見出し画像

【今をやめる】第1章 習慣 ✅退職から起業までの道のり ✅転職・独立で悩むすべての方へ ✅超具体的な“社会人向け”参考書

起業

一度は考えたことがある人も
多いのではないだろうか。

考えたことがある人、
起業するか悩んでいる人、
現状に満足していない人、
転職を考えている人。

そんな方々の背中を少しでも押したい。
そう思い、ぼくが起業するまでのことを
書いていくことに決めた。

企業にしろ、転職にしろ、
最大の関門は新しいことを始めることではない。
最大の関門はただ一つ。

今をやめることだ。

今やっている仕事を辞めれば
嫌でも次のために行動しなければならない。
つまり新しいことを始めるのは
そう難しくないのだ。

でも、やめることは違う。
あまりにも難しすぎる課題だ。

そしてこの課題を乗り越えることに躊躇い、
仕方なくだったり、
何かと理由をつけたりして、
現状を受け入れる人が多くいる。

家族がいるから、なんて
最たる例の一つだろう。
自分が行動しないための理由をつくるのは
あまりにも簡単だ。

理由を簡単に、無数につくることができるから
多くの人は今をやめることができない。

いや、やめることができないと言うより、
結局、今にすがっている
と言っても過言ではないだろう。

ぼく自身もその1人だった。
学校の先生、公務員。
不況でも給料は安定している。

結婚予定の彼女もいる。
結婚が遅れるかもしれない。
別れるかもしれない。

家族はどうだ。
反対されるのではないだろうか。

本当にやっていけるのか。
今をやめて、収入もなくなり、
生活できなくなったら。

なかなか行動できなかった。
無数の理由が頭に浮かび、
今をやめることにずいぶんと時間がかかった。

今をやめることの難しさを
身をもって体験したからこそ、
ぼくは伝えたい。

今をやめる行動を取れ。

自分が現状に満足していないのなら、
新しいことを始めるべきだ。

今、ものすごくやってみたいことがあるなら、
それをやってみるべきだ。

そのために、これから一緒に
今をやめる準備をしよう。

いきなりは無理でも
自分の人生を
自分の好きな方向に
進んでいくために。

では早速始めていこう。

第1章 【習慣】

・朝起きて顔を洗う
・朝食は必ずトースト2枚
・7:50の電車に乗る
・デスクに座ると最初にメールを確認する

ほとんどの人に習慣がある。
ぼくたちの行動の多くは習慣だ。
週間の積み重ねが1日であり、
1日の積み重ねが人生だ。

つまり、習慣とは
人生をつくる大きな要素になる。
既にこのことは多くの書物でも
紹介されている。

ぼくが起業を本気で考え始めたのは
25歳、社会人2年目の9月ごろだ。

当時のぼくはよく本を読んでいる、
意識高い系と言われるようなやつだった。

ちなみに人のことを意識高い系とバカにするやつは
完全無視、未読無視するべきだ。
どうせSNSに悪口を書き込むか
仕事の愚痴を吐き出すしか能がないようなやつだ。
人生にとって最も不要な登場人物の1種だ。

本を読んでいるとき、
ぼくは度々読み返す本があった。

エッセンシャル思考
最少の努力で成果を最大にする
著=グレッグ・マキューン
かんき出版

ぼくは人生で読んだ本の中で
最もこの本に影響を受けている。
何度も何度も読み返している。

その本の中でも習慣の重要性は語られている。
ぼくが習慣の章に注目したのが
ちょうどその頃だった。

注目したというよりは
なぜかすごくヒットしていた。

同じ本を何度も読み返すと、
毎回のように異なる部分が
自分の中にヒットする感覚がある。

ぜひお気に入りの本は
何度も読み返すことをおすすめする。

ぼくは習慣の重要性を知り、
自分の習慣を改めることにした。
本当に人生にまで影響を与えるのか、
実験的な意味合いも大きかった。

ぼくは朝の時間の習慣に着手した。
理由は単純。
朝の時間を全く使いこなせていなかったからだ。

ぼくはまずアラームを変えた。
枕元のiPhoneではなく、
机の上のiPadを鳴らすことにした。
二度寝防止だ。

初日から効果抜群だった。
アラームを止めるにはベッドを出なければならない。
これが非常にいい。起きられるのだ。

起きた先にも仕掛けを用意した。
付箋だ。
ぼくの家は一時期、机の横のドアに
朝のルーティンが書かれた付箋を貼っていた。

付箋に書かれた行動を上から順に
こなしていくことを
朝のルールとして生活していた。

1つ目の付箋にはこう書いてある。
【Start music】
スピーカーの電源を入れて、
スマホで音楽を流すのが1つ目の作業だ。

音楽はBGMとして流していたので
歌詞のないものに限定することをおすすめする。
「スタバ BGM」とかで検索すると
すぐに出てくる。

2つ目の付箋にはこう書いてある。
【Wash my face】
ぼくは付箋の指示通り、洗面台へ直行する。
これで完全に目が覚めた。

洗面台を出ると次の付箋。
【Warm the milk】
キッチンに向かい、牛乳を温める。
これで生活が本格的に始まる。

温まった牛乳を持ち、机に戻る。
この当時、ぼくがやっていたことは、
本やYoutube(主にYoutube大学)を見ながら
メモを取っていた。

メモの取り方はこの本を参考にした。

メモの魔力
著=前田裕二
幻冬舎

ノートを見開きで使い、
それを3分割にするスタイルだ。
考えごとをするときには、
未だにこのスタイルを続けている。

(実際のノートの1部)

このメモがぼくを起業という選択肢に導いたと言っても
過言ではない。

メモ活動を終えると、
仕事に向かう準備を始めた。

ここでも習慣化を狙う。
洋服を固定化するのだ。

人間は1日の中で無数の選択をしている。
その度に脳はエネルギーを消費している。
朝から貴重なエネルギーを使うわけにはいかない。

だから洋服を固定化していた。
決められた服を手に取るだけの作業だ。

コーディネートを考えるという、
猛烈にエネルギーを使う行為から
卒業したのだ。

これがぼくの朝の習慣だった。

・アラームを机の上で鳴らす
 (ベッドから出ないと取り出せない)
・音楽を流す
・顔を洗う
・牛乳を温める
・チョコを1枚食べる
 (自分のテンションが上がるものがおすすめ)
・メモ活動をノート1ページ分やる
・着替える
 (洋服は固定する)

習慣の力は凄まじい。
これまでの人生において、
いかに時間を無駄にしてきたかと
痛感させられる。

と同時に、
人生が楽しくなってくる。

ルーティーンをこなすことが
ゲームのように感じられる。
ゲームをクリアしていくときの
喜びを毎朝感じられるので、
気分も上がっていく。

2週間もこのゲームをやれば
無意識レベルで一連の動作を
行えるようになる。

つまり習慣化されるのだ。

ここまで来ると
これ以外の行動が気持ち悪くなってくる。
無駄な行動が減るのだ。

限られた時間を有効に使うことは
今をやめるために自分と向き合う時間を
確保することにもつながる。

何より、新しい習慣をつくることは
今をやめることと同義だ。

習慣をつくることは
今をやめることの最初のステップだ。

大きな今をやめるには
身近な今をやめることから始めよう。

この記事を読んだ後に、
習慣化する仕組みをすぐにつくるか。
(ぼくで言う付箋)
行動するかどうかあなた次第だ。

1つ言えることは、
行動することができたのならば、
それは今をやめる一歩目を踏み出したことになる。

今をやめる最初の一歩を踏み出し、
進んでいく人が1人でも増えることを願っている。

では、またどこかでお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?