だれしも誰かを批判したり、自己否定してしまいがち。それは勝手に思い浮かぶことなので、そうそう簡単には変えられません。よくありがちなアドバイスは、「ネガティブにならずにポジティブになろう」ですが、怒ったり落ち込んだ気分を上げる、悲観を楽観にという切り替えは、価値観をかえる話なので、なんかちがう。。と思っていたので、『批判する人』と『学ぶ人』という2つの道があるという考え方は新鮮でした。

「自分になにが起こるかは必ずしも選択できないが、起きていることに対して自分がなにをするかは選択できる」

「今日どこにいこう?」といったささいなことから、人はあらゆる瞬間に自分へ質問を投げかけ、それに答えて行動を起こしています。そのひとつひとつの分かれ道で、批判と学びのどちらの道を選択するか。

まずは立ちどまってみて、自分の考え方を観察するところから始まります。「批判している自分」を受け入れて、気づくことができたら、変化させることができます。下の質問リストをみていると、ふだん自分がいかに「批判する人」になっているか、気づきます。それが第一ステップだから、いまはそれでOK(と信じたい。。)

<批判する人の質問> 
・どうすれば自分が正しいと証明できるだろう?
・なぜこんなひどいことが起きたのだろう?だれのせいか?
・なんで自分がひどい目にあうの?
<学ぶ人の質問>
・どんな選択ができる?なにをしたら、うまくいく?
・相手はなにを考え、なにを感じ、なにを必要としているだろう?
・私はなにを学べるだろうか?

「批判する人」の質問だと、みているだけでもげんなりします。「学ぶ人」の質問なら、エネルギーがわいてきて、次の行動に意欲的になれます。

本書にはさらに『変化のための12の質問』がありますが、長いのでまとめてみました。ご興味あれば、ぜひ本書で確認してみてください。(ググればすぐでるとは思いますが。。)

・自分や相手の気持ちに寄り添う質問(私はなにを望む?相手は?相手にどう質問すればいい?WinWinになるには?)

・隠された可能性をみつけだす質問(どんな思い込みをしてる?なにを見落としてる?なにを避けている?)

・これからに注目する質問(なにを学べる?なにができる?)


(本書にならって)さいごの質問です。

あなたは人生にどんな変化を起こしたいですか?

ここまで読んでくださり有難うございました!人との対話のありかたについて、これからも実践と学びを進めていきたいので、おすすめあれば教えて下さい。