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#60 残り火によるバガテル ~燃焼のあとで~

力作こしらえたったぞ。

我がひきこもり人生の集大成。
出し惜しみ一切なしです(書き忘れは多分ある)。守銭奴だらけのこの世界で、ケチ臭さ0%です。当然無料で公開しています。ひきこもりは決してエレガンスを疎かにすることはありません。ですから、臆することなく、とにかく読んでほしいです。読めばわかるさ。
控えめに言って、令和におけるひきこもりマニュアルの決定版です。親も子も支援者も目から鱗の金字塔をどーん!と打ち立ててやりましたよ、ええ。正直な話、斎藤環を超えたと思います。それが救いの書バイブルと呼ばれるようになる未来が私には見えます。見えます。大事なことなので二度言いました。
まぁ、当然ながらそれは冗談ですけど、そこそこ役に立つという自負はありますので一読していただけたら光栄です。
とはいえ、ひきこもりも「ただの人間」ですから多種多様です。
万能薬は恐らくありませんから、私の処方箋が合わない人もいるでしょう。
でも、私を含む一部の人が得すればそれでいいんです。
基本的に私は自分にとって面白いものしかnoteに書きませんから、どう転んでも損にならないんです。常に最低でも自分だけは得するようなシステムを組んでいるんです。バリバリ保険かけてます。利己保険です。
背水の陣はめちゃくちゃメンタルに悪いですから。そういうのを博打というんです。
と、いうようなことを先述の記事に書きましたから、何卒よろしくお願いします(ぺこり)。

先の記事を書いていて思ったことがあります。
結局、ひきこもりって生活力が無さすぎるんですよ。
生きる力がないんです。生き抜く力。
衣食住をしっかり押さえてる人がひきこもるだなんて考えられません。
というか、自給自足のひきこもりだったら、いいんですよ。誰も文句言いませんし、言えません。寧ろ尊敬されるだけでしょう。
そんなん最強じゃないっすか。かつて反権威の申し子と呼ばれ、左派からも恐れられたほどの私ですが、そんな私が思わずキングオブキングという称号を授けたくなってしまうほどです。
そういう人はスキルの鬼です。技術おばけ。生活力の権化。生殺与奪マスター。
衣食住ってド基礎ですから、そこを他者に掌握されることは、心臓握られてるようなもんです。ですから、そういう人は主導権がない状態なんです。
逆に衣食住に精通していれば、多かれ少なかれ主導権を持っていることになる。
支配することは愚かですが、支配されないように自衛することは善いと私は思います。
長い目で見れば、そっちのほうが楽になれると思うのですがね。
でも、やらないんです。人は。
大変だから。
それに、多くの人は、なまじっか能力が高いものだから、既存の社会システムに順応する方がずっと楽に見えるんです。事実、楽なのだと思います。短期的視点で見るならば、コスパ高し、なのでしょう。
私は正直に告白すると、雇われて働きたいとは思っていません。一時的に雇用労働するのはアリだとは思っていますけれども。
職場の人間関係にすぐ疲れてしまいますし、通勤しんどいですし、そしてなによりも労働者としての能力が私はかなり低いです。
そのくせ、好きでもなければ、やりたくもない仕事に就いてしまうので、努力することもしない(できない)んです。
だから労働者レベル1のまま。スライムにすらボコボコにやられます。
謙遜ではなくて、その辺の高校生の方が私などよりもはるかに優秀ですから。私は歴代のバイト先で毎度そういう経験をしてきました。
入社間もない若造(ごめん)がいとも簡単にできることが自分にはできない。何だか悔しい。じゃあやらねば。でもつまらないから頑張れない。という謎ループの最中でひたすらイライラしてました。ムカついて発狂したことも何度かあります。
私は労働者を尊敬しているけれども、どうやら自分はやる気が無いようだ、ということを朧げながら感じていました。昔から。
じゃあ、作戦練り直しましょうよ。自分のやり方でやればいいんです。自ずとやる気が出てしまうようなことをやればいいじゃないですか。やるべきことだけをやればいいじゃないですか。なんで雇用されることに固執するんですか?必死に考え、本気で実践する。上手くいかなければ再考して、やり直す。修正する。それ以外になにがあるんですかね。
でも、私はやりませんでした。ただただ無為に日々が過ぎていきました。
これが一番まずかったと思います。

勿論、私は現代的で便利な生活様式をそれなりに愛していますから、完全自給自足をやるつもりなど毛頭ありません。そういう生活は求めていないんです。
でも、生活力は必要です。これは火を見るよりも明らかです。
私は裁縫すら覚束ない。ワイシャツのボタンが取れただけで狼狽えます。金勘定も大変です。なにをどうやって管理すればいいんですか。ワケわかりません。料理もろくに出来ない。一食のためにこんなに時間が掛かるのか、と思ってショックを受けました。以前の話です。その上、食材の相場もわかっていない。呑気にタダ飯食らうばかりの毎日。え、排水溝って掃除しなきゃいけないんですか。なに、洗濯槽も?というか、ゴミってどうやって出すんですか?漂白剤って何!?というか、洗剤なんて買ったことないよ・・・・
・・・・・とてもそんなんじゃ自立などできません。今まで何をやってきたんですかね。

私の両親も、我が子の生活力を教育しなかったことに関しては反省していると言っていました。過干渉する割には、肝心なところを放置してしまった、と。親と子の見解の一致です。説得力がありますね。

他者に依存していたら、他者の顔色ばかりを窺うようになります。それはとても窮屈です。(私を含めた)人々がいたずらに人間社会=他者にビビっているのは自分に生き抜く力がないからでしょう。対等な力関係による緊張感がなければ平等などありえません。それは数多のハラスメントの根源です。力の不均衡。実にシンプルですね。
じゃあ、そこから脱するために、自分の生活が守れるように、つまり楽しく生きるために、生活力ぐらいは必死で訓練しましょうよ。それこそ私が最近多用している「ディシプリン」です。
やはりキーワードはディシプリン。

すいません、少し熱くなってしまいました。自分自身に対しては遠慮なく説教できるものですから、つい。
冒頭の陽気さはどこへやら。情緒が安定していませんねぇ。笑いと怒りを繰り返して、なんだか落ち着きのない人です。そろそろ泣き上戸が入ってくるかもしれませんね、、、、
きっと前回の記事の執筆で疲れてしまったのでしょう。私にしては頑張りましたから。分量がいつもの何倍もあったと思います。いつもより推敲もしましたし(※平時はほぼ推敲なし)。
今回はその勢いを消化するための回となりました。クールダウンのようなものです。
勢いがついてしまったら急には止まれないんです。すみません。
総括すると、
ひきこもりは生活力をつけよ、そして次に衣食住に精通せよ、ということです。
生き抜く力が無い奴が自信持てるわけないじゃないですか。そんな奴が自信持ってたらヤバいですって。それはただの本質が見抜けない愚鈍な感性の阿保です。現実を見ようとしない、自惚れてる馬鹿です。何かキメとるんですか、って思います。そういうのは自信じゃなくて過信というのです。必要なのは観念的な自信じゃなくて、実質的な技術でしょ。色々とあべこべなんですよ。スタートの段階でボタンを掛け違えているんです。
さて、そろそろ止めないと質の悪い酔っ払いみたいで厭ですから、これでお終いにしましょう。
私は私の道をいきます。あなたもお達者で。
さようなら。


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