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【PL】令和6年パ・リーグ順位予想

 先日、セ・リーグの順位予想をしたので、今回はパ・リーグということで優勝から順に書いていくこととしよう。

優勝:ロッテ

吉井チルドレンで投手中心の守り勝つ野球を
 平成22年以来、ロッテ久しぶりの優勝を予想しよう。クレバーな吉井理人監督の2年目、昨季は若い投手に無理をさせない起用法が目立ったが、彼らが満を持して各々の力を発揮することができたら、パ・リーグ1の投手王国を築くこととなるだろう。

 まずは佐々木朗希。何かとオフの主人公となった彼だが、2桁勝利はおろか規定投球回もクリアしていない現状ではMLB挑戦も夢のまた夢である。あれだけの豪速球とフォークボールを持っているので、ロッテ球団初の沢村賞投手となる素質があることは間違いのないことである。彼が大黒柱となって、昨季ブレークを果たした小島和哉や種市篤紀が続いて三本の柱を形成することができたら、今季のペナントフラッグはロッテのものとなるだろう。打線はポランコを核として、荻野貴司や中村奨吾らが足を使ってロースコアながらも確実に得点を積み重ねるロッテの野球をするだろう。

2位:ソフトバンク

決め手にかけるが地力はリーグトップ
 新生小久保裕紀監督の下で御家復興を目指すソフトバンクは2位に予想。昨季あれだけ打てなかった打線に、FAで山川穂高、そしてトレードでウォーカーを獲得したことによって「突貫工事」ながらもどうにかなるはずだ。

 問題は投手陣。エースがいないので安定感に欠ける印象を持つ。ローテーションで1人、「この人が投げたら連敗が止まる」という人がいないからこそ昨季連敗が嵩んだのだ。永らくその役目をになってきた和田毅も44歳。「無敵の若鷹軍団」は過去のものなのだ。ただ選手層はリーグトップと断言出来る。Aクラスからは落ちないはずだ。

3位:オリックス

山本由伸不在で4連覇に黄信号
 昨季の吉田正尚に続き、山本由伸も流出。投打のチームの顔が不在のオリックスは連覇こそ厳しいものの、ジェットコースターのようにストンと順位を落とすことはないだろう。

 今季オリックスが優勝をするためには山本の16勝、そしてFAで流出の山﨑福也の11勝を埋め合わせる選手がいなければいけない。これは1人では難しいだろう。だからこそ数人の若手をローテーションに組み込んで欲しいのだ。その若手については、下記のリンクを参照されたい。

4位:日ハム

優勝もあれば最下位もある
 この球団が1番難しいところだ。外国人が機能すればAクラスはもちろん、ペナントレースの独走もありえる。新庄剛志監督の下で3年間鍛錬を積んだジェームスこと野村祐希、万波中世、そして清宮幸太郎らは破壊力抜群。その中にマルティネスやレイエスといった選手たちが加わればチーム内で本塁打王争いをする打線となるはずだ。

 投手陣はFAで加入の山﨑福也で上沢直之の穴を埋められるだろうか。そして未完の大器・達孝太も3年目となりそろそろ出てくるだろう。ただどれも決め手が計算出来ない。セ・リーグに例えると中日のようなチームだ。

5位:西武

投手陣は安定も寂しすぎる打線
 5位以下はガクンと戦力に差が開いている印象だ。西武は高橋光成を中心に平良海馬、今井達也とタレント揃い。しかしながら打線が悪すぎる。「0に抑えたら負けることは無い」というのが野球の真理ではあるものの、打線が0では勝つことはできないのだ。

 まず1番の問題は4番がいない事だ。中村剛也は通年で4番を任せられる年齢ではなく、期待の渡部健人もなかなか殻を破りきれない。新外国人のアギラーは三振か本塁打という一か八かの存在なので、下位打線に起きたいだろう。となると昨年のように岸潤一郎や若林楽人が塁に出ては走るという機動力野球に徹することとなるだろう。それが機能して、ようやくAクラスと言った感じか。

最下位:楽天

何もかもが足りない
 最下位には楽天。今江敏晃監督が就任してそうそう申し訳ないのだが、投打に戦力が足りていない惨状である。

 まず投手陣。磐石だった田中将大や岸孝之に往年の力は残っておらず、早川隆久や荘司康誠といった速球派の楽しみな投手はいるものの殻を破りきれていない印象だ。打者陣は小深田大翔、小郷裕哉が塁に出て、島内宏明、浅村栄斗が還すというパターンが出来ている。しかしながら下位打線に厚みがないのもまた事実だ。捕手の安田悠馬や内野手の平良竜哉といった打撃が楽しみな若手こそいるものの、彼らが一斉にレギュラー奪取ということは難しいだろう。

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